〈週刊文春〉の話題で持ちきり
「あ、そうそう、〈週刊文春〉読んだ?」
「読んだ読んだ。まったく、あれはひどいなあ」
「ああ、あれか、おれも読んだよ。ちょっと叩きすぎだよね」
「むかしの話なのにねー」
「一度は好きになった相手だろうに。あの言いぐさはないわ」
「でも、ゆきずりの関係だったんだろ?」
「いや、しばらくつきあってたそうだよ」
「いやいや、すごく長いつきあいだろう」
「あの手紙、ホンモノなのかなあ?」
「手紙? メールだろ」
「なんであんなに叩かれるんだろう。そりゃまあ、それほど美形じゃないにしても、よく見ると愛嬌があるんだけどなあ。おれは好きだよ、美脚だし」
「愛嬌あるかあ? ガマガエルみたいで怖いけどなあ。美脚なのか、あの人??」
「誰が見ても、きりっとした美形だと思うけどなあ。たしかに脚はまだまだ逞しいし、尻なんかきゅっと上がってて、さすが鍛えた感じだよね」
「よく一億なんてポンと出せたなあ」
「え? 四億じゃなかったっけ?」
「おれは二十五万って聞いたけど」
「博多に移籍しちゃうんだろ? ほら、若田部のとこ。ちょっとかわいそうだなあ」
「ええっ、ホークスから声がかかってたのか? 若田部はもう現役じゃないだろ」
「おれは離党するって聞いたけどなあ」
「でもまあ、なんだかんだ言っても、ヘタレでもがんばってるとこがいいよね」
「そうだな、ヘタレだけどがんばってるな」
「たしかに、あのヘタレでもなんとかなってると思うと、気が楽になるな」
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