カテゴリー「コメディ」の17件の記事

2012年2月11日 (土)

未来人たちがそんなにお人よしだとは思えない

 クライオニクスcryonics 人体冷凍保存)ってやつがありますわな。自分が死んだあとにも遺体を冷凍保存しておいて、遠い未来の科学技術で復活させてもらおうというやつだ。現代の医学では治療できない病気に冒された人を冷凍保存しておいて、未来の進んだ医学で治療してもらおうという試みも含む。『ブラック・ジャック』にもそんな話がありましたよね。「未来への贈り物」だっけか。

 このクライオニクス、アメリカなどでは歴とした商売にもなっている。お金持ちは遺体をまるごと冷凍保存するわけだが、貧乏人(?)のためには、脳だけ冷凍保存するコースなどがあったりする。なにしろ未来のことだ。脳だけでも保存してあれば、記憶や人格を再構成して、なんらかの媒体にロードして“走らせる”ことが可能になっているにちがいない――と、ナイーヴに信じることができる人たちが、こういう会社と契約するのだろう。有名どころでは、SF評論家・作家のチャールズ・プラットが、不思議なことに、クライオニクスに本気で取り組んだりしている。

 でもなあ、おれにはこんなもの、とんでもなく愚かなファンタジーだとしか思えない。

 だって、考えてもみてほしい。いまから、千年か、五千年か、二万四千年かのちの世の人たちが、二十世紀や二十一世紀に交わされた商取引契約に則って、なにが哀しゅうて、むかしの人間を蘇らせにゃならんのだ? たとえそういう技術が確立していたとしても、勝手に未来に先送りされた厄介な問題を、未来の人たちがわざわざ律儀に解決せねばならん義理などあるものか。

 そう考えると、いまクライオニクスの会社と契約して、いつか復活させてもらえるかもしれないと未来に希望を託している人たちの“遺体”など、当の未来人たちにとっては、使用済み核燃料みたいなものである。

 未来人たちは言うだろう。おまえらのファンタジーを勝手に未来に押しつけるな、と。こんなものを保存するために、貴重なエネルギーを使ってきたのか、と。おまえらのせいでこんなとんでもない未来になっているというのに、未来の超技術で生き返らせてもらおうなどと虫のいいことを考えていたやつらの“遺体”が、こんなにたくさん冷凍保存されているとは、バカバカしいことおびただしい、と。

 そこで、彼らは気づくのだ。

 待てよ……使用済み核燃料とちがって、これはこれで、貴重な蛋白源だ、と。


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2010年11月14日 (日)

朝日新聞名古屋本社の神田大介記者、M-1出れば?

「内部告発はマスコミ使って」 朝日記者ツイートに異論続々 (J-CASTニュース)

http://www.j-cast.com/2010/11/12080758.html

 尖閣ビデオのネット流出に危機感を持ったという朝日新聞の記者が、ツイッターで、内部告発のマスコミ利用を呼びかけている。「ネットを使うと足が付いてしまう」と主張する一方で、マスコミはネタ元保護にノウハウがある、などのメリットを挙げている。しかし、ネット上では、異論が相次いでいる。

 いやもう、このところ、どんなお笑い番組以上に、この記事には大爆笑してしまったよ。朝日新聞の記者ってのは、どこまでおめでたいんだろうね。お坊ちゃんとしか、言いようがないよね。いわゆる“記者クラブメディア”が、国民にそこまで信用されているとでも思っているんだろうか? 先日、古舘伊知郎が、尖閣映像がまずネットに流れたことに「くやしい」とか言ってたときにも、おれはテレビを観ながら、転げまわってケタケタ笑っていたんだが、古舘にしろこの記者にしろ、なんなんだよ、この“上から目線”はよ?

