カテゴリー「携帯・デジカメ」の32件の記事

2012年7月31日 (火)

火を噴くガメラ?

 ケンタッキーフライドチキンの期間限定新商品「ファイヤーウィング」ってやつを買ってみた。まだ食ってないので味はわからない。あとで食う、あとで。

 そんなことより(をい)、上記商品のテレビCMで紹介しているAR(拡張現実)っぽいおもちゃを、チキンも食わずにさっそく試してみた。CMってのは、こんなやつだ。

 スマートフォンでKFCの公式アプリ(iPhone用とAndroid用がちゃんとある)をダウンロードして起動し、上のCMでお父さん役の男がこれ見よがしに指に装着している紙の指輪(この辛いチキンに付いてくる)の表面のパターンをカメラに認識させる。アプリが指輪を認識すると、カメラの映像の中に、ゴォオオオオオオという音と共に炎が現れるという寸法である。

Fire_wing1

 なにぶんにも独り者だもんで、おれが火を噴いているところを誰もスマホで見てくれないから、自分の手が火を噴いているのを寂しくキャプチャーしてみた。

 ほんの数年前には、ARなんてものをIT関係者でもないSFファンでもないそこいらへんの人に説明するにはずいぶん手間がかかったもので、「ほれ、『電脳コイル』みたいなやつ」と言っても、もちろん相手はそんなもの観ていないから余計に話がややこしくなり苦労した。それがどうだ。いまや、新聞やらカタログやら英語の教科書やらカーナビやらなにやら、あっちゃこっちゃARだらけである。とうとう、揚げかしわ食うときまでARだ。

Fire_wing2

 独りでやっててもあんまり面白くないんで、すぐ飽きる。が、家族持ちの方々には、ぜひ試してほしいことを思いついた。

 お父さんがこの指輪を着けて立ち小便をしているところを、横から奥さんやお子さんがスマートフォンで見たら、さぞやワイルドな画になるにちがいない。父親の威厳というものを家族に示すよい機会と言えよう。ぜひ、やってみていただきたい。

 また、この指輪はサイズの調節ができるように段階的に切れ込みが入っており、指よりも相当太いものにも巻けるようになっているから、両手が空いたお父さん自身も、お父さん自身が火を噴いているところを見られるはずだ。ワイルドだろぉ?



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2011年7月 3日 (日)

When Doves Fly

When_doves_fly_2

 こりゃ、われながら、ちょっといい感じの写真が撮れたなあ。

 川の堤防を歩いていると、向こう岸の河原に鳩がいっぱい群れていたので、コンデジを望遠にしながら向けると、やつらがいっせいに飛び立った。

 「これはチャンス!」とばかりに、おれは液晶モニタを見るのをあっさり諦め、カメラを胸元に構えて被写体を肉眼で確認しながら、鳩の速度に合わせて身体を回転させ、当てずっぽうで流し撮りをした。フォーカスは指先の操作のタイミングと機械頼りだ。

 どうしても被写界深度が深いコンデジはこういう流し撮りには向かず、スピード感があんまり出ないのがふつうだけれども、条件次第ではこの程度には撮れるもんなんだなあ。ラッキー!


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2011年5月29日 (日)

スマートフォンでチラシをチェックする今日このごろ

 以前、「いわゆる五大紙なんぞは、あってもなくても同じだ。というより、あんなものを読んでいたのではアホが移る」と、日本の新聞をやめた話を書いた。やっぱり、日本の大新聞なんぞ読まなくてもなんの差し支えもない(というか、ヘンな洗脳をされなくてよい)。とくに要らないのは、日本の新聞の“オピニオン”である。事実だけ伝えてくれりゃよい。おまえら記者クラブ媒体の横並びのつまらん意見など要らん。だいたい、意見じゃないじゃん、それ。談合の申し合わせ事項じゃん。ネットとラジオと週刊誌のほうが、よほどおれの脳にはためになる。

 で、日本の新聞をやめてとてもハッピーなんだが、日常生活上、やや不便なことがある。チラシが入らないのだ。ピザ屋のチラシとかは独立して入るんだが、専ら新聞に折り込んでいるチラシは入手できない。

 しかし、さすが二十一世紀、うまくしたもので、チラシポータルサービスの「Shufoo!(シュフー)」ってのがある。ネットでチラシが見られるわけである。以前はウェブブラウザで利用していたんだが、最近、Androidのアプリもできたので、便利なことこの上ない。

