カテゴリー「コメディ」の11件の記事

2008年5月29日 (木)

インテリジェンス

 「地球外の知性体からの信号をキャッチしたって?」
 「はい、主任。つまらないことに、なんの工夫もない電磁波で送ってきています」
 「どんな信号なんだ?」
 「ピッ、ピピッ、ピピピッ、ピピピピッ、ピピピピピッ、ピピピピピピッ、ピピピピピピピッ……と、つまらないことに、自然数をビープ音でカウントアップしていっているだけです」
 「それが自然現象でないと言い切れるだろうか? そうだな、たとえばなにかインクリメンタルな――」
 「言い切れます」
 「えらい自信だな。なにを根拠に?」
 「その、お、音が……素数のときだけアホになるのです」



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月14日 (水)

世界のナベアツにやってほしいこと

 



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月19日 (日)

『学校の階段』を観る

 あらら、もうタダでやるのかと観たのが『学校の階段』(監督:佐々木浩久/9月17日正午まで)。まあ、はっきり言って、黒川芽以松尾敏伸小阪由佳通山愛里甲斐麻美といった当世演技派アイドルたちのファンムービーなんだが、なかなかどうして面白い。秋山奈々栩原楽人森本レオといった『仮面ライダー響鬼』組(松尾敏伸も劇場版に出てるそうだけど)も脇を固めており、“怪女優”ファンにはたまらない三輪ひとみも期待どおりの不気味系主婦役で登場していて、おれとしてはたいへん見応えがあった。まあ、レオおじさんが必要以上の演技指導をしようとしていないか、ちょっと心配だけど。

 天栗浜高校なるネーミングからして異化効果抜群の高校での物語。学校の中をひたすら走りまわることに意義を見い出す“階段部”と、階段部を潰すことに執念を燃やす生徒会とのすがすがしい闘いを描く――と言ってもなんのことかわからないと思うが、まあ、いわゆる学園スポコンものを換骨奪胎してみせる平成の「部活アクション・ムービー」である。ところどころミュージカルになったりするので、たぶんタモリは嫌いだろうが、制服のままの女子高生が懸命に走る姿というのは、ただただ爽やかである。

 松尾敏伸は、歳食ってるだけだあって、こういうコメディでもさすがだ。群を抜いて光っている。よく笑い出さないものだ(まあ、笑い出したとしてもカットされるでしょうが~)。学校の中をコンピュータで監視している生徒会なんかも、古の『ねらわれた学園』風でバカバカしくて愉快だ。

 バカバカしい中にも奇妙なすがすがしさがある不思議な青春映画である。なんちゅうか、こういう形でないと、もはや現代の青春ってのは描けないのかもしれないね。



| | コメント (1) | トラックバック (4)

2007年8月 4日 (土)

いっぺん聴いてみたいもの

 「さて、『題名のない音楽会21』、今回のゲストはムーディ勝山さんです。さっそく唄っていただきましょう、

『右から来たものを左へ受け流すの歌 フルオーケストラ・バージョン』

 それではどうぞ!」



| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月21日 (火)

我乞責任者的出来!

吉本興業、中国に本格進出 喜劇制作、タレント発掘も (asahi.com)
http://www.asahi.com/culture/update/1120/020.html

 吉本の「お笑い」が中国に本格進出――。吉本興業は20日、中国の大手イベント企画会社と資本・業務提携したと発表した。人口が約13億人の中国市場を狙って共同で映画や音楽を制作、喜劇などを公演するほか、タレントの発掘も手がける。吉本は「東アジアは(芸能面でも)統一市場として発展しつつある。アジア最強のエンターテインメント企業を目指す」(吉野伊佐男社長)と鼻息が荒い。

 おお。ちゅうことは、こういうふうになるわけか?

 「可吸血? 我痒! 年齢度外視、他者依存的。茶々万歩、茶々万歩」
 「大阪名物弾弾拳撃! 大阪名物凹凹頭!」
 「我積修行於飛騨山中幾星霜、完成必殺技蟹鋏! 脱出不可能的秘技、挑脱出! 本日許容此程度!」
 「在君達、在我。謝罪臭、此再臭。行何処?」
 「謝罪遅刻謝罪夜叉!」
 「不在其的人~? 我往生~! 恥、知己、恥~」

 全部、ウソですから、信用せんように。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月17日 (金)

『逆境戦隊バツ「×」〈1〉』(坂本康宏/ハヤカワ文庫JA)

