カテゴリー「ヘンな検索語・フレーズ」の36件の記事

2009年6月 9日 (火)

値の張るマジンガーZ

 いつもの《ヘンな検索語》シリーズ。

「空にそびえる白金の城」

 あの~、ちょっと歌詞ちがってますから。「鉄(くろがね)」でしょーが。なんか、もったいなくて戦えないような超高級感があるなあ。百二十五ミリメートルのガンダムでも二千九百万円してたからな。

 でも、言われてみれば、並みの敵ロボットならたちまち腐食して崩れ落ちてしまうルストハリケーンを口から出すのなら、「白金の城」も理にかなっているっちゃ理にかなっている。超合金Zは錆びないんだろうけどねえ。



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2009年5月14日 (木)

報告書の始末書?

 おなじみ、《ヘンな検索語》シリーズだが、これにはちょっと考えさせられた──

「虚偽の報告書に対する始末書の書き方」

 そもそも、いったい全体、なにゆえにこのような検索をしているのかよくわからないが、どこかの誰かが虚偽の報告書を作成してしまい、それが発覚して組織から始末書を書くように求められている……ということなのだろうかな? 厳密に言えば、「始末書」の作成をペナルティーとして強制され得るのは公務員だけであって、民間企業で従業員に始末書を書かせるためには、その旨が就業規則にきちんと定義・明記されている必要がある。だもんだから、民間には「顛末書」という、これまたよくわからない不思議なものがあったりすることもある。なにしろ「顛末書」なのだから、事の次第を説明しているだけの文書であり、それはけっしてペナルティーではないのだが、事実上、そのような面倒なものを作らされること自体が懲罰になっているとも言えよう。

 それはともかく、すでに「虚偽の報告書」を作り提出した者が書く「始末書」に、どれほどの信憑性があり、反省の意がこもるものか、それ自体、疑問である。その始末書に虚偽があった場合、次はナニ書を書かせるのだろう? 

 虚偽の報告書の虚偽の始末書1の虚偽の始末書2の虚偽の始末書3の虚偽の始末書4を書いたやつが、これから始末書4について書くであろう始末書5が虚偽である確率はどれくらいか──みたいなことを求めるのには、近年IT屋さんのあいだで流行(ちゅうか再評価ちゅうか)のベイズ理論ってやつが有効なのかな? 「この人物が虚偽の文書を作成するのは五回に二回であるから、始末書5が虚偽である確率は五分のニである」などという妙に客観的すぎる考えかたには、あまり人は馴染めないものなのよな。そもそも「始末書5」などというものを書かされる羽目になっている時点で、「こいつが始末書5に虚偽の記述をする確率は相当高そうだ」と主観的に思うのが人情というものだろう。



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2009年2月15日 (日)

四十代以上の方ではありましょうが……

 おなじみ、《ヘンな検索語》シリーズ――

「“ムシムシ大行進” 試聴」

 どこのどなたか存じませんが、お探しになっているものが、な、懐かしすぎます

 それにしても、あんな一分そこそこ(だったと思う)の曲が、なんでまたいまだに脳の奥に突き刺さったままなのか、いやあ、あのころの子供向け短時間帯番組のテーマソングってのはインパクトあったんだよなあ。「クレクレタコラ」とか「ものしり館」とか、なんかの拍子に口ずさんだりすること、たしかにあるもんなあ。

 ♪ムシムシ~~~~~~~~~~~
        ムシムシ~~~~~~~
              ムシムシ~~~

   ムシムシ大行進!



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2008年12月23日 (火)

蓼食う虫も好きずき

 《ヘンな検索語》シリーズなんだが、今回ばかりは、さしものおれも首を傾げた――

「婆さんの腰巻画像」

 どこの誰だか知らないが、お、おまえ、なぜそんなものが見たい?

 いやまあ、おれは本の“帯”のことを、伝統を重んじて“腰巻”と呼ぶので、このブログがこのような検索にもヒットするのであろうが、それにしても世の中にはいろいろな趣味があるものである。世界は広い。ネットは広い。



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2008年11月14日 (金)

検索語にウケた

 おなじみ、《ヘンな検索語》である。今日のは、わからない人にはさっぱりわからないぞ――

「冬樹 受」

 カタギの方々は、おれのペンネームを検索しようとした人が誤入力したのかな……などと思うだろうが、これは絶対そうではない。どこかの腐女子の方が、『ケロロ軍曹』にインスパイアされた“ある種の二次創作”を求めて検索しているのにちがいない。

 えーと、おれもそっち方面の人々と親交がないわけではないが、残念ながら、このブログにはその種のコンテンツはないのであります。



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2008年10月13日 (月)

ヘンな検索語三連発

 おなじみ、《ヘンな検索語》シリーズ、三つ続けていってみよう――

「床上手 コツ」

 なにが知りたいんだ、なにが。

「煙草を吸う真行寺君江」

 なにが知りたいんだ、なにが?

