カテゴリー「携帯・デジカメ」の19件の記事

2008年5月28日 (水)

肥後守とケータイ

 最近、充分な議論もなされぬまま、とにかく「子供にケータイを持たせるな」という、大人も子供も最も頭を使わなくてよい安易な規制の方向に持ってゆこうとするやつが増えてきているようである。要するに、問題の種になりそうなものは禁止するのが面倒がなくてよいという思考停止だ。大人の怠慢と言ってもいいだろう。

 なんだかなにかに似てるんだよなあともやもやしていたんだが、今朝トイレでウンコしてたらだしぬけにわかった。むかし社会党の浅沼委員長が刺殺されたことによって盛り上がった「子供に刃物を持たせるな」という風潮に似ているのだ。といっても、浅沼委員長が刺されたのはおれの生まれる前だが、なんというか、あとから知った“記憶のような知識”としておれの頭の中にあるものだから、「そういえば似ている」と思い出して(?)しまうのである。

 あの事件のあとに盛り上がった刃物追放運動の影響で、おれたちよりちょっと上の世代には、肥後守(といっても若い人にはピンと来ないかもしれないが、工作なんかに使う鞘の付いた切り出し刀のことである)で鉛筆を削れない人が多いという。おれたちが子供のころくらいになると、すっかり浅沼委員長刺殺事件のほとぼりは冷めていて、おれは文房具屋でなにごともなく売られている肥後守を買ってきて、竹薮に落ちている切り残しの竹を拾ってきては、よく竹トンボを作ったりしていた。さすがにおれたちの子供のころには、鉛筆は鉛筆削り(手回しや電動)で削るのが一般的であったが、肥後守やカッターナイフで削るのがなんだかカッコいいような気がして、鉛筆削りと併用していた。

 そういうものだ。つまり、ケータイはナイフのようなものだということにすぎない。追放(?)しようとしたところで、無駄なことである。自分も人も傷つけないように正しく使えばたいへん便利なものであり、大人にはそれをきちんと子供に教える義務と責任がある。どのみち、いま、安易な考えと勢いだけで「子供にケータイを持たせるな」なんて言ってる連中の多くは、そのうち、中国やら韓国やら台湾やらの子供に比べて日本の子供は情報機器を使いこなす能力が低い――なーんて調査結果が出たりすると、掌を返すように「子供にケータイを持たせろ」と言い出すに決まっているのだ。

 繰り返すが、おれたちが小学生・中学生のころ(昭和四十年代後半)には、肥後守はふつうに文房具屋で売っていたし、持っていても、親も先生もなにも言わなかった。「手ぇ切るなよ。人に向けるなよ」くらいのもんである。それでも何度か自分の指を切り、血を流し、痛い思いをして、“正しく使わないと怖い道具がある”という大切なことを、大人に叱られたり説教されたりしながら、おれたちは学んでいったように思う。

 まあ、肥後守で鉛筆が削れない子供が大量生産されたからって、それで大人になってから困ったという人はいないだろう。だけど、ケータイはそうかな? 英語は早くから子供にやらせたがるくせに、ケータイはいかんというのは矛盾しとらんか? 自分ではいまの社会を生きていないくせに口だけは出したがる輩の考えることはまことに不可解だ。だいたい、コミュニケートするということの大切さと怖さに目隠しをさせながら、英語でコミュニケートできる日本人を作るもへちまもあるもんか。どうして、「ケータイでインターネットを使って、外国のお友だちと英語でやりとりしてみよう!」という方向に子供たちを導こうとせんかなあ? そういうふうに教育することのほうが、問答無用でケータイを取り上げるよりも、はるかに前向きで、これからの時代の要請に合っていると思うんだがどうか。



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2008年4月15日 (火)

あれはこっちではシャベルじゃない

 「家族と、もっと、シャベる。」――というのが、最近の au のコピーなんだが、ちょっと待った。

 テレビCMのあの映像などを観て、関西人の多くは違和感を覚えるはずである。ふつう、ここいらへんではあのハンディな掘削用具をシャベルとは呼ばぬ。あれはスコップだ。

 そりゃまあ、標準語では“シャベル”があのようなものを指すことになっているというのは、知識としては知っている。が、やはり、おれのコアにあるものが、「あれはシャベルではない。スコップだ」と言い張って聞かぬのである。