 「ぎゃっきょうせんたい ばついち」ではない。「ぎゃっきょうせんたい[ばつ]」の一巻めということである。

 はっきり言って、おれはこういうの、大好きである。日本SF新人賞佳作『歩兵型戦闘車両OO(ダブルオー)』の完成されていないハチャメチャさと、えも言われぬもの哀しさが妙に気に入っていたおれとしては、坂本康宏がこの路線で攻めてきてくれるのは嬉しい。二作めの『シン・マシン』も嫌いじゃないんだが、シリアス路線とギャグ路線とのあいだで迷っているようなところがありありと出ていて、いまひとつノリきれなかった。その点、この『逆境戦隊バツ「×」』は、吹っ切れていてなかなかいい。

 一応、世間からは優良企業と認識されている「来見(くるみ)食品」に名目だけの研究職として勤めてはいるものの、出世とは無縁で、いままでの人生でもろくなことがなかった虐げられたモテないオタクが、コンプレックスをエネルギーに(?)赤いヒーローに変身し、どうやらその会社のヒット製品研究の影の産物であるらしい怪人と闘うのである。“戦隊”というからには仲間がいるわけなのだが、その“ピンク”のヒーロー(ヒロイン)も、やはり同じ会社の人事課のお局様で、昼は会社員、夜はSMクラブの女王様というややこしい女である。ネーミングセンスの悪い社長直々の命令で、なぜか戦隊ヒーロー「クルミレンジャー」に変身する能力を備えた彼らは、社運を賭けて怪人と闘うのだっ。

 なにやらどえらいことが起こっているというのに、渦中にいる人間たちはひたすら飄々として、強靭なまでの日常性からけっして軸足を離すことがないという点では、ある意味、北野勇作作品にも通じるところがあるのだが、坂本康宏の場合、そこに、もの哀しくもいとおしい情けなさを伴った強烈なコンプレックスが入ってくる。“自虐的感情移入”が非常にしやすい(しにくいという幸福な人もいるかもしれないが……)。粗さの否めなかった文章も、この作品では、自分流のレトリックのリズムを掴んだためか、さほど気にならず、むしろ味になってきている。坂本康宏には、ぜひこの路線で行ってほしいなあ。

 一巻めではまだ謎を残したままだが、かなりSF的にしっかりした仕掛けを用意していそうな気配あり。二巻めが大いに期待できる。



| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年6月 5日 (月)

あの宇宙人の名前が知りたかった人へ 2

 2006年3月6日のエントリー「あの宇宙人の名前が知りたかった人へ」の第二弾である。ついさっきまでテレビで再放送されていた『TRICK 新作スペシャル』の影響にまちがいないのだが、このブログを検索で見つけた来訪者の用いた検索フレーズに、またまた“アレ”が増えているのだ。6月4日のアクセス解析からの該当例とアクセス件数を挙げてみよう――

「トリック  宇宙人の名前」 4件
「ウニャ  星人  トリック」 1件
「トリック  宇宙人  ウニャ  星人」 1件
「トリック  山田  宇宙人の名前」 1件
「TRICK  宇宙人  名前」 1件

 みんな、よっぽどあの宇宙人が気になるのだなあ。ほんとに商品化したらどうだろう? よし。前にも書いたけど、せっかくだから、もう一回書いておこう。山田奈緒子が友だちになったアレは、

「ウヌャニュペェィギュゥリュ星人」

 です。ウヌャニュペェィギュゥリュ星人についてしょっちゅう書く人は、今度こそちゃんと辞書登録しておこう!

 それにしてもこの『TRICK 新作スペシャル』、再放送でもやっぱり『TRICK 新作スペシャル』なのである。そういうタイトルなのだからしかたがない。今後何度再放送されても、ずっと『TRICK 新作スペシャル』なのだろう。うまいこと考えやがったな。これもトリックのひとつなんだろうなあ。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月23日 (木)

前田健に座布団三枚

 いつものように帰宅してコンビニ弁当食いながらテレビを観ていた。水曜日は『トリビアの泉』の録画を観ながら飯を食うのが習慣になっているのだが、今週は『トリビアの泉』がない。だもんで、あちこち適当にチャンネルを替えていたら、荒川静香が出てきた。だが、おかしい。スケートが下手だ。横に太い。全体に大ぶりである。なんだこれはと思い、よくよく見ると前田健だった。ものまねの特番なのだ。しっ、しかし、これは似ている。いや、似ていないが、おれの脳のパターン認識の働きがうまく騙されているような感じである。似ていないが、とても似ている。なにを言ってるんだ、おれは。