 あのなー、あんたらのメディアのほうが、もはや凋落しつつあるのだよ。そんなこともわからんのか? あんたらのメディアのいまのエライさんたちは、官房機密費もらって、ジャーナリストのふりして、ずっと政府の犬として情報操作してた人たちなんじゃないの? なにをいまさら、バカなことを言ってるんだ、神田大介さん。そんな、まるでジャーナリストみたいな問題意識があるんなら、とっとと朝日新聞なんか辞めて、フリーとして活動しなさいよ。

 百歩譲って、どうしても新聞にタレ込むとしたら、おれなら、ちゃんとしたジャーナリズムを叩き込まれている The New York Times とか、アメリカの新聞にタレ込むよ。常識だろ、そんなの、神田さん。日本の大新聞にタレ込んでも、そんなの、政府にタレ込んでるのと一緒だよ、神田さん。握り潰されちゃうよ。


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2009年12月27日 (日)

『ようこそ桜の季節へ』(桜/よしもとアール・アンド・シー)

 コンビとしての「」、最初で最後のDVDである。お断りしておくと、おれはこれを“お笑い”のDVDとして万人にお薦めしているわけではない。桜のファンか、稲垣早希のファンか、増田倫子のファンでもないかぎり、“こういう世界”にぜーんぜん縁のない方にはお薦めできない。ま、たぶんここを読んでいるような方々は、“こういう世界”の住人であるとは思うが……。あと、お薦めできる人といえば、そうだなあ……天津・向か。あると思います(それはちがう、それは)。

 彼女らの“エヴァ漫才”はテレビやネットでさんざんおなじみであるとは思うけれども(え? ご存じない? 不憫やなあ……)、このDVDはエヴァ漫才メインではない。「へー、こんなのもやってたんだ」と、いまさらながら惜しいコンビだったのだなと気づかされる。まあ、はっきり言って、学芸会みたいなとこもあるが、“こういう世界”が好きな人にとっては、そんなことは気にならないのである。

 稲垣早希はもはや全国区であるが、このDVDを観ると、増田倫子のボーイッシュな魅力に改めて気づく(関西の人以外でも)。増田は本来得意なダンスに打ち込むために「桜」を“卒業”するということで、お笑いをやめるのは惜しい気がする。

 京橋花月でのライブ「桜の季節 ~2分咲き~」に加えて、小ネタ、ロケネタを集めた「桜の冒険」を収録。関西人にしかわからんネタもあるけどね。「稲垣早希のやってみよう!」では、稲垣が太巻きでサキエルを作るという、わからない人にはさっぱりわからないネタが展開され、「増田倫子のやってみよう!」では、ゴルフ好きの増田がいろんなものを片っ端から打ちっぱなしでひっぱたき、どれくらい飛ぶかを試す。「ベリーダンスでセクシー早希ちゃん」「ロケみつ」ファン必見。ブログ旅の入浴シーンを除いては、おそらく稲垣早希最大露出なんだが、あんまりエロくないのが不思議。むしろ、増田倫子がメイドカフェで働かされる「メイドでプリティー倫ちゃん」のほうがよっぽどエロいのであった。

 コンビとしての活動期間が短かかった「桜」を見ていると、かつての「トゥナイト」をおれは思い出す。しずか引退後のなるみは、いまではすっかりベテランのお笑い人として大成しているんだから、早希ちゃん・倫ちゃんにも、それぞれの道で大成してもらいたいものである。今後、「桜」みたいな若い女のコの漫才コンビが増えてくるんだろうなあ。

Sakura_photo1_2 「初回プレス限定封入特典」として、「桜」の生写真(五種類の中から一枚をランダムに封入)が付いている。おれは、こんなのが当たりました。



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2008年12月25日 (木)