 小学生のころ、学校の花壇に球根やらなにやらを植えるのに使った道具はなんであろうか? スコップである。断じてシャベルなどではない。花壇にしゃがみこんで夢中で作業をしていたあのコのまぶしい太もものあいだに覗いていた純白のパンティーに誓って、あれはスコップである。

 不思議なことに、“スコップ”と言うと、関東人の多くは、工事現場とかで使っているあのでかいやつが頭に浮かぶらしい。あっちが“シャベル”やんか。

 この“シャベル-スコップ”問題、小林泰三さんがこだわっている“冷麺”問題に匹敵する不可思議な問題である。いかにしてこのような逆転が生じたのであろうか?



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2007年11月 2日 (金)

大人のおもちゃのための大人のおもちゃ

 な、なんじゃ、これは……。便利なのか不便なのか、さっぱりわからない。ほんとに使う人いるのか?

Phone Fingers
http://www.phonefingers.com/

 まあ、おれもPDA党なので、ディスプレイを指紋で汚したくないという気持ちはわかるのだが、これって、いつでもどこでも装着してないと意味ないわけだよね? iPhone やら iPod touch やらを使いたくなったときに、いちいち取り出して装着するなんてことを想定しているとは思えない。となると、やっぱり、ずっと着けていろってことだよねえ。電車の中で隣の人がこれ着けてたら不気味だよなあ。冗談商品のつもりなのか、本気で売ってるのか、どっちなんでありましょう?

 ま、正直なところ、なにかの怪しいプレイ用具にしか見えないよなあ。このぴっちりと膚に密着する感じは、牧野修さんとかが好みそうだ。おお、そうだ、にしおかすみこ嬢、コスチュームのアクセントにどーよ? これを十本の指にエレガントに装着してだな、「ふっ、欲しがり屋さんだね、このブタ野郎!」とか言いながらあ~んなこととかこ~んなこととか……。



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2007年10月27日 (土)

ルータの調子が悪い

 このところルータの調子が悪くて、なかなかインターネットに繋がらない。繋がるときはなんの問題もなく繋がるのだが、さてブログでも書こうかとパソコンに向かったときにかぎって繋がらない。

 じゃあ、いまどうやって書いているのかというと、もちろんアドエスで書いているわけである。いやあ、ケータイにキーボードが付いてるだけで、こういうときはずいぶん助かるねえ。ここまでの文章を、フツーのケータイの入力方式で書こうと思ったら、“いらち”のおれは気が狂うよ。スマートフォンさまさまだ。

 というわけで、週末はルータと格闘する羽目になりそうだ。やれやれ。



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2007年10月12日 (金)

まぼろしのメールフレンド?

Is that your phone or your imagination? (Yahoo! News)
http://news.yahoo.com/s/ap/20071010/ap_on_hi_te/phantom_vibrations

Many mobile phone addicts and BlackBerry junkies report feeling vibrations when there are none, or feeling as if they're wearing a cell phone when they're not.

 ケータイ猿の多くの人々が、ケータイを携行してもいないのに着信のバイブレーションを感じるといった現象を体験しているという。あるあるあるあるあるある! なんだ、やっぱりみんなそうだったのか。“幻肢”に倣うとするなら、“幻着信”とでも呼ぶべき現象である。Phantom vibrations ねえ。あなたもきっと体験したことがあるにちがいない。

 まあ、単に腹が鳴っているのを勘ちがいするときもあるけどな。



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2007年8月18日 (土)

ケータイで動画なんてとは思っていたけれど……

 おおお、すげー。TCPMP ってソフトは優れものだなあ。avi の動画がアドエスでさくさく再生できるじゃん。感動しちゃいますわ。さすが液晶のシャープ。小さな画面でも魔法のようにきれいに見える。ひょっとして、パソコンで観ているよりきれいなのではあるまいか。いやあ、二十一世紀だなあ。



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2007年8月 6日 (月)

