カテゴリー「音楽」の57件の記事

2008年6月23日 (月)

『親愛なる君へ』(柴田淳/ビクターエンタテインメント)

 『月夜の雨』から一年以上を経た待望のニューアルバム。柴田淳のような人は、一年に一アルバムくらいのペースがちょうどいいと思うね。粗製濫造してほしくない。あいかわらず、押しつけがましくない、身体にすっと入ってくる心地よい声である。ジャケット(って言うのは年寄りか。最近は“カバーアート”って言うのかな?)写真の腕が怖ろしくきれいだ。いやまあ、ルックスと音楽は切り離して考えねばならないが、そりゃまあ、きれいに越したことはない。ええ、どうせおれはオヤジですよ。

 全体的な印象を言うと、柴田淳的“安全牌”の曲が多いように思う。“いつものしばじゅん”を楽しむぶんにはなんの文句もない。それどころか、あの絶妙にかすれた儚げなファルセットを“聴かせびらかして”くれるような曲が多いくらいであり、「今回は、サービスはしてくれたが、あまり冒険はしなかったな」という感じ。固定ファン層を磐石にしようという製作意図なんだろう。そういう意味で、おれにはちょっともの足りない感じがした。柴田淳ほどの才能と声の持ち主であれば、もっと冒険してもいいのではないか。おれが今回のアルバムでいちばん気に入ったのは、もろにジャジーな曲に挑戦した「メロディ」なのである。“いつものしばじゅん”も聴きたいが、新しい面も見せてほしい。ファンとは貪欲なものなのだ。

 おれ的には、このアルバムのベストは、上述の「メロディ」、映画『おろち』の主題歌に決定した「愛をする人」、シングルカットされている「カラフル」、ピアノに合うしばじゅんの持ち味を活かした「小鳥と風」、堂々たるいつものしばじゅん節「君へ」といったところか。

 次回のアルバムでは、もっと冒険して、びっくり仰天させてほしいな。ジャズ路線というのはとてもいいと思うので、ジャズ・スタンダードとかにも挑んでほしい。《つまおうじ》シリーズ的なコミカルな実力派路線でアニソンなんかもやってほしいなあ。映画主題歌のオファーがあるくらいなんだから、アニメ製作者ももっとしばじゅんのあけっぴろげでコミカルな面に注目すべきだと思う。『ときめきトゥナイト』並みのアニソンの名曲が、しばじゅんになら楽勝で作れるし、唄えるだろうと想像するんだがなあ。

【収録曲】カラフル/椿/愛をする人/メロディ/38.0℃ ~piano solo~/君へ/十数えて/ふたり/泣いていい日まで/小鳥と風



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2008年6月12日 (木)

アメリカでLPレコードが復興中

Retailers giving vinyl records another spin (CNN.com)
http://www.cnn.com/2008/US/06/10/vinyl.records.ap/index.html

PORTLAND, Oregon (AP) -- It was a fortuitous typo for the Fred Meyer retail chain.
This spring, an employee intending to order a special CD-DVD edition of R.E.M.'s latest release "Accelerate" inadvertently entered the "LP" code instead. Soon boxes of the big, vinyl discs showed up at several stores.
Some sent them back. But a handful put them on the shelves, and 20 LPs sold the first day.
The Portland-based company, owned by The Kroger Co., realized the error might not be so bad after all. Fred Meyer is now testing vinyl sales at 60 of its stores in Oregon, Washington and Alaska. The company says, based on the response so far, it plans to roll out vinyl in July in all its stores that sell music.
Other mainstream retailers are giving vinyl a spin too. Best Buy is testing sales at some stores. And online music giant Amazon.com, which has sold vinyl for most of the 13 years it has been in business online, created a special vinyl-only section last fall.
The best-seller so far at Fred Meyer is The Beatles album "Abbey Road." But musicians from the White Stripes and the Foo Fighters to Metallica and Pink Floyd are selling well, the company says.
"It's not just a nostalgia thing," said Melinda Merrill, spokeswoman for Fred Meyer. "The response from customers has just been that they like it, they feel like it has a better sound."
According to According to the Recording Industry Association of America, manufacturers' shipments of LPs jumped more than 36 percent from 2006 to 2007 to more than 1.3 million. Shipments of CDs dropped more than 17 percent during the same period to 511 million, as they lost some ground to digital formats.

The resurgence of vinyl centers on a long-standing debate over analog versus digital sound. Digital recordings capture samples of sound and place them very close together as a complete package that sounds nearly identical to continuous sound to many people.

Analog recordings on most LPs are continuous, which produces a truer sound -- though, paradoxically, some new LP releases are being recorded and mixed digitally but delivered analog., manufacturers' shipments of LPs jumped more than 36 percent from 2006 to 2007 to more than 1.3 million. Shipments of CDs dropped more than 17 percent during the same period to 511 million, as they lost some ground to digital formats.

The resurgence of vinyl centers on a long-standing debate over analog versus digital sound. Digital recordings capture samples of sound and place them very close together as a complete package that sounds nearly identical to continuous sound to many people.
Analog recordings on most LPs are continuous, which produces a truer sound -- though, paradoxically, some new LP releases are being recorded and mixed digitally but delivered analog.