貴族が食いそうにないんだが……

 髭男爵がネタに入る前に必ず言う「貴族のお漫才」ってのが、おれにはなぜかいつも「貴族のおばんざいに聞こえてしまうのである。やっぱり長年京都に住んでるからかなあ。

 しかし、おれは京都市内に四十ニ年強住んでいるが、自分が“京都人”である気が、いつまで経ってもしない。不思議だ。これはたぶん、おれが東京で生まれて三歳まで東京に住んでいて最初に憶えた言葉が東京弁であったからではない。“京都人”というのはアメリカ大統領みたいなもので、アメリカで生まれていないとなれないもののような気がする。キッシンジャーなんて、立派なアメリカ人なのだが、アメリカ大統領にだけは絶対になれない。アメリカで生まれていないからだ。まあ、京都人というのは、そういうものなのだろう(たぶん、“名古屋人”もそうだ)。おれはきっと何年京都に住もうが、けっして京都人にはなれないにちがいない。おれは自分が“関西人”であると自信を持って言えるが、絶対に京都人ではないのである。♪さいでんなー、ほーでんなー((C)嘉門達夫)。

 そんなおれですら、「お漫才」などという不自然な言葉を聴くと、反射的に「おばんざい」が浮かんでしまう。京都人じゃないのに。習うより慣れろ(なんか使いかたがちがう)ということか。きっと、京都近辺の人はみんな、髭男爵の漫才を観るたびに、頭の中で「貴族のおばんざい」と聞いているんだと思うなあ。



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2008年12月15日 (月)

『ハッピーマンデー』(鳥居みゆき/Victor Entertainment,Inc.)

 いっぺん観てみずばなるまいとは思っていたが、とうとう買っちゃったんだよね。率直な感想を述べるとするなら、こ、こぇえ~

 どう怖いかというと、一度これを観てしまうと、もう二度とモダンホラー映画をまともに観られなくなるのではないかというところが怖い。このDVDを観てしまったが最期、おれはもう、これから『女優霊』とか《リング》シリーズとか《呪怨》シリーズとか《富江》シリーズとか『感染』とか『CURE キュア』とかをもっぺん観たとしても、大爆笑してしまうのではないかと思う。それがとてつもなく怖い。

 テレビやら GyaO やらで観る鳥居みゆきは、まだまだ生温いのだなあと思わされた。なるほどね。そりゃまあ、このレベルのものはテレビではできんわ。ある意味、観ておいてよかった。でも、上記の理由で観なければよかったとも思う。

 おれのお気に入りは、「妄想妊婦」「ひきこもり」「水子供養」。テレビ等でおなじみの「まさこ」ネタは、本篇じゃなく、特典映像での“おまけ”扱い。鳥居みゆきの本領は、テレビ向きではないということなんでしょうな。それにしても、DVDですら「ピー」とモザイクが入るネタ(「水子供養」)ってなによ。まあ、「ピー」とモザイク自体がギャグであることはわかるのだが、“素”で観てみたいな、これ。

 「鳥居みゆきに100の質問」、SFファン的に大爆笑したのは、「目の前に宇宙人が! あなたならどうする?」「われわれは、地球人だ!」 そうそう、それ、絶対やってみたいと思ってたんだよね、おれも!

 「ひきこもり」いいねー。「六年前、アコムのCMのオーディションで最終まで鳥居みゆきと残って結局選ばれた小野真弓めー! 歯並びさえよければー! 実話だよー!」にはのたうちまわって大爆笑。そうなんだよなあ、それは知ってる知ってる。思えば、そのとき鳥居みゆきが残らなくてよかったよ。残ってたら、おれたちは小野真弓と鳥居みゆきの両方を失っていたかもしれないのだ。アコムの人、広告代理店の人、えらい!