“携帯電話”じゃないんだけども

 Advanced/W-ZERO3[es](アドエス)の不便なところを見つけた。土曜日に病院に行ったのだけれども、こいつは病院内では使いにくいのである。

 厳密に言えば、ウィルコムの端末は“携帯電話”ではない。PHSだ。だがおれは、病院内では、PDAは使ってもPHSは使わないようにしてきた。PHSなら病院の職員間で連絡用に使われているのにもかかわらずである。PHSだとはいえ、傍から見れば、どうしたって“ケータイ”に見える。「いえ、これはPHSですから」といちいち大声で周囲に説明しながら使うわけにもいかない。タラバガニを食っている最中に、「いえ、これはヤドカリですから」といちいち大声で周囲に説明しながら食う人があろうか。いや、ありはしない。瓜田に履を納れず、李下に冠を正さずである。子供が見ていると教育に悪い。というわけで、おれは病院内では、たとえPHSのウィルコム端末といえども、使わないようにしてきた。それどころか、ちゃんと電源まで切っていた。

 だが、PHSとPDAが合体してしまうと、なかなかそうもいかないことをいまさらのように発見した。次の診察の予約を入れるときなど、スケジュールを見るのにどうしてもPDAを使いたい。しかし、このアドエスの外見はどうも携帯電話のように見える。PDAにPHSの機能が付いているだけなのに。困った。

 そこでおれは考えた。病院内でアドエスをPDAとして使うときには、とくに必要なくともキーボードを出した形態で、横向きに構えて使うことにした。こうすると、よりPDAらしく見える。うむ、今後、この手でいくことにしよう。アドエスを愛用している方は、参考にしていただければさいわいである。



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新幹線を五連写

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 こないだの金曜日も東京日帰り出張だったので、先日あまりうまく撮れなかったもんだから、今回は、朝京都駅に入ってくるところを Advanced/W-ZERO3[es] の五連写機能で挑んだところ、なかなかうまく撮れた。ケータイで撮ったにしては上等ではあるまいか。繰り返すが、おれは“鉄ちゃん”ではない。だけど、なぜか新幹線の顔は好きなんだよなあ。だから小池栄子の顔も嫌いじゃない(そーゆー問題か)。

 新幹線といえば、the Indigo田岡美樹嬢が、よく新幹線の写真をブログに貼ってますなあ……って知らない人はこれから知るように。素直ないい声してるんだ、彼女は。声フェチ的に萌えるね。新幹線の写真も、おれよりかっこよく撮れてるし。



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2007年8月 1日 (水)

びゅわーんびゅわーん走る

Shinkansen01 Shinkansen02 ひさびさに東京へ出張に行ってたもんで、べつにおれは“鉄ちゃん”ではないのだが、Advanced/W-ZERO3[es]のカメラでどのくらい撮れるものか試してみた。有効画素数約131万画素のCMOSカメラだから、デジカメとしては全然たいしたことないわけで、シャープもウィルコムもこの機種ではそのへんに凝る気はまったくないとはいえ、まあ、これくらい撮れればブログ用としては充分だよ。

 ちなみに、左側の写真は品川駅に入ってくる新幹線。右側は京都駅を出てゆく新幹線。見てのとおり、どっちもシャッターが落ちる(?)のが遅れている。いつも思うんだけど、デジカメはタイミングを合わせるのが難しいですなあ。五枚連写の機能があるので、それを使えばどれかは当たったかもしれない。次はトライしてみよう。よ~~~く見ていただくと、駅に入ってくる新幹線はほんの少し心なしか青みがかっており、駅から出てゆく新幹線はほんの少し心なしか赤みがかっている……ように見える人はものすごい眼の持ち主なので、その能力を人類のために役立てるように。

Tokyo_boogie せっかく東京に行ったんだから、もちろん、浜松町駅のおなじみ「東京ブギ」でメイドさんとカリーライスを楽しんできましたわさ。さすがにメイドさんの写真は撮れなかったけどね。個人情報だし、肖像権もあるし。いやしかしなんちゅうか、大富豪の屋敷で働いていてそこの御曹司とおいたをしそうなアキバ系のメイドさんとちがって、ここのメイドさんは、労咳の老父に人参を飲ませるために食堂車とかで働いていそうなメイドさんで、地味で清楚なコスチュームがそそりますねえ。こういう感性がすっかりおやじですねえ。絶対領域剥き出しのやつは、はしたない。いやまあ、はしたないのははしたないので嫌いというわけでもなく、どっちかというと好きですが……。眼鏡っ娘のメイドさんがいなかったのは残念だなあ。



