カテゴリー「フィットネス」の20件の記事

2009年11月24日 (火)

風呂に入る前に腹筋運動をするメリット

 おれは風呂に入る前に腹筋運動をするのを習慣にしている。十分であろうが十五分であろうが、やらないよりはましなのであって、意志力が続かないおれのような怠惰な人間は、とにかくなんであれ習慣にしてしまうようにすればよいのだということは、さすがにいままでの人生で学んでいるのである。

 ではなぜ風呂に入る前に腹筋運動をするのか? じつに単純なことなのである。説明しよう。

 まず、腹筋運動をする際には、上半身裸になることが必須である。これはもう、絶対に裸にならなくてはいけない。

 「ああ、知ってる知ってる。筋トレってのは、鍛えるターゲットになる筋肉がちゃんと動いているか、確認しながらやるほうが効果が上がるんだよね。たいていのフィットネスやら筋トレやらのサイトにはそう書いてある」

 ……いやまあ、それもあるが、それは裸になる主たる目的ではないのだなあ。

 上半身裸になって腹筋運動をするとだな、汗ばんでくると、背中に埃やら髪の毛やら、床に落ちているゴミがいろいろとくっついてくる。おれの場合、カーペットの上でやっているので、それはもう、ゴミが取れる取れる。どうせ腹筋運動をするなら、床の掃除もいっぺんにやってしまおうという魂胆なのである。自分の裸の背中をクイックルワイパー代わりに使えばよいのだ。

 でもって、ひととおりメニューをこなすと、背中が埃だらけになる。なあに、かまうものか、これから風呂に入るのだ。

 ――というわけで、腹筋運動は上半身裸で、風呂に入る直前にやるのが合理的であるという結論にたどり着いた。われながら、すばらしいアイディアだ。

 筋トレなんてものは、ただやっていると、あまりの非生産性に落ち込んでくるものである。ただただ運動するなんて、なんて時間の無駄遣いなのかと、どんどんアホらしくなってくる。であるからして、ついでに掃除をすることにすれば、筋トレの虚しさが多少なりとも緩和されるというものだ。

 これはおすすめ。もっとも、上半身裸のままで、廊下やら台所やらを背中で拭いてまわるようになるといくらなんでもこれは本末転倒なので、せいぜいあまり掃除をしていない部屋で腹筋運動をするように心がける程度にしておいたほうがよいと思う。



| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年4月 4日 (土)

命あっての物種だね

松村邦洋さん退院、「マラソン、やせたら再挑戦」 (asahi.com)
http://www.asahi.com/showbiz/news_entertainment/TKY200904030264.html

 今年3月の東京マラソンの出場中に倒れ、一時は心肺停止状態になったタレントの松村邦洋さん(41)が3日退院し、都内で会見を開いた。後遺症もなく、近く仕事に復帰するという。心筋梗塞(こうそく)と診断されたことを明かし、「芸能界の寿命より本当の寿命が大事」と語りながら、体重を落とすことを誓った。
 松村さんの体重は約100キロ。「マラソンはしたいが、皆に迷惑をかけた。65~70キロになったら再挑戦を考えたい」と語っている。

 いやあ、いいんじゃないの。「芸能界の寿命より本当の寿命が大事」ってのは名言ですなあ。明石家さんま「生きてるだけで丸儲け」と言っている。さんまの名言は、おれの座右の銘でもある。そうだよ、べつにおれは、“デブキャラ”としての松村が好きなわけじゃない。松村ほどの藝があれば、デブだろうがヤセだろうがやってゆけると思うよ。

 それにしても、65~70キロとは大きく出たな。おれがいま60~61キロなんだぜ。おれの人生最高記録が70キロだ。そこまで落とした松村の姿は想像もできないが、案外イケメンだったりしてな。わからんぞ~。彦麻呂だって、かつてはイケメンアイドルだったわけだからな。“逆彦麻呂”を狙うのも、マーケティング的にはアリかもしれん。



| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年8月20日 (水)

いける! 「サラダをおいしく食べるお酢」

 たまには新鮮な野菜を食わんといかんなあと、コンビニででかいサラダを買って帰る。高いけどな。時間も買っているわけだ。

 そういえば、先日近所のディスカウントスーパーで大量に安売りしてたのを試しに買ってみた「サラダをおいしく食べるお酢 さっぱりリンゴ酢」ミツカン)ってのがあったっけと、初めて使ってみた。