 へぇ~。早い話が、アメリカではいわゆる“バイナル”、つまり、ポリ塩化ビニル製のアナログレコードのセールスがこのところ“伸びている”らしい。音源がデジタルなのに、わざわざアナログ媒体にしたりする例もあるそうな。

 小売チェーンのフレッド・マイヤーが、発注の際にうっかり「LP」のコードを打ち込んでしまったところ、各店舗にドカっと、あの“レコード”が届いた。返品してしまった店舗も多かったが、そのまま店に並べたところでは、面白い現象が起こった。売れたのだ。初日で二十枚も売れたという。フレッド・マイヤーだけでの事件ではない。the Recording Industry Association of America によれば、二〇〇六年から二〇〇七年にかけて、LPレコードの出荷量は、三六パーセントもの伸びを見せているそうだ。一方で、同じその期間に、CDの売れ行きは一七パーセントも落ちているという。

 てなわけで、なにやらアメリカでは、ちょっとしたLPレコード復興ブームが起こっているらしい。奇妙なもんだねえ。いや、むろん、絶対量としては、いまやウォルマートを抜いて世界でいちばん音楽を売っている小売店、iTunes Store を脅かすほどのことではないが、“バイナル”にこだわる音楽ファン(“音響ファン”と呼ぶべきかもしれないけれども)の需要には、けっこう根強い(根深い?)ものがあるようだ。

 これが一時期だけの現象なのか、今後、もっと大きなうねりになってくるのかには興味津々だけど、ちょっと日本では考えにくいブームだよねえ。日本の場合、往年の名盤や幻のアルバムの復刻などが、いわゆる“紙ジャケ”というカタチでちょっとした人気を博していることはいるけれども、まあ、あれだって中身はCDである(LPレコードそっくりの外観に模してあったりするのが食玩感覚で愉快だが)。

 アメリカという国の面白いところは、最先端の技術の産物を謳歌している層があるかと思えば、まるで時間が止まったかのような枯れた技術やインフラをごくふつうに使っている層が平然とあったりするあたりだ。振幅がやたら大きいのだ。スペースシャトルを飛ばしている国だからといって、みんながみんな光ファイバーのブロードバンドでバカスカインターネットを使っているわけではなく、いまだに「ピーーーー、ガガガガガ……」などと56Kモデムであたりまえのように通信していたりする人たちがいる。その点、日本のほうがずっと均質である。韓国ともなると、後発のメリットで、最初から一気に与えられたブロードバンドしか知らないような層がマジョリティーだ。

 このLPレコードブームも、アメリカならではという気がするなあ。ごくごく一部のオーディオマニアだけじゃなく、きっと“針を落として”聴くむかしのプレイヤーがまだまだ家にあるという世帯がかなりあるのだろう。まあ、日本にもそういう人(「やっぱり超音波や低周波を身体で感じないと、ホントの音楽じゃない!」と熱弁をふるうタイプのああいう人たち)はいることはいるけど、こんな社会現象(?)を作り出すほどの数ではないと思うね。

 この現象が日本に渡ってくるかどうかは、たいへん興味深いところだ。おれは渡ってこないと思うけどね。この時代に、データじゃなく記録媒体で販売する音楽の売り上げが“伸びる”なんてのは、まことにアメリカらしい面白い現象だと思うね。ある意味、ハイテク必ずしも善ならず、先端ならずという価値観を持った人が多いわけで、不均質であるがゆえに多様性を許容する市場があるというあたりこそ、アメリカの底力だと思う。多様であることは、非効率ではあっても善であるというベースの価値観がアメリカ人にはある。これはちょっと、おれたちも見習いたいところだよね。まあ、おれ個人はものぐさなので、いまLPレコードが欲しいなどとは、まず思わないけど……。やはり、iTunes Store の便利さにはかなわない。



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2008年5月26日 (月)

『Sennheiser ダイナミック・オープン・インイヤー(カナルタイプ) ブラック CX300 BLACK』

 以前 iriver のMP3プレイヤーを買ったときにゼンハイザーのイヤホンがデフォルトで付いてたので、「げげ、添付品がゼンハイザーとは渋いなあ」と仰天したのだが、その添付品がけっこうな音だったもんだから、気に入ってかなり長く使っていた。やがてそいつがついに断線してしまい、小さな電器店で国内メーカーの二千円くらいのカナルタイプを間に合わせに買ってずるずると使っていたんだけれども、これがもう、全然いただけない。厚みというものがない。ベースはどこにあるのだ、という感じだ。安かろう悪かろうの典型である。

 で、やっぱりゼンハイザーにしようとウェブで探していたら、値段のわりにやたら評判のよいものがあったので、ハズレであってもゼンハイザーなら大ハズレではあるまいと、バクチのつもりで試してみたのである。おれには、プレイヤーより高いような何万もするイヤホンやヘッドホンを次々試す趣味はない。そもそもそんな金がない。おれは音楽が聴きたいのであって、音波が聴きたいのではないのだ。

 いや、アタリだよ、これは。こんなものが実売四千円を切るなどとはウソのようだ。低音の厚みと迫力は、いままで使ったことのあるどのイヤホンをも凌ぐ。そりゃ、まともなヘッドホンにはかなわんと思うが、CD屋の試聴コーナーに置いてあるようなしょぼいヘッドホンになら充分勝てるだろう。

 ちょっとドンシャリかもしれんが、慣らしているうちにそうでもなくなってきた。音の位置もはっきりわかる。ヴォーカル音域の素直な再現力も、おれのような声フェチにとってはじつにけっこう。これくらいのイヤホンなら、音のほうもイコライザでいじり甲斐がある。ひどいイヤホンだと、イコライザでいじってもその変化をろくろく拾ってくれないんだけれども、こいつは自分好みの微調整にきちんと反応してくれるので嬉しい。ホントに、これがこの値段でいいのかなあ。