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2007年7月29日 (日)

京ぽんのデータをアドエスに移す

 先日機種変更したAdvanced/W-ZERO3[es]に、長年使ったケータイ“京ぽん”(っつっても使ったのは三年だが、同一機種では個人的最長記録だ)のアドレス帳データを移す。「週末の夜中に、なにをせっせと仕事みたいなことをしているのだろう?」と、ちょっとフクザツな気持ちにならないでもないが、まあ、京ぽんご苦労さん、アドエス(という愛称が、すでにAdvanced/W-ZERO3[es]にはついているようだ)こんにちわという気持ちで執り行う儀式のようなものだから、文句を言ってはいけない。いままで世話になったマシンを労い、これから世話になるマシンにご挨拶をするという、機械に対する礼儀としてのセレモニーである。

 PDAのデータはどのみちOutlookと同期されているわけだから簡単に移るが、ケータイのアドレス帳はそうはいかない。多少手間がかかる。WILLCOMのユーティリティー「H"問屋」で京ぽんからCSV形式でエクスポートしたデータをExcelに読み込んで掃除・整形し、Outlook 2003にインポートする。あとはアドエスを繋ぐだけで、自動的にOutlookのデータと同期される。

 こう書くと簡単だが、ケータイのアドレス帳とOutlookとでは、そもそも項目の体系がまるでちがう。どの項目をどの項目に移せばあとで編集がしやすいか、捨てることになってもよい項目はどれか、最悪手作業で移しても差し支えないデータはどれかなどなどを考えつつ作業を進めるので、なんだかんだで小一時間かかってしまった。Outlook側のインポート/エクスポート機能にいろいろと親切なコンバータが用意されているから、MS-DOS時代に電子手帳のデータをあれこれ移行したほどの労苦はないわけだが、それでも多少はこういうことをやり慣れた人でないと難しいと思う。少なくとも、年賀状ソフトとExcelとのあいだでデータのやりとりをさせられたりする若いハケン事務員の女のコくらいのスキルは要るのではなかろうか? 街のケータイショップなどではどうしているのだろうな? やっぱり、ちゃんと教育する制度があるのかな?

 そういえば、アドエスに機種変更したとき、ヨドバシカメラのカウンタのねーちゃんは、「データはどうされます? ご自分で移されますか?」という訊きかたをしていたな。できればご自分で移してほしいというニュアンスだった。アドエスは立派なPDAだから、データの移行はユーザがご自分でやるものとばかり思っていたおれは、ちょっと面食らって、「え、ええ、もちろん、自分で移します」と答えたのだが、するってえとなにか、「いえ、お願いします」と言ったら、店のほうでやってくれるのだろうか? だとしたら、けっこうたいへんだよなあ。いま使っているケータイからご自分でデータを移せるような人しかこんな機種買わないと思うんだが、そうでない客もたぶんいるんだろう。というか、そうでない人はたぶんなにか勘ちがいしているので、こういうものはおれならお薦めしないが、そこはそれ、ケータイ屋さんも商売なのだろう。欲しいと言ってくる人を断るわけにはいかないのだろうなあ。

 「データは消えちゃいますがなにか?」みたいな無愛想なケータイショップの店員がCMのネタになっていた時代もあったんだが、最近のケータイショップの店員は、各種スマートフォンの出現によってパソコンの知識まで身に着けなきゃならなくなっているんだろうか? だとしたら、たいへんだなあ。あんなの簡単なバイトだろうと思って面接に行ったら、「えーと、初級シスアドくらい持ってますよね? Microsoft Office Specialist は? アプリケーションはどれとどれ?」とか言われたりして……。



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2007年7月24日 (火)