 先日、荒川静香と片桐はいりは同系の顔だなどとほざいていたけれども、前田健とは盲点だったなあ。たしかに、前田健と片桐はいりはどう見ても同系の顔だから、前田健が荒川静香をやってもまったく不思議ではない。というか、前田健はオリンピック中継と鏡を交互に見ながら「しめたっ」と思ったにちがいない。これだけ似てないのに、脳は「似てる」と反応しちゃうんだから、まことパターン認識とは不思議なものである。荒川静香と前田健とでは、ロマネ・コンティとメルロ=ポンティくらいちがうんだが……。いや、ロマネ・コンティとネグロポンテくらいちがうかもしれん。

 だけどこの前田健のものまね、荒川静香本人が観てたら怒るよな。たぶん、爆笑しながら。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年2月25日 (土)

『親指タイタニック』

 GyaO『親指タイタニック』ってヘンな映画をやってたので、「なんじゃこれは」と思いつつ、ついつい観てしまう。く、くだらねー。もちろん褒めている。原題は Thumbtanic 、登場人物(?)はひたすら“親指”ばかりである。いったい全体、こんなものを作ってなんの意味があるのか? むろん褒めている。主人公の親指が、これまた絶妙にディカプリオに似てるんだ。レオ様ファンは怒るかもしれんけどなあ。

 Stevine Odion という、どこかで聞いたような聞かなかったような名前の金髪女性歌手(というか、親指)が、主題歌 My Heart Is a Thumb を感動的に唄い上げているのが最高。ああ、くだらなかった。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2006年2月13日 (月)

重い検索語

 先日のエントリー「なにを求めて、人はさまようのか」で、このブログを発見した人が用いた奇妙な検索語に驚いていたおれであったが、今日また(正確には昨日だが)、不思議な検索語を発見した。

「人生の意味」

 そ、そんなものを検索エンジンで探されても困る。ましてや、おれのブログに来てもらっても困る。どちらかというとここは、そういうものを見つけるには最も不適切な場所ではないかという気がするんだが……。

 まあ、「人生、宇宙、すべての答え」だったら、「42」だと答えてあげることはできるけどなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年2月 6日 (月)

『超妹大戦シスマゲドン(1)』(古橋秀之/ファミ通文庫)

 ある人に薦められて読んでみたのだが、ものすごい世界があるんですなあ。たぶん“妹萌え”の人にはたまらんのだろうと思うが、おれは残念ながら妹萌えな人ではない。なにしろ、おれの妹はもう四十を超えたおばはんだ。統計的データではないが、どうやら現実に妹がいる人には、妹萌えがわからない人が多いようだ。

 どういう話なのか説明しようとすると胃が痛くなってくるので、概略が掴みたい方は、著者本人のサイト「高橋メソッドによる『超妹大戦シスマゲドン』の宣伝」というのがあるから、そちらをご覧いただきたい。見てもやっぱりわからないかもしれないけど。

 それはともかく、古橋秀之といえば、おれ的には“『サムライ・レンズマン』を書いた人”という認識であって、こりゃあタダモノではないとは思っていたのだが、こういう方面でもタダモノではなかったのだなあ。ドタバタというよりは、ハチャハチャに近い。最初、頭痛がしてくると思うが、半分くらい読むころには脳が麻痺して、なんだか心地よくなってくる。おれの世代の人なら、『マカロニほうれん荘』のノリに通じるテンションだと言えば、感じは掴んでいただけるだろうか。だいたい、ファミ通文庫なんだから十代の読者を想定しているはずなんだけども、どう考えても想定読者層には通じないであろうギャグが連射される。本人もかなり楽しんで(というか、悪ノリして)書いてるのだろう。「チキチキシスター猛レース」って、あのね……。まあ、最近は、映像作品に関しても“同世代”という概念が崩れてきているから、もうそういう意味での読者層なんてものを想定する必要はないのかもしれない。『怪奇大作戦』を観て岸田森のファンになった」とか『妖怪伝 猫目小僧』の“ゲキメーション”って斬新」とかいう若い人だっておりますからなあ。

 けっして万人にはお薦めはしないが(十人くらいにならお薦めするかもしれん)、たまには自分の単調な読書生活の殻を破ってみたい(?)という立派な悪ノリ好きの大人なら、自己責任でお読みになってみるのも後学のためにはよろしいのではないかと……。

| | コメント (2) | トラックバック (0)