 オーディオ機器なんてものは、とにかく金さえ出す気であれば、いくらでも高性能のものが手に入るのだから、価格相応の性能であったところで、それはあたりまえなのである。価格を裏切る高性能に当たったときに、お得感もひとしおだ。こりゃあ、いい買いものであった。ゼンハイザー、さすが。



 

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2008年5月15日 (木)

『おろち』にしばじゅん……異議なし

柴田淳、映画『おろち』で初の映画主題歌担当 (Yahoo!ミュージック 音楽ニュース)
http://music.yahoo.co.jp/music_news/d/20080514-00000016-bark-musi

女性シンガーソングライター柴田淳の歌う「愛をする人」が、今秋公開予定の木村佳乃主演映画『おろち』(楳図かずお原作/鶴田法男監督)の主題歌に決定した。柴田が映画主題歌を担当するのは、今回が初めて。以前より柴田の楽曲のファンであった鶴田監督からのラブコールを柴田が快諾したことで実現した。
柴田自身、楳図作品については以前からファンを公言するほどで、今回主題歌を担当するにあたり、台本を熟読。映画の世界観に合った楽曲を書き下ろした。主演の木村佳乃とは、昨年12月、柴田が東映大泉撮影所を見学に訪れた際に対面したという。2人とも1976年生まれの同い年ながら、柴田は木村に会った感想を、「テレビで見ててももちろんキレイなんだけど、実物は、数百倍キレイ。同い年には思えなかった」と自身のブログに綴っている。

 ああ、これはなんだか、すげーわかるなあ。おれが『おろち』を映画化しなきゃならん監督だったとしたら、やっぱり柴田淳を指名するにちがいない。その主題歌ってのは、まだ聴いたことがないけれども、これはもうドンピシャリだろうな。「紅蓮の月」を初めて聴いたときに抱いた、情念と狂気を冷徹に見つめているようなもの哀しくもホラーな印象は、なにかに通ずるとは思っていたんだが、そうかー、楳図かずおだったかー。言われてみれば、とてもわかる気がする。

 こりゃやっぱり、今度のアルバムも予約しとくとするか。どのみち買うだろうけどなあ。

 主演に木村佳乃って人選もすばらしい。もう二十年早かったら、おれが監督なら真行寺君江にしたかもしれないが(笑)、いまなら木村佳乃で文句ない。鶴田法男監督は、やはりほとんど同世代だけに、おれたちと感性が似ているのかもしれん。貞子仲間由紀恵を持ってきた監督だしねえ。

 ちなみに、柴田淳は、記事にもあるように木村佳乃と同い年であるが、誕生日はジョディ・フォスターと同じ(11月19日)である。だからどうということもないのであるが、まあ、林家ペー的興味だ。



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2008年5月 8日 (木)

『A Long and Winding Road』(Maureen McGovern/P.S. Classics)

 押しも押されぬ“ストラディヴァリウス・ヴォイス”モーリン・マクガヴァンの懐メロカバーアルバム。六○年代から七○年代にかけてヒットした、アメリカ人なら誰でも知っているようなオヤジ世代の青春の名曲を、モーリン・マクガヴァンが非の打ちどころのない歌唱力で聴かせてくれる。アレンジもグー、グ、グーな大人の一枚である。

 その歌唱力がジャンルを選ばないというか、その人が歌うとジャンルのほうに箔が付くくらいの、シンガーにとっての“大自在の境地”というのは、アメリカならモーリン・マクガヴァンのために、わが国なら美空ひばりのためにあるような言葉で、いや、このアルバムでまたまたモーリン・マクガヴァンに惚れ込んじゃいましたねえ。

 ジョニ・ミッチェルジミー・ウェッブローラ・ニーロボブ・ディランポール・サイモンといったラインナップは、じつのところ、おれの世代ではあとから追いかけた古典であって、リアルタイムの思い出に刻まれているわけではないのだ。ジョン・レノンポール・マッカートニーくらいになると、自分史のアルバムにBGMとして流れてくるけどね。とはいえ、どの曲も、洋楽ファンならどこかで聴いたことがあるようなものばかり。SFファン的には、The Moon's a Harsh Mistress なんてのも楽しい。曲のほうをハインラインの小説のあとに知りましたけどね。

 おれはたぶん、歳のわりには、自分にとってのリアルタイム以前の洋楽懐メロを意識的に聴いているほうだと思うから(カーペンターズ小林克也のおかげだ)、モーリン・マクガヴァンの声で懐メロが聴けるこのアルバムにはゴキゲンなのだが、本来は、日本に於ける“団塊の世代”にとってこそ、このアルバムの選曲はストライクゾーンなのだと思う。

 いやしかし、モーリン・マクガヴァンという歌手はすばらしいですなあ。たいていの歌手は、“おいしい”音域とあまり得意でない音域があるもんだが、モーリンにそんなものはない。どの音域も完璧。ストラディヴァリウスと讃えられるゆえんである。むかしのフォーク風から、堂々たるバラード、遊び心たっぷりのジャジーなアレンジまで、それが“歌”であるかぎり唄えないジャンルはないのではないかと思う。ビートルズ・ナンバーの Rocky Raccoon は、とくにすごかった。

 若い人にはピンと来ないとは思うが(でも、いいもんは年齢に関係なくわかる)、四十代後半以上の洋楽ファンには、涙がちょちょ切れるアルバムでしょう。それにしても、日本のレコード会社は、なんでこういうのを出さないのかねえ。これからの時代は、音楽産業もおじさん・おばさん、爺さん・婆さんがターゲットなんじゃないの?