 Shufoo! のように、ネットでチラシを見ることには、紙のチラシを凌ぐメリットがあるのだなあと、利用しはじめてすぐに気づき、感動した。

 おれの職場のそばにはダイエーがある。おれは会社の帰りによく立ち寄り、買いものをする。だが、おれはその地域に住んでいないので、むろんそんなところのダイエーの紙のチラシは新聞を取っていたとしても入手できない。だが、Shufoo! であれば、そのエリアのチラシを簡単に閲覧できるのだ。「お気に入り」に登録しておけば、“職場の最寄りのスーパーのチラシ”が手軽に参照できる。これはおそらくサザエさんも想像し得なかった二十一世紀にちがいない。

 だもんだから、日本の新聞を取らないことのデメリットは、もはやまったくなくなってしまったのだった。

 だからもう、キミら、滅びてもいいぜ、記者クラブ談合大新聞。なにやら電子版とかをカタチだけ出しはじめてるところもあるけど、なにその値段? バカなの? 死ぬの? 朝日新聞日本語版の電子版の購読料よりも安い値段で、おれは The New York TimesShanghai Daily 二紙の Kindle 版を定期購読しているぜ。てゆーーーーかーーー、朝日新聞の英語版 Kindle 版は、月額9ドル99セントじゃねーかよ。なにそれ? 日本語ってそんなに値打ちのある言語なの? 日本語しか読めない人からぼったくってやろうって腹なの?

 まあ、日本のアホ新聞の話はともかくとして、Shufoo! は便利だなあ。新聞の折り込みチラシの訴求エリアを超えて情報提供ができるチラシってのは画期的だと思うね。つまり、ローカル性というのは、必ずしも人が住んでいるエリアが対象なのではないのだ。現代のローカル性は、その人の行動範囲すべてを包含してこそのローカル性なのである。“職場のそばのスーパーのチラシを見られる”というのは、存外にすごいIT革命だとおれは思っている。

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2010年5月17日 (月)

月と金星

Moon_venus_3

 仕事帰りに近所のスーパーで卵やら豚肉やらを買って家路をとぼとぼ歩いているときに撮影。

 くぅ~、しかし、カメラを手持ちで天体を撮るのはきつい。買いもの帰りであることを利用して、スーパーの袋を左肘にかけて撮った。あまり重い荷物だと逆効果だが、コンデジの場合、カメラ自体が軽すぎるので、肘に負荷をかけてやったほうが安定するのだ。筋肉というのはそういうもんだ。ケータイで撮るときに、ストラップを引っぱりながら撮ると手ぶれが抑えられるのと同じ要領。これでもやっぱり、ちょっとはブレてるけどねえ。




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2009年7月25日 (土)

WILLCOM 03 に機種変更

 Advanced/W-ZERO3[es]に機種変更したのがかれこれ二年前。そろそろ飽きたのとガタが来たのと WILLCOM 03 がやたら実質値下がりしたのとで、頃合いだなと機種変更して一週間。まあ、アドエスと 03 ってのは基本機能はたいして変わらんし、改良されている点と改悪されている点がどっこいどっこいというところなんで、さほど機種変更の魅力を感じなかったのだが、実質六万円超の端末分の価格が月四百円×二十四か月というところまで(キャンペーンで)下がったもんだから、ここらが底値かなと乗り換えた。

 “できるだけ片手で使いたい”という方は、アドエスから 03 に乗り換えるメリットはない。片手で使う操作性は格段に落ちるだろう。が、スタイラスを使って“両手で使う”ことを前提とすれば、たしかに 03 はアドエスより便利にはなっている。テンキーや十字キーまでもがタッチパネルになってしまうのはさぞや不便だろうとおれも最初は思っていたのだが、この点に関しては、一週間も使えば慣れる。メールソフトは余計な画面遷移が増えて改悪されていると思うのだが、Opera Mobile は“両手で使うことを前提とすれば”なかなか使いやすくなっている。おれはアドエスの時代からスタイラス用のマルチペンと併用することが常態であったから、さほどストレスはない。アドエスは、極力ケータイの操作性を残したPDAという感じだったが、03 ではよりPDA寄りになったというだけだ。

 操作性に関しては、アドエスから 03 に乗り換えても、プラスマイナスゼロというのがぶっちゃけた感想である。よくなっているところもあれば、悪くなっているところもある。