Advanced/W-ZERO3[es]に機種変更

Advancedes01 Advancedes02

 先日、ケータイの機種を変更した。同一機種ではいちばん長く使った“京ぽん”(AH-K3001V/京セラ)から、一気に最新のAdvanced/W-ZERO3[es]に乗り換えたのである。少々高くついたが、まあ、これにはそれだけの値打ちがある。いままでPDAとケータイを身につけて持ち歩いていたのを、一台にまとめてしまうことができるからである。おかげでずいぶんと身体が軽くなったよ。いやホントに、物理的に。

 まあ、まだ使いはじめたばかりだから、レヴューというほどのことはできないのだが、いまのところは大満足である。Pocket PC などというタコなOSを使い慣れた身にとっては、Windows Moblie も似たりよったりで、“電話もできるPDA”と考えると、じつにけっこうなマシンだ。おれみたいに長年のPDAユーザで、この際、PDAとケータイとを一台にまとめたいという方にはお薦めだが、ケータイひと筋でやってきて、より高機能のケータイにでも乗り換えるつもりでご検討中だという方は、もう少しよく研究したほうがいいと思う。このマシンを“ケータイのノリ”で使う気なら、たぶん「しち面倒くさい」という印象のほうが先に立つだろうからだ。はっきり言って、これはもう“携帯電話”ではありません。“通話機能付き携帯情報端末”だ。

 まるでHP200LX時代に戻ったようなキーボードも長文を打つときにはいいが、キーボードを収納したままの“縦型状態”でも、かなり快適な使い勝手である。縦型状態で、左手でケータイ風入力キーを駆使しながら、右手でスタイラス(この機種から内蔵スタイラスはなくなったので、おれはもちろん「ROTRING エクステンションインプット」を使っている)を持ち操作するのが存外に快適。縦横のモードを自在に使い分けられるのが、たいへんよろしい。むろん、ただ電話をかけるといった基本的なアクションは、左手だけでできる。文句ないすね、いまんとこ。

 いやあ、生きているあいだにこんなに便利なものが持てるようになるとは、まるでSFのようだよ。細かい使い勝手は、今後おいおいネタにしてゆくことにしよう。とりあえずいまは、握っているだけで掌にしっくりときてしあわせになれるマシンなのだよのな~。



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2007年7月 9日 (月)

育児グループウェア

The cell phone as baby monitor (CNN Money.com)
http://thebrowser.blogs.fortune.com/2007/07/06/the-cell-phone-as-baby-monitor/

A few years ago, when the price of wireless airtime plummeted, wireless executives sometimes talked about customers who used pairs of mobile phones as baby monitors. (The Browser suspects this is the stuff of urban legend, but a few websites do explain to the technically impaired how to perform this trick.)
Now along comes Babble Soft, an upstart that can turn a number of so-called “smartphones” into a different sort of baby monitor. (Company founder Aruni Gunasegaram, a mother of two, prefers the term “baby manager.”) Gunasegaram has created a web-based application that helps new parents keep track of feedings, sleep schedules and other newborn activities and milestones that pediatricians often ask moms and dads to track. A mobile version of the application, available for many smartphones, such as the Treo, allows users to access their baby data on the go. (Think Google Calendar for the diaperpail set.)

 山村美紗が、幼いころの娘(山村紅葉)にワイヤレスマイクを付けてモニタしながら仕事をしていたという、合理的なミステリ作家らしい逸話は人口に膾炙しているが、この記事が紹介している“赤ちゃんモニタ”はそういうものではない(前振りで触れているのは、ケータイを山村美沙方式で使う方法だけど)。

 Babble Soft のサイトに行っていただければ、どういうものか詳しくわかると思うけど、端的に言えば、乳幼児のケアを夫婦の共同作業と捉えたグループウェアの一種である。以前は、PDAにダウンロードして使うものだったのを、スマートフォン向けに完全にウェブアプリケーションとして提供しはじめたというわけだ。グループウェアっちゃグループウェアなのだが、夫婦だけ(欧米なら、ベビーシッターも加わるだろうけど)で使うことになるのだろう。いつミルクをやったか、いつオムツを替えたか、いつ薬を飲ませたかといった記録を赤ちゃんのケアをする者同士で共有し、共働き夫婦(最近では“片働き”のほうがむしろ少数派なわけだが)の育児コラボレーションを効率化しようという次第である。欧米のエグゼクティブのあいだでは、ブラックベリーはほぼ必需品状態だそうだから、こういうビジネスもイケそうな感じはしますねえ。