【収録曲】All I Want/America, The Times They Are a-Changin', The Circle Game, The 59th Street Bridge Song (Feeling Groovy), Cowboy, The Coming of the Roads, Will You Still Love Me Tommorow?, Shed a Little Light/Carry It On, The Fiddle and the Drum, Fire and Rain, Rocky Raccoon, Let It Be, By the Time I Get to the Phoenix, MacArthur Park, The Moon's a Harsh Mistress, And When I Die, Imagine, The Long and Winding Road



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2008年4月27日 (日)

「ひので」と『サイエンスZERO』

 今回の『サイエンスZERO』(NHK)、お題は「ここまで見えた 知られざる太陽」。一昨年秋に打ち上げられた太陽観測衛星「ひので」からのデータが着々と予想以上の成果を挙げているようすを紹介していた。思えば、二〇〇六年、「ひので」が送ってきたばかりのデータを紹介していたこの番組も、ナビゲータは二人とも変わってしまっている。彼らの記憶に小杉健郎の名はないかもしれないが、こうしてまた同じ番組で「ひので」の成果が紹介されるのであるから、お星様になった科学者もさぞやお喜びであろう。

 それにしても、今回は、内容の興味深さもさることながら、音楽が妙に懐かしかったぞ。吉川洋一郎『地球大紀行』からやら羽田健太郎『さよならジュピター』からやら、選曲したのはおれと同世代の人じゃないかな?



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2008年4月 2日 (水)

アメリカだと、壊されないのか心配だけどね

戸田 覚のPC進化論『【米国ルポ】驚愕のiPod自動販売機を発見!』 (日経トレンディネット)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20080328/1008617/

 帰りがけに空港で暇をつぶしていて、さらに驚愕!
 なんと、iPodや周辺機器の自動販売機が設置されているではないか。菓子パンの自販機のように選んだ商品が販売口から落ちてくるタイプなのだが、これには参った。日本では想像すらしなかった光景である。

 これには笑った。ほんとにこんなもんがあるとはねえ。エイプリルフールのネタかと思ったよ。セカンドライフ内の日産車の自動販売機みたいだ。

 iPod の自動販売機があるんなら、G-SHOCKの自動販売機とかもあってもよさそうだよねえ。



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2008年3月14日 (金)

♪ゴジラ、ゴジラ、ゴジラが飛ぶゴジラ、ゴジラ、ゴジラが……

ゴジラの叫び声でお目覚め シャトルの土井さん (asahi.com)
http://www.asahi.com/science/update/0313/TKY200803130083.html

 スペースシャトル・エンデバーの飛行3日目となる12日、土井隆雄さんは、地上から流された映画「ゴジラ」の劇中曲とゴジラの叫び声で目覚めた。その後、エンデバーは国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした。
 シャトルの飛行中は毎日、乗組員や家族が打ち上げ前にリクエストした「ウエークアップ・コール」(目覚めの曲)を1曲ずつ、一日の始まりとして管制センターから流すのが習わしだ。
 米中部夏時間12日午後3時(日本時間13日午前5時)に流された曲は、日本の映画「ゴジラ」の劇中曲と叫び声。地上の管制官が「土井さん、おはようございます」と日本語で呼びかけると、土井さんも「おはようございます」と返した。
 「ゴジラ」を選んだのは、土井さんの妻のひとみさん。エンデバーの乗組員の多くは子供のころに「ゴジラ」や「鉄腕アトム」を見ており、打ち上げ前にも一緒にゴジラの映画を楽しんだ。
 ひとみさんは「大変なミッションを前にした『スペースゴジラ』たちを、仕事の成功を祈ってゴジラの足音と叫び声で起こすことにしました」とコメントを出した。

Shuttle Endeavour to Dock at Space Station Tonight (SPACE.com)
http://www.space.com/missionlaunches/080312-sts123-docking-preview.html

The crew awoke today to the battle scene song from the movie "Godzilla Vs. Space Godzilla," followed by the Blue Oyster Cult's radio hit "Godzilla."
"Good morning Endeavour. Doi san, ohayo gozaimasu," said Alvin Drew, shuttle spacecraft communicator, to Japanese astronaut Takao Doi from Mission Control here in Houston. "Take on today like a monster."
"We are very happy to hear Godzilla," Doi responded. "We are ready to go and we'll have a great time today docking with the space station."