 おおおお。

 全然問題ないじゃん。というか、掛け値なしにうまいじゃん。低カロリーなうえに塩分も少なく、いいことずくめだ。酢ってのは嫌いな人はとことん嫌いみたいだから、万人にはお薦めできないが、酢が好きな人は試してみる価値は充分にあると思う。まあ、おれなんかは黒酢を生(き)のまま飲んでも平気なタチで、酢のものの最後に溜まった酢も人前でだって飲んでしまうくらいだから、このドレッシング(というか、要するに酢)はおれのためにあるような商品である。このドレッシング(だから、酢だって)のいいところは、最後にサラダの容器の底に溜まったやつを、なんの気後れもなしに飲み干せる点だ。酢の苦手な人はそこまでせんでもいいけど。

 そうかー、サラダに酢だけをかけて食うかあ。盲点だったな。バルサミコ酢などは、サラダにかけて食うという人がけっこういるみたいだが、そんなハイカラなものは冷スパくらいにしか使わないからなあ。なんにせよ、油や塩は摂り過ぎるとろくなことがないのはたしかだが、酢の飲み過ぎで病気になったって人はあんまり聞かんもんな。ま、程度問題だとは思うが。

 こいつは気に入った。今度安売りしてたらまとめて二、三本買っとこう。同シリーズの「サラダをおいしく食べるお酢 まろやかトマト酢」ってのも試してみよう。企画力の勝利だな、これは。おし、これからは、サラダには酢だ。




| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年6月17日 (火)

未来のレコーディングダイエット

 将来、“暗記パン”のテクノロジーを応用し、なにかを書き留めるとそれをすっかり忘れてしまう“忘却ノート”が発明されるのである。記憶したことが、書くことによって脳からノートに移ってしまうのだ。

 これさえあれば、痩せすぎなど怖るるに足らん。食べたものをいちいち全部“忘却ノート”に書き留めるようにすれば、一年間で五十キロの増量も夢ではないぞ。



| | コメント (5) | トラックバック (0)

2008年4月30日 (水)

連休中に自分に課す単純なルール

  (1)食ったら運動する。
  (2)運動したことを理由に食ってはいけない。

 (2)がないと、人間、結局は食うほうが多くなるということを学ぶほどには、おれは馬齢を重ねてきた。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月16日 (水)

朝メガ、昼メガ、夜メガ

 最近マクドナルドがものすごいテレビCMを流している。「♪朝メガ~、昼メガ~、夜メガ~」って、あのな~。

 つまり、朝はメガマフィンを食い、昼はメガマックを食い、夜はメガてりやきを食うことを推奨(?)しているかに思えるのだが、当のマクドナルドのサイトで試算してみると、メガマフィンは695キロカロリー、メガマックは768キロカロリー、メガてりやきは900キロカロリー、しめて、2,363キロカロリーである。成人男性の一日の摂取カロリーは、いろいろ説はあるが、まあ、ざっくり2,000~2,500キロカロリーあたりである。おれなんかは、あんまり動かない仕事なので、1,800~2,000キロカロリーくらいに留めている。おれの基礎代謝は、だいたい1,400キロカロリーである。

 つまり、メガマフィン、メガマック、メガてりやきを食ったら、少なくともカロリーベースで考えるかぎりは、その日はほかになにも食わなくてもよい、というか、食ったらあきらかに肥るということだ。

 そりゃまあ、おれもマックのハンバーガーは嫌いではない。じゅるじゅると肉汁の滴るメガマックをときには楽しむこともある。が、「朝メガ、昼メガ、夜メガ」は、さすがにやったことがないし、やろうとも思わない。

 マクドナルドも商売ではあろうが、これは国策に真っ向から敵対しようというCMなのではあるまいか。おれは、個々人が肥っていようが痩せていようが、そんなことに国が口出ししてくることには反対だが、おれ個人は肥っている自分を好まない(他人は知らん)。なにより、階段昇ったりするのがしんどいからな。

 とはいえ、いくらなんでもこれは、あまりにものすごいCMではありますなあ。「朝メガ、昼メガ、夜メガ」のカロリーの合計が、それらのみを食うとしたら必ずしも食べすぎとはいえないあたりに留められているところに、マクドナルドが思い切ってこのようなCMを打つことを是とした計算が秘められているように思える。要するに、このCMは、「ほかにはなにも食うな」と暗に言っているわけである。

 たしかに、毎日この三つだけを食い続けるとしたら、存外にバランスはいいかもしれないよなあ。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月13日 (日)

百貫目のサル

エサもらい放題…気がつけばメタボ猿 「虐待」の声も (asahi.com)
http://www.asahi.com/life/update/0412/OSK200804120060.html