 日本でも、ITリテラシーの高い共働き夫婦の一部ではこうしたニーズも顕在化してくるかもしれないから、この企業の日本進出、あるいは、同様のサービスを提供する日本企業の出現も、そう遠い日のことではないような気がするが、文化的に日本に欧米ほどの市場が育つかどうかは、ちょっと不安ではあるよね。つまり、育児をコラボレーションと捉えないと、そもそもグループウェアの必要性なんかないわけだから。

 Hasta la vista, baby!



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2007年4月24日 (火)

特打ヒロイン

'Supercalifragilisticexpialidocious' wins $25,000 (CNN.com)
http://www.cnn.com/2007/TECH/ptech/04/22/top.texter.ap/index.html

NEW YORK (AP) -- OMG!
Thirteen-year-old Morgan Pozgar, of Claysburg, Pennsylvania, was crowned LG National Texting champion on Saturday after she typed "Supercalifragilisticexpialidocious" from "Mary Poppins" in 15 seconds.
"I'm going to go shopping and buy lots of clothes," the teen said after winning her $25,000 prize from the electronics company LG.

 "OMG!"ってのは、"Object Management Group!"と叫んでいるわけではなくて、英語圏のメール猿どもが使う"Oh My God!"ですな。

 いやしかし、このお嬢ちゃん、こんな小ぶりのスマートフォンのキーボードで Supercalifragilisticexpialidocious を十五秒で打てるのか。あのな、口で言うだけでも四、五秒かかるぞ。ジュリー・アンドリュースディック・ヴァン・ダイクもびっくりだ。えーと、Supercalifragilisticexpialidocious は三十四文字あるから、一ストロークあたり○・四四秒! アラン・ラッド高橋名人もびっくりだ(おじさんはいろいろ古いことを言うので、わからない若人は飛ばして読んでください)。

 LGのこのスマートフォン、このチャンピオン少女が使っている写真を見るかぎりでは、あきらかに HP200LX(おじさんはいろいろ古いことを言うので、わからない若人は飛ばして読んでください)よりも W-ZERO3 よりも小さいよなあ。W-ZERO3[es] よりも、たぶん小さいぞ。横型だから、Blackberry のキーボードよりは打ちやすそうだが……。こういう競技は、手の小さい十三歳の少女にはむしろ有利だろう。有利だけども、人間離れしたスピードであることはたしかだ。

 なんの、さすがにケータイの入力は遅いがな、年寄りを侮ってはいかんぞ。おじさんだって、ふつうのキーボードならまだまだ若いもんには負けん。「dir/w [enter]」なら、いまでも○・五秒を切れると思うぞ。それが年寄りなんだけどな。



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2007年4月10日 (火)

細長いケータイ

 先日、ツーカーのサービス停止に伴って、母に持たせているケータイを au に乗り換えた。まったくのタダである。けっこうなことだ。

 おれはいつも会社の帰りにコンビニで晩飯を買うのだが、ほかになにか雑貨などの買いものがないか、一応、母に電話をして確認することにしている。今日も今日とて確認の電話を入れると、とくに買うものはないということだったので、おれは自分のコンビニ弁当だけ買って帰宅した。

 帰宅すると、「あのあと、あんたに電話しようと思うたけど、ケータイのボタンの数字が擦り切れて消えてて、どれ押したらええかわからんかったんや」と母が言う。はて? 母のケータイはまだ新品のはずだが?

 ほれ、と母が持ってきたのは、テレビのリモコンだった。

 おれはかなり愕然とした。とうとうキたのか?