「屠る 小林泰三」

 なにが知りたいんだ、なにが!?



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2008年9月14日 (日)

電脳メガネができるまでの辛抱だ

 おなじみ、《ヘンな検索語》シリーズである――

「ipod nano 老眼」

 な、なんだか身につまされる。第四世代も出たことだから、買おうかどうか検討している中年の人が、老眼でも大丈夫かどうか調べているのであろうか。あるいは、敬老の日に爺ちゃん・婆ちゃんに贈ろうと考えている若い人が調べているのであろうか。

 おれは第三世代の iPod nano を使っているが、まあ、フォントがきれいだから、そろそろ老眼がキているおれでも不自由はないよ。起きぬけとかに、しばしばものが二重に見えたりするのだが、そういうときはちとキツイね。



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2008年9月 7日 (日)

これを検索してなにが知りたいというのだろう?

 おなじみ《ヘンな検索語》シリーズ、じつに世間は広いということを、改めて実感した――

「北野勇作 アホ」

 なにが知りたくて検索しているのだ、この人は? 北野勇作に心酔していて、彼を誹謗中傷している記述を探しているのであろうか? はたまた、北野勇作がアホであるという、主に田中哲弥田中啓文小林泰三牧野修らによって吹聴されている噂の真偽を確認したくて検索しているのであろうか? はたまたまた、本人が世論調査をしたくて検索しているのであろうか? 彼はしばしば「アホ、ちゃうで」と強く主張しているので、そういうことが気になるのかもしれない。

 まあ、おれの見解としては、SFなどというものを書くには知能は高い必要があるが、ある種のアホでなければ、そもそもそんなものを書く気にはならないだろうことはたしかであって、まあ、そういう意味では、北野勇作ばかりではなく、田中哲弥も田中啓文も小林泰三も牧野修も、アホと呼ばれるに足る“歪み”を抱えて生きているにちがいない。“頭のよい歪な人々”がSF作家なのである。



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2008年6月30日 (月)

“下痢小説”なんてジャンルがあったのか……

 《ヘンな検索語》シリーズなんだけど、こ、これはたしかにヘンだ――

「女子高生下痢小説」

 いやね、これが「女子高生 下痢 小説」というのなら、まだわからんでもないよ。たぶん、『ミッションスクール』田中哲弥)のタイトルを忘れた人が、「ええと、なんだっけな、女子高生が下痢のための一刻も早く排便したいのですとか言うケッタイな書き出しの小説だったんだけどな」と悩んだ末に検索してみたのだろうと、おれも納得するわけだ。

 だけど、これはちがう。複合検索ではない。堂々と単独の検索語として「女子高生下痢小説」と検索しているのである。どこの世界に“女子高生下痢小説”などというジャンルがあるものか。そんなものを書きそうなのは、田中哲弥くらいのものである。とてもひとつのジャンルを形成し得るとは思えない。

 単に“下痢小説”だとしても、やはりジャンルになるほど作品数があるかどうかは疑問である。“下痢小説”と言われて思い浮かぶのは、筒井康隆「おれは裸だ」くらいかなあ。あなた、ほかになにか思い浮かびますか?

 かくなるうえは、出版社の方、いっそ下痢小説アンソロジーを企画してみてはいかがだろう? 下痢というのは、たしかに日常生活の中で最も存在の不条理を感じる事態である。ひょっとしておれはいま取的に追いかけられているのではなかろうかと思いながら、駅のトイレに駆け込んだ経験のある方は少なくないだろう。たかが腹具合が悪いというだけのことで、人間というものはそれで頭がいっぱいになってしまうのだ。なんともバカバカしく、そして、いとおしいではないか。案外ウケるかもしれないぞ、下痢小説アンソロジー。



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2008年6月16日 (月)

一筆啓上 業苦が見えた

 またもや、《ヘンな検索語》

「本に埋もれて死ぬ」

 あのなあ……それを検索して、なにが知りたい?

 そ、それにしても、「本に埋もれて死ぬ」のが夢だとか本望だとかいう人が、こんなにたくさんいるものなのか……。『今日の早川さん』が売れるわけだ。



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