 いや、おれもね、鳥居みゆきには GyaO で出はじめのころから興味あったから、いろいろ調べてはいたんだよ。お笑いデビュー以前のお色気映像とかも探し出して観たよ(アニメ『ブラック・ジャック』の番宣CMのころは、かなりいまのキャラに近づいていたが……)。たしかに、あのような狂人メイクでなければ、美人モードの鳥居みゆきは、小野真弓と張り合ったと聞かされても、まったく不思議ではない。というか、あのCMは小野真弓でよかったと思うが、小野真弓の“そのへんにいる、同僚だったらいいなという可愛さ”とは異なる次元で、一般的にどっちが“美人”かと言われれば、そりゃ断然、鳥居みゆきだろう。

 ま、美人かどうかというのはこの際あんまり問題ではないが、鳥居みゆきの藝は、鳥居みゆきが十人並み以上の美人でなければ成立しないという面もたしかにある。あれは美人だから怖いのである。そこに気がついてこういう藝風を創り上げたのはすごいと思う。こういう美人の活かしかたもあるのよなあ。たとえば、ハリセンボンはるか(も、素でそのへん歩いてたら美人のほうだとおれは思うけど)が鳥居みゆきの真似をしたとしてもあんまり怖くはないと思うが、菅野美穂が鳥居みゆきの真似を本気でやったら、これはかなり怖いと思うぞ。というか、“可愛い”という要素を抜きにして、菅野美穂と鳥居みゆきとどっちが美人かと言われたら、おれは鳥居みゆきに軍配を挙げる。

 というわけで、「私はけっこう美人だと思う」とか、「とびきりじゃないかもしれないけど、率直に美人だと思う」とか内心思っていて、人にも言われるような女性は、檀れいとか吉瀬美智子とかと同じ土俵で戦うのは無理だとあきらめずとも、鳥居みゆき路線の“活かしかた”というのもあると思うぞ。もっとも、鳥居みゆきと同じようなことやっても、二番煎じにすぎないけどな。

 いやしかし、地上波テレビやネットで観る鳥居みゆきを侮っていたな。狂人キャラをいつまでも続けられるとは思わないが、そのうち脱皮して、イッセー尾形クラスのアーティストになれる素質があるのではないか、この人は。



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2008年8月10日 (日)

「あんたバカぁ?」な夏休み

 このところ観ていなかった『溜池Now はミッドタウンにお引越ししました』をまとめて観たのだが、第61回~第63回「ギザ細かすぎて伝わらないアニメものまね選手権」には驚嘆した。『溜池Now』の最高傑作のひとつだろう。どこかの番組のパクリとはいえ、これを企画したやつはえらい。テレビでやったとしても、絶対スポンサー付かねーよ。ウェブの媒体特性を最大限に活かした企画でありましょう。

 アマチュアのヲタな人や、本職の(あんまり売れてない)ヲタ芸人たちが、アニメネタのやたら細かいものまねをやるのだが、まあ、このブログを読んでいるような人には、かなりウケるであろうこと請け合い。

 おれがとくに気に入ったのは、 稲垣早希」って人。おれは知らなかったんだが、Google で検索してみると、ちょうどおれを検索したのと同じくらいのヒット数といった知名度で、よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪本部所属の芸人である。ひたすら『新世紀エヴァンゲリオン』ネタをやっているらしい。信じられないほど惣流・アスカ・ラングレー宮村優子)に声が似ているが、レイシンジをやってもすばらしい。「桜」というコンビ(ブログはこちら)で“エヴァ漫才”をやっているらしく、蛮勇というかなんというか、コンビでM-1ピンでR-1に出場したりしている。あのー、こういうネタやってるかぎり、絶対メジャーにはなれないとは思うんだが、少なくともおれは好きだよ。むかし、宮村優子の声でしゃべるルータという、いったいどういう層をターゲットにしたのかよくわからない商品があったものであるが、いまあのルータが復刻されたとしても、稲垣早希なら充分ミヤムーの代役が務まるよ。ルータがしゃべる程度の音質なら、まず聞き分けられないと思う。

 ただ、「私、ロンギヌスの槍でスパゲッティー食べたことあるわ」というネタには異議あり。おれはロンギヌスの槍で羊羹を食ったことならある。あれって、和菓子類によく付いてくるじゃんか。柄はちょっと短いけどさ。

