カテゴリー「住まい・インテリア」の3件の記事

2008年2月18日 (月)

火災警報器の恐怖

Alarm 土曜日に業者が火災警報器を取り付けに来た。消防法の改正によって新築住宅では二〇〇六年六月から設置が義務付けられているが、既存の住宅に関しても、多くの市町村では二〇一一年六月からは設置が義務になるようだ。だもんだから、おれんちは市営住宅だから、タダで取り付けにきてくれるわけなのである。「既存の住宅でも、いま取り付けないと罰せられる」などとほざいて“消防署のほう”から来た詐欺師が火災警報器を売りつける例があるそうなので、そこいらは各自で注意してください。

 しかしまあ、これがなかなかたいそうだ。いや、取り付けは数分ですむんだが、“各部屋にひとつ”取り付けなければならないのである。おれんちは狭い。3DKと風呂とトイレだ。さすがにトイレには付けなくてもいいみたいだけど、ダイニングキッチンには熱感知式のものをひとつ、ほかの三部屋には煙感知式のものをひとつずつ取り付けなくてはならない。ぶっちゃけた話、すべての部屋の床にできるだけ速くタッチしてまわるというゲームをやったとしたら、おれんちは数秒でゲームが終わる。家の中のどこにいても、ケータイが鳴ったらわかる程度の面積しかない。それでも、やっぱり各部屋に火災警報器を取り付けなくてはならないのである。四個の火災警報器のうち、最も離れているもの同士でも、おそらく直線距離にして五メートルくらいだろう。まさに、鶏を割くに牛刀を以てす、という感じである。

 たとえば、台所でおれが目玉焼きを作ろうとしているときに、フライパンの油に火が移って、それがカーテンにでも燃え移ったとしよう。おそらく、ダイニングキッチンの感熱式の警報器が鳴り出すだろう。で、たぶん、十数秒もしないうちに、ほかの三つの部屋の煙感知式の警報器も、すべて鳴り出すにちがいない。おれんちは、ちょっとしたボヤでも出そうものなら、四つの火災警報器(と、たぶん揮発性の気体に反応するガス漏れ警報器)がいっせいに鳴り出すことになるだろう。あまりのけたたましさに、かえってパニックになってしまいそうだ。

 半径数メートルくらいの円内にある五つの警報器がいっせいに大音量で鳴り出すことを想像すると、これは怖いぞ。そんなとんでもない状況を招かないためにも、火の元には気をつけなくてはいかんなあと、改めて思ったことであった。そうか、日本のウサギ小屋住宅の各部屋に火災警報器を取り付けろというのは、そういう立法主旨があったのか。



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2007年5月10日 (木)

難民以上、難民未満

Japanese find sleep, shelter in cyber cafes (CNN.com)
http://www.cnn.com/2007/TECH/internet/05/08/japan.cyberhome.reut/index.html

"They are different from the real homeless because they belong to the working poor, so they do have some money, whereas the ones on the street have no money at all," he added.
There is no official data on the cyber cafe homeless. Japan's Welfare Ministry plans a wider study on the phenomenon, according to a newspaper report, but in the meantime, it is hard to gauge the scope of the problem or its social impact.
Anecdotal evidence suggests that many are freeters in their mid-to-late-twenties, who stay in a net cafe for a couple of months before settling for a more permanent housing solution.

 CNNが、いわゆる「ネットカフェ難民」について取り上げている。面白いのは、と言うといささか語弊があるけれども、refugee なんて言葉は使っていない点だ。こりゃ当然で、refugee には「祖国を追われている」、つまり、「いまは(望まずして)外国にいる」という状況が前提としてコアにある。cyber cafe homeless というのは、適切な訳だと思う。要するに、ホームレスの一種にすぎないとそっけなく表現しているところに、教えられるものがある。「難民」なんて上等な(?)ものではないとも言えるし、自分の国の中でこういう目にあっているのは難民以上に悲惨だとも言える。

 「援助交際」なども、英語圏のメディアにかかれば prostituting の一種にすぎないということになる。ミもフタもない。逆に言うと、事実ミもフタもないことなのに、一見穿ったような口あたりのよい表現でその本質を覆い隠してしまうという“ごまかし”が、流行語には多かれ少なかれある。外国からの視点ってのは、そういう“悪い慣れ”に気づかせてくれることがあって有益だよな。

 もし、CNNがおれの生活を報道するとしたら、「多少広いネットカフェのような空間に寝泊りしている」などと表現されてしまうかもしれない。いや、それを言っちゃ、ミもフタもないけど、んむむ、反論はできんな……。おれは快適だけどね。



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2006年9月19日 (火)

リセッシュのSF的利用法

 リセッシュという消臭剤のCMで、ものすごいことを言っていた――「リセッシュが空間にもできるようになりました」

 これはすごい。物理学を根底から覆す大発明である。そもそも空間に臭いがあったというのも驚きだが、その空間を消臭できるというのだから、アインシュタインもびっくりだ。

 元から空間にある臭いを部分的に消せるということは、空間をマーキングできるということだ。すなわち、リセッシュは、空間に絶対座標の楔を打ち込むことができるのだ。将来、ワープ航法やタイムマシンが実用化される際には、きわめて役立つ技術になるにちがいない。リセッシュでマーキングした空間を原点として座標を組み立てれば、相対性などという世迷い言の呪縛から人類は解放される。絶対空間・絶対時間が、シュッとひと噴き、手軽に作れるのである。

 そうかあ、空間にもできるようになったかあ!



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