 大阪府堺市が管理する大浜公園(同市堺区)の猿山に住むアカゲザルが、集団肥満に陥っている。常駐する管理人も金網もないため、見物客から餌をもらい放題になっているのが原因らしい。おなかはだらんと垂れ下がり、ついたあだ名は「メタボ猿」。市大浜公園事務所は昨年からダイエット食に変えたが、焼け石に水だ。専門家からは「劣悪な管理が原因で、虐待だ」との指摘もある。
 「デブざるだ。乳牛みたい」「おなかに赤ちゃんがいるのかな」。子どもたちが歓声をあげる中、猿たちは膨らんだおなかを揺らしながらのっしのっしと歩く。10年以上世話を続けている職員は、「妊娠ではありません」。

(中略)

 だがダイエットは思うように進まない。猿山の周りには「害になる食べ物を与えないこと」と書かれた看板が四つあるが、毎日10~20人がパンや菓子を投げ与えている。近所の女性は、朝食の残飯やバナナ、かりん糖、ピーナツなどをやるのが日課という。「大きな猿に餌を取られる小さな猿がかわいそうで」
 日本モンキーセンター(愛知県)の加藤章園長によると、10年ほど前から猿山の周囲を透明なプラスチック製の壁で覆って餌を投げ込めないようにしたり、専用の餌を限定販売したりと見物客の餌やり対策が進んだ。「まだそんな管理をしている公園があったとは。無制限に食べ物が与えられる状況を放置しているのは明らかな虐待。早く手を打つべきだ」と忠告する。

 ひええ、こっ、こりゃすごいな……。それにしても、サルが肥ると不格好だねえ。

 サルにラッキョウの皮を剥かせるとなんとやらとか、オナニーを教えるとなんとやらとかいった話は俗によく語られるのだが、人間の食いものを際限なく与えるというのも同じような話なんだろう。こりゃたしかに管理も悪いが、「かわいそう」だとかなんとか言って餌を与える見物客のマナーも悪いよ。見物客というものはいくら注意しても理解できない阿呆であるということを前提にして管理するのがプロの管理というものなのかもしれないが、むかしから驚異的な識字率を誇るわが国で、それもなんだか悲しい話である。

 そもそも、記事のとおりだとすると、その看板って、日本語おかしいだろ。「害になる食べ物を与えないこと」って、いったいどういう意味だ? 農薬の入ったギョーザとかを与えるなという意味なのだろうか? だいたい“害になる食べもの”をわざわざ持ち歩いている見物客なんているんだろうか? 飼育係以外が勝手に食べものを与えることが害になるからやめてくれと伝えたいのであれば、単に「食べものを与えないでください」と書けばいいだけの話ではなかろうか? 不可解なこと、このうえない。「誰でもいいから皆殺し」に匹敵する奇ッ怪な日本語表現である。

 まあ、近年、ここのサルみたいな人間の幼児をしばしば見かけるよなあ。子供がうまそうにものを食っているところを眺めるとたしかに癒されるし、子供が欲しいと泣けば食わせたくなる気持ちもわからんではない。が、そりゃ大人側の都合だ。子供はまだ十全に“人間”ではないのだから、食いものの質や量を親が管理してやるしかない。ギャル曽根みたいな特殊な体質の人ばかりではないのだ。この公園のサルが“虐待”されているのだとしたら、どう見ても虐待されているとしか思えないほど肥っている幼児の親も、然るべき筋が指導すべきだと思うぞ。例のメタボ検診とやらいう大きなお世話の制度は、むしろ子供に適用すべきだ。大人は、なんだかんだ言っても、つまるところ自分の意志で肥ったり痩せたりしているわけであって、むしろ自分でコントロールできない子供こそ、バカ親の虐待(?)から護ってやるべきではなかろうか?



| | コメント (5) | トラックバック (0)

2008年3月31日 (月)

ありがたい値上げ

 醤油の値上げってのはけっこう痛いが、なあに、the bright side of life を見よう。うんと薄味にすればよいのだ。醤油をかけるときに値段を意識するようにすれば、おのずと塩分の摂りすぎが防げる。健康にもよい。新幹線の禁煙席しか取れなかったときに、「ああ、これで少なくとも二時間くらいは禁煙できる」と、ちょっと嬉しくなるのと同じようなものだと考えればいいいのだ。どうだ、まいったか。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 3日 (月)

ふくらはぎを鍛えると靴下が長もちする?