 おれは、母の部屋の小テーブルに並んでいるテレビのリモコンケータイクーラーのリモコンを指差して、「どれがケータイや?」と尋ねた。

 数秒の沈黙があり、母は自信なさげにケータイを手に取った。そう、それでいい。

 「あたし、なにしてんにゃろ?」と、本人も驚き呆れて笑っていたが、いやあ、ヒヤッとしたぜ。

 問題は、だ。

 こと“機械もの”に関するかぎり、母は若いころから、この程度のとんちんかんであれば、しばしば発動するのである。だもんだから、いよいよボケてきたのか、いつものおっちょこちょいなのか、あんまりよくわからないのだ。不幸中の幸いと言うべきなのであろうか?



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2006年4月27日 (木)

大竹しのぶの自乗

 相手の声がゆっくり聞こえる“ゆっくりボイス”機能がウリの「FOMAらくらくホンII」のテレビCMで、大竹しのぶ「あたしみたいになるんだ」などと言っている。まあ、誰が考えてもこうなるキャスティングではありますな。お年寄りなどには便利な機能だろう。

 しかし、おれは気になるのだ。機械に疎い人がこのケータイを使っていて、“ゆっくりボイス”機能がオンになっているのに気づかずに、ほんとうに大竹しのぶとしゃべったとしたら、そのストレスはいかばかりであろうか? 彼あるいは彼女は、大竹しのぶの“遅口”のあまりのじれったさに、あたかも粘性の高い液体の中をもがきながら進んでゆくかのように苦しげに身をよじり、早く末成由美未知やすえがキレてくれないかなあと期待しながら、やっぱりずっと身をよじり続けることになるにちがいない。

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2006年2月24日 (金)

♪ちっちゃいってことは便利だね あ 便利だね

メール打ちすぎで障害:英国だけで年間380万人
http://hotwired.goo.ne.jp/news/20060222301.html

 携帯電話会社の英ヴァージン・モバイル社は21日(現地時間)、携帯メールの打ちすぎで、指の痛みなど「反復運動過多損傷」(RSI)を患う人が、イギリスだけで年間380万人に上ると発表した。予防マッサージを考案し、専用ウェブサイトで紹介している。
 同社の調査によると、イギリスでは約12%の人が1日当たり1〜20通の携帯メールを発信しており、10%の人はそれ以上、多い場合は100通を打ち込んでいる。このため、同じ動作の繰り返しすぎでRSIとなり、指や手首にしびれ、痛みを感じる人が増えているという。

 ううーむ。あのですね、ふつー、そこまで大量に打つんなら、パソコン使わんか? 使わんのだろうな。ケータイで打つことに意義があるのかもしれん。それにしても、一日百通とは……。ちょっとしたショートショートが分割入稿できてしまうのではあるまいか。まあ、日本の女子高生とかなら、それくらいのヘビーユーザはざらにいるんだろうなあ。さすがにおれの歳になると、一日百通は想像するだけでもつらい。肩がばりばりになるだろう。そんなにメールしなくてはならない用事があるなら、おれなら「あとはパソコンで送るわ」ということになるにちがいない。

 この「反復運動過多損傷」というのがどれくらい怖ろしい障害なのかは知らんけど、高橋名人とかは大丈夫なのかなあ?

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2005年10月14日 (金)

京ぽん還る

 先日、湯呑みに落として修理に出していた京ぽんが返ってきた――のだが、これってよく見ると、いや、よく見なくても、要するに、新品なのである。電話機としての登録情報がおれの番号に書き換わっているだけだろう。そりゃまあ、水に落としたら、丸ごと交換だよなあ。なんだか、入院した知人が退院してきたら、本人の意識と記憶を引き継いだクローン体だった、みたいな感じ。

 だが、新品を買ったという扱いにはならないのだ。新品を買ってしまうと、向こう十か月は機種変更ができなくなってしまうので、あくまで“修理”という扱いなのである。だから、十一月以降に新機種が出たら、すぐ機種変更ができる。なんだか、得したような気もする。新品だし、筐体のロゴはウィルコムのに変わっているし、ディスプレイもぴかぴかだし、ボタンもくたびれていない。このあいだ折れたのでアロンアルファで直したヒンジも、傷ひとつない。いまバックアップデータをパソコンから転送し、ほぼ元の状態に戻ったところだ。

 今回の修理費は、貯まっていたポイント(ウィルコムでは「コイン」と呼ぶが)が充てられたので、現金は一円もかかっていない。だが、機種変更のときに使えるはずのポイントが減ったわけだから、結局、あとから現金を払うことになるという解釈もできる。まあ、湯呑みに落としたんじゃしようがない。