 だが、ひとつ、03 が圧倒的に便利な点がある。Bluetooth で ActiveSync ができる。この一点を以て、多少の不満は吹っ飛ばしてしまうくらいだ。

 これはですねえ、やってみると感動しまっせ。いちいち USB ケーブルを繋がなくていい。いつちぎれるか心配な USB 接続口の蓋を開けなくていいのだ。ケータイ側で ActiveSync を起動して Bluetooth接続を指示するだけで、いわゆる“母艦”側の ActiveSync が立ち上がってたちまち同期をはじめる。無線で ActiveSync! これは便利なことこのうえない。これだけで 03 に機種変更した値打ちがあったと思ったね、おれは。

 ワンセグが観られるようになるというのも、アドエスからの乗り換えのひとつのメリットではあるけれども、こっちにはおれはあんまり魅力を感じない。まあ、観られないよりは観られたほうがよかろうという程度のありがたみである。ニュースや天気予報など、リアルタイムで観る価値のある放送がキャッチできる場合はいいが、それ以外は、べつに映像じゃなくとも、充分に新しい文字情報が取れるほうが、実質的には便利である。ケータイでNHKスペシャルとか『爆笑レッドカーペット』とか観て、面白いすか、あなた?

 おれが思うに、“片手で使う”ことにこだわる人は、アドエスから 03 には乗り換えないほうがよい。“どのみち両手で使うことのほうが多い”という人は、乗り換えるだけの価値はあるよ。



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2009年6月17日 (水)

「ケータリングのピザ」って十回言って……じゃあ、コレは?

長電話「ケータイひじ」にご注意 米医学誌に論文 (asahi.com)
http://www.asahi.com/science/update/0605/TKY200906050105.html

 【ワシントン=勝田敏彦】携帯電話の長時間使用で、手や腕のしびれや痛みを訴える人が増えている。ひじを鋭角に曲げ続けていると起きる症状で、全米有数の医療機関の一つクリーブランド・クリニック(オハイオ州)のチームが、注意を呼びかける論文を同クリニックの学術誌に発表した。
 論文によると、「肘部管(ちゅうぶかん)症候群」または俗に「携帯電話ひじ」と呼ばれる症状で、ひじの内側を走る神経(尺骨神経)が圧迫されるのが原因。


More talking, more problems: 'Cell phone elbow' damages nerves (CNN.com)
http://www.cnn.com/2009/HEALTH/06/02/cell.phone.elbow/

(CNN) -- If your pinkie and ring fingers tingle or feel numb, you might not want to pick up that cell phone to call the doctor.
Orthopedic specialists are reporting cases of "cell phone elbow," in which patients damage an essential nerve in their arm by bending their elbows too tightly for too long.
When cell phone users hold the phone to their ears, they stretch a nerve that extends underneath the funny bone and controls the smallest fingers. When talkers chat for a long time in that position, it "chokes the blood supply to the nerves. It makes the nerves short-circuit. The next thing you know, there's tingling in the ring and small finger," said Dr. Peter J. Evans, the director of the Hand and Upper Extremity Center at the Cleveland Clinic in Cleveland, Ohio.
When that happens, the advice is simple: Switch hands -- before it gets worse.

 ……ってあのなあ、ごくごく素朴な疑問として、おまえら、どんだけ電話しとんねん!? なにをそんなに話すことがある?

 ひょっとしたら、ソフトバンクの「でか!ストラップ」のアイディアは、この問題に対する解決策を、論文に先んじて提示しているのかもしれないぞ。あのストラップが十キロくらいあったら、長電話を防止できるばかりではなく、いい筋トレにもなる。ケータイひじなどというものになる前に、疲れて通話を継続できなくなるからね。

 「論文は、携帯電話を持つ手を左右でときどき替えたり、ハンズフリー装置を使ったりすることを勧めている」って、いやだからそもそもそれ以前に勧めるべきことがあるでしょうが!



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2009年6月15日 (月)

これって便利なの?

画面にタッチで写真撮影 富士フイルムが新デジカメ (MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/release/electric/090611/elc0906111718000-n1.htm

 富士フイルムは、液晶画面で一番ピント合わせたいところにタッチするだけで撮影できるコンパクトデジタルカメラ「ファインピックスZ300」を20日発売する。
 画面の手前の花など、ピントを合わせたいポイントを指で触れるだけで撮影できる「タッチショット」機能を世界で初めて搭載。シャッターを半押ししながらピント合わせをするわずらわしさがなくなった。料理などを接写するときに最適な発光量に調整し、自然な明るさで撮影できる「スーパーiフラッシュ」も備えている。
 有効画素数は1000万画素で、市場想定価格は4万円前後。