 いや、べつに科学的に証明したわけではないのだが、なーんとなく主観的にそんな感じがするのだわ。

 一時、七○キロにまで肥ってしまったものだから(おれは身長一七○センチである)、一念発起して意識して運動をし、六三キロまで下げた。その後、六五キロ前後をふらふらとさまようあたりで体重をキープし、十八パーセントから二十二パーセントあたりの体脂肪率をふらふらとキープしている。暇を見つけては、ダンベル振りまわしたり、腹筋運動をしたり、カーフレイズしたり、スクワットしたり、エスカレータをできるだけ使わず階段を昇るようにしたり、階段を昇る際にも踵を着かずに一段とばしで昇るようにしたりしていると、そこそこ筋肉というのはついてくるもので、ふくらはぎもむかしより太くなった。

 で、感じるのは、靴下がずり落ちにくくなったということなのである。ふつう、ふくらはぎが太くなると、靴下はずり落ちやすくなるのではないかと思うのだが、どうやらちがうらしい。ふくらはぎが細いと、ゴムがちょっと緩んだだけで、靴下は容易にずり落ちはじめる。が、ある程度ふくらはぎが太くなると、多少ゴムが緩んでも摩擦が大きいままキープされ、靴下がずり落ちにくくなるようなのである。対照実験をしたわけじゃないから、科学的な言説ではないのだが、あくまで主観的にはそんなふうに感じるのだ。

 もしこれが正しいとするなら、ふくらはぎを鍛えると靴下が長もちするようになると言えるのではあるまいか? 上等の靴下はどうかしらんが、おれが買うようなのは“三足、四足まとめていくら”みたいなのばっかりである。すぐゴムが緩む。だが、意識して運動するようになった以前と比べると、安物の靴下でも脚にへばりつく保持力が高まったような気がするのである。その結果、靴下が長もちするようになったと、主観的には感じられるのだ。同じように感じている人はいませんかねえ?

 ただし、以前より正座がしにくくなったというのも、また感じるところではあるのだが……。



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年8月25日 (土)

人生いろいろ、身体もいろいろ

「プーチンのようになろう」 ロシア紙が肉体改造特集 (asahi.com)
http://www.asahi.com/international/update/0824/TKY200708230345.html

厚生労働副大臣のメタボ退治ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/metabo/index.html

レコーディング・ダイエットのススメ
http://putikuri.way-nifty.com/blog/

 この三つを比べてみると、なにやらいろいろフクザツな思いが心中を去来するものであるが、おれには岡田斗司夫がいちばんカッコよく見えるなあ。あたりまえのことをあたりまえにやる。なんとすがすがしいことだろう。そして、それはなんと難しいことだろう。近年すっかり酒呑みになってしまったおれには、まったく頭が下がる。最近筋トレをさぼっていると、たちまち体脂肪率が上昇しはじめたので、あわててまたはじめたところだ。多分におれの先入観のせいなのかもしれんけれども、どうもプーチンの逞しい身体は、年齢からすればカッコいいことはカッコいいが、気に食わないやつが現れたら即座に首をへし折るための逞しい身体であるように見えてしまう。「岡田斗司夫は、気に食わないやつが現れたら即座に首をへし折るために肥っていたのだ」と思う人はいないと思う。

 それにしても、あのマシュマロマンのような巨体から、一年あまりで体重六十七キロ体脂肪率十七パーセントにまで下げるとは、科学と意志の偉大さに感動を禁じ得ない。やっぱり、おたくというのは“その気になったらとことんやる”という脂質、じゃない、資質があるわけで、オタキングとまで呼ばれる人物の底力を見た思いがするよな。こういう実例を目の当たりにすると、おれなんかは全然おたくじゃなく、パンピーに毛の生えた程度の執着心しかないのだなあと、改めておのれの業の浅さに情けなくなると同時に安堵感を覚えたりもする。ちなみに、おれみたいな元々からの痩せ型体形でも、体脂肪率を十七パーセント台にまで下げていた期間はほんの少ししかない。最近は、概ね、体重六十五~六キロ体脂肪率十九~二〇パーセントくらいで、ふらふらと安定している。

 ここ数年、おれもかなり“肉体”というものを意識して運動をするようになり、“無理に脂だけを落とそうとするよりも筋肉をつけようとしたほうが健康的で、結局フィットネスの早道のようだ”という実感は得ているのだが、岡田斗司夫の事例はあまりにすごい。あの岡田斗司夫に、体脂肪率の低さで負ける日が来ようとは、まったくの想定外である。おれは基本的に、食いたいものは我慢までせずちゃんと食って、そのぶん筋肉をつけることで食ったぶんをどんどん燃やして相殺しようという思想だから、あんまり劇的な効果というものがない。筋肉がついてくると面白いものだから、ついつい筋肉増強運動にばかり文字どおり力を入れがちになってしまうのが、あまりよろしくないのだろうなあ。もう少し、有酸素運動に割く時間を増やしたほうがよさそうだ。

 いやあ、しかしこれは励みになりますなあ。岡田斗司夫が体重六十七キロ、体脂肪率十七パーセントなのだったら、おれとしては六十五キロ、十六パーセントくらいをめざしたいもんだ。年内の実現をめざしてがんばろう。




| | コメント (4) | トラックバック (2)