 いやあ、なかなかセンスのいい奥様だ。なんたって、ゴジラなら世界中の人が知っている。日本が世界に誇る創作物である。たしかに国家としてはあちこちで機能不全を起こしてずいぶん落ちぶれてはきたものの、腐っても日本、日本をナメるなよ、マツイと同じように宇宙でもがんばっているぞー、カミカゼ、スキヤキ、ゲイシャー、ハラキリ、テンプラ、フジヤマー、といったような裏の意味もことによると込められているのではなかろうかと、おれは勝手に思い込んでいる。

 ただ、ひとつ残念なのは、やっぱり二十一世紀の日本文化のプレゼンスを示すには、この「ゴジラのテーマ」(arranged by 野尻抱介 featuring 初音ミク)を使ったほうがよかったんじゃないかなあ。

Hatsune Miku / Godzilla



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2008年2月14日 (木)

肴はあぶったイカでいい

 いやあ、四十五の中年男がだね、夜中に独りでちびちびと酒を呑みながら初音ミク「舟唄」を聴いていると、そのあまりに二十一世紀的なわびしさがなんだか無性に心地よくて癖になりそうだ。どう表現していいものか、生身の余人に真似のできない、ある種のしっとりとバカバカしさを伴った情感に溢れていて、不思議な感動を覚える。「ほのぼにょぉ~呑めばぁ~、ほのぼにょとお~ぉ~ぉ~、心が~すすり~泣いているぅ~ぅ~」なんてあたりは、なにやら妙にいとおしくて、実体のない歌い手を抱きしめたくなりそうなくらいだ。人類史において、こういう妙な感情を味わえているのは、たぶんおれたちが最初なのだと思うと、この時代に生まれてよかったなあと思うねえ。この星の「初音ミク」は……泣ける。


舟唄 歌/初音ミク



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2008年1月23日 (水)

ゴーロイスを吸ったことがあるかい

ゴロワーズが「英国籍」に=仏の国民的たばこ、身売り (時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2008012300188

 【パリ22日時事】かつてフランスの「国民的シンボル」とも呼ばれた紙巻きたばこ「ゴロワーズ」の製造元の仏・スペイン系たばこ大手アルタディスが22日、英の同業インペリアル・タバコに事実上買収された。
 インペリアルは同日、「アルタディス株の約93.5%を持つ株主から承認を得た」との声明を出した。AFP通信によると、買収額は128億ユーロ(約2兆円)に上る。


 ひええ、なんか味気ねー! かまやつひろしムッシュかまやつ)の名曲はどうなるのよ?


 ♪ゴロワーズというタバコを吸ったことがあるかい
  ほらジャン・ギャバンがシネマの中ですってるやつさ
  よれよれのレインコートのエリを立てて
  短くなる迄 奴はすうのさ


 イギリスの煙草になっちゃったんだなあ……。「ひと口すえば君はパリにひとっとび」なのになあ……。

 そのうち、「ハーキュリーズ・ポイロットさんがお見えです」などと名探偵を上司に取り次ぐ“教育が悪かった”若いブロンド娘の類なんかは、「ゴーロイス? イギリスの煙草ですけどなにか?」などとほざくようになるのだろうなあ。味気ないとは思わんかね、モナミ・ヘイスティングス?



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2007年12月23日 (日)

『もうひとつの未来 ~ starry spirits ~』(森口博子/キングレコード)

 すばらしい。森口博子ここにありである。ただただ、すばらしい。ゲームのテレビCMで「おおお!」と思い、ウェブでPVを観て鳥肌が立ち、あわててCDを注文した。

 ゲームソフト「SDガンダム Gジェネレーションスピリッツ」(PS2)のテーマソングなわけだが、おれはゲームにもガンダムにもあんまり思い入れはない。だが、実力のわりにメディアでの露出が少なく、あまりに過小評価されている歌手・森口博子には思い入れがあるのである。個人的に顔やキャラが好みであるという点はこの際置いておくとしてもだ、この「もうひとつの未来 ~ starry spirits ~」はすばらしい。元祖バラドルとしてのイメージしかない人々、アニソン歌手として一段下に見ている人々、とんでもない、こいつを聴いて、水をぶっかけられていただきたい。すごいポピュラーシンガーがここにいるのですぜ。

 森口博子の不幸は、そのストレートな天性の歌唱力にあるだろう。つまり、むかしは歳のわりにあまりに巧すぎたのだ。巧いことは文句なく巧いのだが、なんとなく、こましゃくれた(って言葉を大人に使うのも妙だが)感じがした。また、頭がよすぎるため、歌手としての才能以外の部分が評価されすぎた。レコード会社の力があんまりないうえに、宣伝が下手ということもあるだろう。ここへ来てようやく、年齢による蓄積が生まれ持った抜群の歌唱力に追いついてきたという感じだ。才能と技巧と表現力が絶妙のバランスを見せるところにきた森口博子は、これからがすごいぞ。アニソンという“ジャンル歌謡”を歌手としてどこまでも誠実に唄うことに誇りを持った森口博子は、それがゆえにこの曲でアニソンの枠を突き破って普遍に至った。ゲームもアニメもガンダムもまったく知らない人がこの曲を聴いても、「いい歌だなあ、巧い歌手だなあ」と思うはずである。そういう人がもしあなたのまわりにいたら、森口博子だということを伏せてこいつを聴かせてあげていただきたい。「ええーっ! 森口博子ってすごいんだー」と認識を改めるはずである。

 四十代、五十代の森口博子は、根強いファンが根強く支持する大御所として日本の歌謡界に君臨することになるのではあるまいか。そうだなあ、おれたちの若いころで言えば、伊東ゆかりみたいな存在になるんじゃないかなあ。


森口博子:ガンダムソングで歌手復活 「もうひとつの未来」で12年ぶりオリコン30位入り (毎日.jp)
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20071205mog00m200064000c.html

「SDガンダム ジージェネレーション スピリッツ」主題歌「もうひとつの未来 ~starry spirits~」を唄う森口博子さんにインタビュー (GAME Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070924/mori.htm

森口博子PV   もうひとつの未来 ~ starry spirits ~

森口博子アニメメドレー/キューティーハニー/エースをねらえ/ははうえさま/草原のマルコ/ETERNAL WIND ~ ほほえみは光る風の中 ~



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2007年12月12日 (水)

When video killed the radio star...