 店の兄ちゃんから聞き出したところによると、今度出る京セラのハイエンド機は、Opera が従来の四倍速で動くという。

 おれ「電池があっちゅうまになくなるんとちゃいますか?」
 店員「た……ぶん、そうでしょうねー」

 うーむ、遅いOperaでもなんとか一日使える今の機種を使い続けるべきか、新機種に乗り換えるべきか。ここはぜひ、人柱のレポートを待たねばならんなあ。

 Opera が速く動くと、人はどうするか?

 (1)いつも見ているページがさくさく見られるので、それまでより使う時間が減り、電池はそれまでと同じくらい保つ。

 (2)いつも見ているページがさくさく見られるので、結局それまでと同じくらいの時間使ってしまい、電池がすぐなくなる。

 (2)だよなあ、ふつう(;^^)。

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2005年10月 7日 (金)

京ぽちゃん

 いやあ、笑うた笑うた。どちらかというと、たいへん不幸なことがおれの身に降りかかったのだが、それでも笑わずにはおられない。

 朝起きたおれは、ベッドサイドに積んである本の上に置いてあるケータイを掴み、朦朧とした頭でパソコンの上の充電器にセットしようとした。そこで手が滑った。ケータイは充電器を外れて滑り落ちた。

 ぽちゃん。

 なんと、ケータイは、パソコンの横に置いてあった湯呑みの中に、狙ったように吸い込まれたのであった。けっこうでかい湯呑みではあるが、よくもまあすっぽりと落ちたものだ。

 あわててケータイを引っ張り出したが、運の悪いことに、飲み残しの茶がかなり残っていた。いかん。見ると、ケータイの画面が乱れている。

 おれはすぐさまティッシュでケータイを拭き、電池を取り出してさらに水気を切った。しばらく乾かしてから、再度電池を装着し、電源を入れてみた。が、何度やってもケータイは意識を取り戻さない。あちゃちゃちゃー、お亡くなりになったようだ。

 というわけで、修理中にショップが貸してくれる代替機(もちろん京ぽんだ)をいま使っているのである。さいわいアドレス帳とブックマークのバックアップは取ってあったから、失われた貴重なデータはほとんどなかった。いま代替機にデータを転送したところだ。数件はアドレス帳から失われているかもしれないが、ケータイにしか保存されていないデータではない。

 水死したおれの京ぽんは、一週間から十日くらいで戻ってくるそうな。まあ、基盤交換でしょうなあ。ショップの店員が言うには、「いやあ、そんな事故は初めてですねー」って、おれだって初めてだ。ふつう、水に浸けて壊す場合、トイレとか洗面所とかに落とすものだろう。湯呑みに落とした人がほかにいたら、一緒に稀有な不運を笑い飛ばしましょう。どわははははははははは。いやあ、世の中、なにが起こるかわかりませんなあ。

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2004年12月29日 (水)

判官贔屓には嬉しい

 〈ケータイWatch〉の「ケータイ of the Year」に、みごと「AH-K3001V」、京ぽんが輝いた(http://k-tai.impress.co.jp/static/enquete/year2004/result.htm)。ユーザとして、快哉を叫びたい。

 いやあ、PHSというハンディキャップ(?)をそのまま強みに転じたような、DDIポケットの痛快な反撃に拍手である。よかった。ずっとH”を使ってきてよかった。おじさんは嬉しいぞ。

 まあ、願わくば、もうちょっとサクサク動いてくれて、もうちょっと操作性がよくて、もうちょっと塗装がしっかりしていれば言うことないんだが……。後継機に期待したい。が、「安い」という長所を捨てない程度に進化してくれればいい。

 いやしかし、京ぽんのおかげで、“情報生活”とでも言うべきものが格段に快適になった。どこにいようとも、「えっと、あれ、なんだっけ?」と通信費を気にせずに調べられるようになったのだから。Google を持ち歩いているようなものである。それはすなわち、八十億ページ超のウェブ資産を持ち歩いているのと同じなのだ。

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