 はあ? 記事を読んだだけではどういう機能なのか、いまひとつよくわからんな。「シャッターを半押ししながらピント合わせをするわずらわしさがなくなった」って言うけどさ、カメラをしっかり把持している左手をわざわざ離して、液晶画面にタッチするほうがよっぽどわずらわしいようにおれは思うのだが……。それに、右手だけで把持しているカメラの液晶画面に左手でタッチしたりしたら、手ブレを起こさないのだろうか? そこいらへんはちゃんと工夫をされているのかもしれないが、記事を読めば読むほど、このカメラでどこがどう便利になったのか、さっぱりわからん。

 「シャッターを半押ししながらピント合わせをする」ってのは、わずらわしいどころか、左右いずれの手もできるだけ動かさなくてすむ、充分に練られた“枯れた”ユーザインタフェースだとおれは思うんだがなあ。記事を読むかぎりでは、全然便利そうに見えないところが不可思議である。ピントを合わせるときに、左手をいちいちカメラから離して液晶画面に触れ、ピントが合ったところで、もう一度両手でしっかりとカメラを両手で把持して写せということなのだろうか? よっぽど右手がしっかりした人でもないかぎり、かえって写しにくいように思うんだけどなあ。

 まあ、どっかで実機を見たら、試してみよう。おれは買う気はないけどね。これもコンデジのコモディティー化の一方向なのかもしれないが、カメラ本来の機能を使いやすくする方向へじゃなくて、おせっかいにもほどがある“見せびらかし”インタフェースを派手にする方向へ進んでいっているような気がしてならない。

 リコーには、こういうおもちゃじみたプレゼンテーションになどには目もくれずに、ひたすら“人が頭と手を使って自分の道具として操れる手応えのあるカメラ”の路線を突き進んでほしい。ユーザに“上達する喜び”というものを与えてくれる道具にこそ、ほんとうの愛着が湧くというものだ。



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2009年6月 7日 (日)

一・二七秒前の写真

The_moon
 月がとっても青いから遠まわりして帰りながら撮影。RICOH R10 の特性もかなりわかってきたせいか、三脚を使わず(といっても、おれはミニミニ三脚しか持ってないが)手持ちで撮ったわりにはうまく撮れた。コンデジでここまで写るんだなあ。

 この写真に写っている月の中心から右上に少し上がったところにある黒いところが、あの「静かの海」である。アポロ11号が着陸したのは、白いところと黒いところの境目からほんの少し“海”に入ったあたりだ。人類はむかしあそこに降り立ったんだよなあ。ちょうど四十年前の一九六九年、おれが七歳になる年の七月のことだ。

 四十年後に人類はまだこの程度であると、六歳のおれには教えたくないなあ。



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2009年4月12日 (日)

飛行機雲の誕生

Contrail_2009041101 夕方、買いもの帰りに「いい感じの空だな」と思ったので、RICOH R10 を向けると、画面右下から飛行機が現れた。

Contrail_2009041102 光学ズーム7.1倍で飛行機を追っていると、逆方向からもう一機現れた。

Contrail_2009041103_2 さらにデジタルズームで寄ると、最初の飛行機は画面右上へフレームアウト。

Contrail_2009041104 デジタルズームを最大の4.8倍にまで上げながら、フレームアウトした飛行機を捉える。コンデジでここまで望遠にすると、手ブレを抑えるのに必死。息を詰めて、飛行機を打ち落とそうとでもするようにシャッターを切る。飛行機雲が発生するあたりがはっきりわかった。どう見ても旅客機だから、高度一万メートルでこぼこを飛んでいるのだろうか。



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2009年3月17日 (火)

♪ギリギリまでがんばって~

Ultraman_gaia01 やっぱり、いまのところこういうふうにしか使わない RICOH R10 なのであった。食玩のウルトラマンガイアね。じつは剥き出しのままタンスの上に飾ってあったので、煙草のヤニで少し黄ばんでいるわけなのだが、それがなんだか“汚し”が入ったようで、それなりにいい感じ。

Ultraman_gaia02 ちょっとアオって撮ると、ウルトラマンらしいかも。

Ultraman_gaia03 こんなふうにチープに撮っている。樹脂製のクリップボードの裏は、いい具合にざらざらした表面仕上げになっているので、そこに豆電球を映して“光の国感”を出す。撮影時は部屋を暗くし、豆電球だけにしてズームマクロでアオり気味に寄る。ホワイトバランスは白熱灯、露出はやや高め、ISOは200に設定。

 そろそろ、もう少しまともなものを撮りたいものだ。春になったら花やら虫やら撮る気になるかもしれんが、出不精なので、あくまで希望的観測。



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