あのときに流行った曲を検索できる「Yamelo」 (Japan.internet.com)
http://japan.internet.com/busnews/20071211/7.html

学生の時に聴いたあの曲、あの子とつきあっていたときに聴いた曲、あの仕事がつらいときに聴いた曲…。
そうした思い出の曲を時期から検索していくことができるのが Yamelo だ。検索した曲は YouTube で見ることができる。
何年の何月に流行った曲、といった感じで絞り込んでいくことができる。タグクラウドでその時期にはやったアーティストも一覧することができるので、芋づる式に思い出の曲を探すこともできるだろう。

Yamelo
http://www.yamelo.com/

 うわあ、こりゃいいなあ! しばし、芋づる式に思い出の曲に浸ってしまったよ。いやあ、八十年代はホントに洋楽ばっかり聴いてたもんなあ。

 『ベスト・ヒット・USA』を毎週観てた人、『百万人の英語』小林克也の講座を毎回聴いてた人、MTVの洗練されたPVに当時目を奪われていた人、涙がちょちょ切れること請け合いである。ビデオはラジオスターを殺したけれど、そのビデオがすでにして“懐ビデオ”なんだよねえ。

 ロートル洋楽ファンはもちろん、若い人も豊穣の80’sを楽しんでくれたまえ! いやもう、マッシュアップとはこうあるべきという、お手本のようなサイトだね。


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2007年12月 8日 (土)

『music & me』(原田知世/ヒップランドミュージックコーポレーション)

 原田知世のデビュー二十五周年記念アルバム。知世ちゃんがもう四十とは、まったく月日の経つのは早いものである。ちなみに、原田知世と岡田有希子は同い年だ。つまり、岡田有希子も、生きていれば今年四十歳の誕生日を迎えたはずなのである。合掌。

 それはともかく、知世ちゃんである。若い人から見れば、四十五のおっさんが四十のおばはんを捉まえて“知世ちゃん”などと言うておるのは気色悪いことでありましょうが、おれたちの世代にとっては、知世ちゃんは永遠に知世ちゃんなのである。タモリなどの“サユリスト”の気持ちがわかるのはこういうときだ。いつも青春は時をかける。いいじゃないか、原田知世さんは、おれたちにとっては、ずっと“知世ちゃん”なのである。

 いや、それにしても、知世さんはいい歌手になった。声がでんぐり返っていた十代のころが嘘のようだ。どんな歌でも唄えるすごい歌手になったという意味ではない。原田知世の最もおいしい音域、最もおいしさを発揮する楽曲というものがあるのである。そういう楽曲をうまく選曲すると、歌手・原田知世は、他の追随を許さない“心地よさ”を発揮する。肩の力の抜けた天性のヴォーカルを聴かせてくれる。自分が天才でないことは本人がいちばんよく知っているにちがいなく、原田知世はけっして“歌が巧い”ことをめざしているわけではないことは、彼女の声のファンはよくわかっていると思うのだ。知世ちゃんがめざしているのは、“等身大の原田知世”の力まない歌唱であって、それを愛してくれるファンにはわかる“心地よい等身大の歌唱”なのである。

 原田知世の声は天性のものである。ナレーションの仕事で認知されているように、聴く者の肩の力を抜く不思議な魅力がある。原田知世の歌が好きな人は、われを忘れて聴き惚れ、涙が溢れてくるような熱唱を期待しているのではない。土曜の午後、陽だまりにテーブルなど持ち出してお気に入りのコーヒー(ブレンディかどうかはわからんが)を飲みながら、あたりまえの日常があたりまえに過ぎてゆくことのしあわせを味わう、ふつうの人のふつうの人生のBGMとして、無性に聴きたくなるような声なのである。それを本人もめざしているであろうし、彼女の声を愛するアーティストたちもわかっていてプロデュースするのだろう。

 ビートルズのカバー「I Will」「シンシア」「ノスタルジア」「くちなしの丘」は、とくに土曜の午後のコーヒータイムにおすすめ。セルフカバー「時をかける少女」“肩の力の抜け具合”は、往年のファンには涙、涙でありましょう。みんな、あれからいろいろあった。ほんとにいろいろあったよね。

 ♪過去も未来も 星座も越えるから 抱きとめて


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2007年11月26日 (月)

『歌さがし ~リクエストカバーアルバム~』(夏川りみ/ビクターエンタテインメント/初回限定盤)