 必ずしも一般の方々にはお薦めしないが、おれは稲垣早希のネタ、もっと観たいなあ。不特定多数向けにやるネタじゃないだろうけどねえ。『溜池Now』で岡田斗司夫が評していたように、SF大会ガイナックスの忘年会でなら、熱狂的にウケると思うけど……。

 まあ、むかしなら、こういう芸人が乗る媒体がそもそもなかったわけだが、いまはインターネットがあるから、“特異すぎる才能”を発揮できる場所ができてきてはいるんだよね。アマゾンなら「本で419,757位」に来るといった才能だ。「ロングテールなんて大嘘だ」という議論もあるけれども、やっぱり個々の利用者にとってみれば、ロングテールに手軽にアクセスできるって状況は、非常にありがたいんだよねえ。

 しかし、夏休みだからといって、朝方に酒飲みながらこういうものを観てのたうちまわって笑っているというのは、われながら人としていかがなものかと思うことは思うけれども、これもゼーレのシナリオどおりなのかもしれん。




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2008年5月29日 (木)

インテリジェンス

 「地球外の知性体からの信号をキャッチしたって?」
 「はい、主任。つまらないことに、なんの工夫もない電磁波で送ってきています」
 「どんな信号なんだ?」
 「ピッ、ピピッ、ピピピッ、ピピピピッ、ピピピピピッ、ピピピピピピッ、ピピピピピピピッ……と、つまらないことに、自然数をビープ音でカウントアップしていっているだけです」
 「それが自然現象でないと言い切れるだろうか? そうだな、たとえばなにかインクリメンタルな――」
 「言い切れます」
 「えらい自信だな。なにを根拠に?」
 「その、お、音が……素数のときだけアホになるのです」



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2008年5月14日 (水)

世界のナベアツにやってほしいこと

 



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2007年8月19日 (日)

『学校の階段』を観る

 あらら、もうタダでやるのかと観たのが『学校の階段』(監督:佐々木浩久/9月17日正午まで)。まあ、はっきり言って、黒川芽以松尾敏伸小阪由佳通山愛里甲斐麻美といった当世演技派アイドルたちのファンムービーなんだが、なかなかどうして面白い。秋山奈々栩原楽人森本レオといった『仮面ライダー響鬼』組(松尾敏伸も劇場版に出てるそうだけど)も脇を固めており、“怪女優”ファンにはたまらない三輪ひとみも期待どおりの不気味系主婦役で登場していて、おれとしてはたいへん見応えがあった。まあ、レオおじさんが必要以上の演技指導をしようとしていないか、ちょっと心配だけど。

 天栗浜高校なるネーミングからして異化効果抜群の高校での物語。学校の中をひたすら走りまわることに意義を見い出す“階段部”と、階段部を潰すことに執念を燃やす生徒会とのすがすがしい闘いを描く――と言ってもなんのことかわからないと思うが、まあ、いわゆる学園スポコンものを換骨奪胎してみせる平成の「部活アクション・ムービー」である。ところどころミュージカルになったりするので、たぶんタモリは嫌いだろうが、制服のままの女子高生が懸命に走る姿というのは、ただただ爽やかである。

 松尾敏伸は、歳食ってるだけだあって、こういうコメディでもさすがだ。群を抜いて光っている。よく笑い出さないものだ(まあ、笑い出したとしてもカットされるでしょうが~)。学校の中をコンピュータで監視している生徒会なんかも、古の『ねらわれた学園』風でバカバカしくて愉快だ。

 バカバカしい中にも奇妙なすがすがしさがある不思議な青春映画である。なんちゅうか、こういう形でないと、もはや現代の青春ってのは描けないのかもしれないね。



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2007年8月 4日 (土)

いっぺん聴いてみたいもの

 「さて、『題名のない音楽会21』、今回のゲストはムーディ勝山さんです。さっそく唄っていただきましょう、

『右から来たものを左へ受け流すの歌 フルオーケストラ・バージョン』

 それではどうぞ!」



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