 夏川りみというのは不思議な歌手で、「この人の声であの歌を聴きたい」と思わせる。このアルバムときたら、その願望を十二分に満たしてくれる永久保存愛聴盤だ。そりゃもう、ラインナップがすごいぞ。「時代」(作詞・作曲:中島みゆき)、「花咲く旅路」(作詞・作曲:桑田佳祐)、「秋桜」(作詞・作曲:さだまさし)、「さくら(独唱)」(作詞:森山直太朗、御徒町凧/作曲:森山直太朗)、「忘れてはいけないもの」(作詞・作曲:小渕健太郎)、「こころ」(作詞:キム・ドンミョン/訳詞:キム・ソウン/作曲:沢知恵)、「なごり雪」(作詞・作曲:伊勢正三)、「キセキノハナ」(作詞:Lyrico/作曲:Senoo)、「蘇州夜曲」(作詞:西條八十/作曲:服部良一)、「少年時代」(作詞:井上陽水/作曲:井上陽水・平井夏美)、「‘S Wonderful」(作詞:IRA GERSHWIN/作曲:GEORGE GERSHWIN)、「見上げてごらん夜の星を」(作詞:永六輔/作曲:いずみたく)、「小さな恋のうた」(作詞:上江洌清作/作曲:MONGOL800)、「デンサー節」(八重山民謡)、「花 ~Live at 浜離宮朝日ホール~」(作詞・作曲:喜納昌吉/※初回盤ボーナストラック)ときたもんだ。日本の“歌謡曲”(“J-POP”ではない)の至宝が、夏川りみの声で聴ける。ただただすばらしい。

 個人的には「時代」「秋桜」「なごり雪」「蘇州夜曲」が最高ですなー。「時代」なんかは涙なしには聴けまへん。これぞ“歌謡曲”、それこそ時代を超えて、誰もが口ずさめるスタンダード曲を、最高の歌唱で聴かせる。

 このアルバム、CD版と iTunes Store の配信版(iTunes Store URL)とでは、一曲だけ異なっていて、CD版のボーナストラック「花」のライブは、iTunes Store 版では「涙そうそう」のライブになっている。CDを買って、「涙そうそう」ライブ版だけ iTunes Store で買うのがお薦め。

 ありきたりな感想だろうとは思うが、この人の声ってのは、ホント、日本の“歌謡曲”の至宝だね。艶があり、逞しく、可愛らしい。「涙そうそう」が当たりすぎたせいか、沖縄の歌手のイメージがつきまといすぎだが、このアルバムは、夏川りみの“沖縄歌手”的イメージをいい意味で打ち砕く幅の広い味を存分に聴かせてくれる。いやもうね、嬉しくて、最近こればっかり聴いてるのよ。これ聴いちゃうと、あれもこれもどれもそれも、夏川りみの声で聴きたいと思えてくる。Time After Time を夏川りみの声で聴きたい。Yesterday Once More を夏川りみの声で聴きたい。「上を向いて歩こう」を夏川りみの声で聴きたい。「襟裳岬」を夏川りみの声で聴きたい。「川の流れのように」を夏川りみの声で聴きたい。♪とーれとれ、ぴーちぴち、蟹料理~を夏川りみの声で聴きたい。もう、なんでもいいから夏川りみの声で聴きたい! 今後も、しょこたんみたいに、どんどんカバーアルバムを出してほしいね。アニソンはしょこたん、“歌謡曲”は夏川りみである。



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2007年10月10日 (水)

『しょこたん☆かばー×2 ~アニソンに愛を込めて!!~(DVD付)』(中川翔子/ソニーミュージックエンタテインメント)

 第一弾にいたく感心したので、おじさんはやっぱり買ってしまいましたよ。

 さーて、第二弾は、「1/2」(『るろうに剣心』)、「輪舞 -REVOLUTION」(『少女革命ウテナ』)、「Catch You Catch Me」(『カードキャプターさくら』)、「テレポーテーション-恋の未確認」(『エスパー魔美』)、「ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~」(『機動戦士ガンダムF91』)の五本でお送りしまちゅ。第一弾は比較的メジャーなアニソンで勝負したこともあってか、第二弾はえらくマニアックなラインナップである。いーじゃん、いーじゃん、すげーじゃん! 残念ながら、おれが投票した(したんだよ)「わぴこ元気予報!」(『きんぎょ注意報!』)は入らなかったけどな。第三弾に期待しよう。

 「1/2」は、はっきり言って、川本真琴より歌はうまい。おれは川本真琴も好きなんだが、川本の場合は、あのワン・アンド・オンリーの個性と特異な声で魅了しているのであって、「どっちが歌がうまいか」と問われれば、おれはしょこたんに軍配を上げる。「どっちが好きか」と問われれば、川本版「1/2」のほうが好きだけどね。いやしかし、歌手としてのしょこたんをおれは充分評価しているつもりだったが、まだ甘く見ていたようだ。すまん、しょこたん。

  「Catch You Catch Me」なんかも、どう聴いてもめちゃくちゃ難しい曲なのに、日向めぐみに迫る歌唱力を発揮している。むしろ、広瀬香美テイストをうまく活かしているのはしょこたんのほうかもしれない。 「ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~」も森口博子よりうまい……なんてことはさすがにないが、かなりいい線は行っていると思う。

 しょこたん、おそるべし。このコは、単なるオタクタレントでは終わらないだろう。ギガント感嘆。



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2007年8月28日 (火)

受け流せない話

カラオケにきました (眞鍋かをりのココだけの話)
http://manabekawori.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_2331_1.html

新譜みたら
わかるのがこれしかありませんでした…

 てゆーか、おれはソレがカラオケにあること自体が驚きだよ。ソレってそもそもアカペラじゃん! もしかして、歌詞だけが黙々と画面を流れるんだったりして……。



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2007年8月22日 (水)

回るまわるよ、「いまのりくんのうた」

 もう、最近耳についてしかたがないのが、「♪い~まのりくん、い~まのりくん、いま乗りたいからい~まのりくん」というCMである。おれは運転免許を持っていないのだが、気がつくと唄っていたりする。まさに、対テレパス戦術としての“強迫唄”に持ってこいの名曲(?)である。

 誰が唄っているのだろう? まさか、このモデルさん(西山茉希)ではあるまい。おれは最初、藤本房子(八〇年代にCMソングの女王として君臨したおもちゃ声の人だよ。『パタリロ!』のオープニング曲の人だと言えば若人でもわかるだろう)かとすら思ったが、それにしては声が若い。

 で、調べてみると、へえ~、奥華子だったのかアニメの『時をかける少女』のテーマ曲唄ってた人だよね? こんな歌にも向いてる幅の広い声なんだねえ。ホント、藤本房子に似てるよ。ぜひ、『パタリロ!』をカバーしてほしいくらいだ。

 ああ~、しかし、声フェチ的にはクるものの、頭の中でぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるこの歌が回るので、たいへん煩わしい。「♪い~まのりくん、い~まのりくん……」 もういいっ!



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2007年8月 8日 (水)

参議院選挙より投票しがいがある

 中川翔子(の所属会社)が『しょこたん☆かばー2』の収録曲を募集していたので、年甲斐もなくリクエストしてきた。そりゃもう、前から言ってるように「わぴこ元気予報!」(『きんぎょ注意報!』テーマソング/唄:内田順子/作詞:岸田るみ子/作曲:小坂明子)に決まってるわさ。いまの“貪欲”で元気いっぱいの中川翔子にこそカバーしてほしい“アニソン”としての名曲だ。最近は、べつにアニソンでなくたっていいタイアップ曲ばっかりですからなあ。それはそれで大人向けのいい曲も少なくないけれども、アニソンがアニソンであった時代の正しいアニソンをしょこたんはちゃんと愛してくれているわけであって、そこにおれは共感を覚える。ええ、おれはしょこたんの親父と同い年ですがそれがなにか?

 ま、リクエストは一曲だけにしといたけど、「ダンバインとぶ」とか「ときめきトゥナイト」とか、おれ自身アニメをろくに観ていないのに、アニソンとしての音楽性に惚れている曲はいくつかあるんで、『しょこたん☆かばー2』がどういう選挙区、じゃない、選曲になるのかには、興味津々なのである。ええ、おれはあと三か月ちょっとで四捨五入して五十ですがそれがなにか?



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2007年8月 7日 (火)

Another one writes about the dust.

「クイーン」ギタリストが天文学の博士論文提出 (asahi.com)
http://www.asahi.com/science/update/0804/TKY200708040210.html

 著名な英国のロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイさん(60)が3日、ロンドンのインペリアル・カレッジに天文学の博士論文を提出した。メイさんはかつて同カレッジに在籍し、71年から博士論文のための研究に入っていたが、音楽活動のために棚上げした。しかし、その後も思いは断てず、当時の研究を36年ぶりにまとめたという。
 AFPなどによると、論文のタイトルは「黄道のちり雲における視線速度」。昨年研究を再開し、今年7月にスペイン領カナリア諸島の天文台で3.6メートル級の望遠鏡を使うなどして総まとめ。「何度も頭をかきむしりながら」論文を完成させ、同カレッジの宇宙物理学の筆頭教授に自ら手渡した。
 23日に論文に関する口頭試問があり、その上で博士号が授与されるかどうか決まる。メイさんは英BBC放送に「音楽のために研究をあきらめることは、当時とても苦しい決断だった。このカレッジで、この日を迎えられることをとても誇らしく思う」と語った。

 おおー、執念ですなー。通るといいなあ。ブライアン・メイ博士なんて、かっこよすぎ! でも、さだまさしには悪いけど、この人は天文学者にならなくてよかった



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2007年8月 4日 (土)

いっぺん聴いてみたいもの

 「さて、『題名のない音楽会21』、今回のゲストはムーディ勝山さんです。さっそく唄っていただきましょう、

『右から来たものを左へ受け流すの歌 フルオーケストラ・バージョン』

 それではどうぞ!」



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2007年7月11日 (水)

♪どーでもいいですよ

 大部分の人にとってはどうでもいいんだが、最近、京阪電車京橋駅で電車が発車するとき、「朝靄の京橋で乗り換え」(中之島ゆき)をアレンジしたジングル(というのかなあ、あれは?)が流れる。京阪電車の企画モノCD『出町柳から』に入ってるカップリング曲ですな。このCDは、もう新品では入手できないはずなんだが、京阪電車は、なにをいまさら思い出したように、こういう洒落たことをするのだろう?

 ちなみに、もう忘れている人がいるかもしれないので、念のため言っときますが、この企画モノCD『出町柳から』だけに単発で登場した謎の歌手・中之島ゆきの正体は、三浦理恵子ですから。ああ、CD買っといてよかった





中之島ゆき/出町柳から



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2007年6月 4日 (月)

『ツキアカリ』(Rie fu/パームビーチ)

 おれがいま毎回観ているアニメの中でいちばん気に入っているのが『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』なんだけれども(“いちばん優れていると思う”となると、『電脳コイル』に軍配を上げるけど、おれはなにかにつけて判官贔屓なのだ)、アニメの内容は横に置いておくとしてだ、初回を観たときガツンとやられましたな、このエンディング曲「ツキアカリ」に。「CDが出たら買っちゃうだろうな」とは思っていたが、やっぱり買っちゃいましたわ。

 この Rie fu って人、二○○四年にデビューしてけっこうファンもついているらしいので、単におれが知らなかっただけなんだが、