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2006年6月21日 (水)

年配者向けパチンコ台の提案

 おれはパチンコを全然しないんだけども、テレビCMを観たり、パチンコ屋の前を通りがかって広告を見たりしているかぎりで知るところによれば、近年いろんなドラマやら映画やらマンガやらなにやらがパチンコ台になっていて、いったいこの台はなにがどうなれば楽しいのやらなどと、妙に想像をかき立てられたりする。『冬のソナタ』なんて、いったいどういうふうにゲームにしているのだろう?

 それはともかく、その手のパチンコ台の微妙に懐かしいラインナップは、どう考えたって、三十代後半から四十代後半くらいを、つまり、おれたちを狙っている。この層のパチンコ人口は多いのだろうか、少ないのだろうか。多いからそのニーズに応えて企画ものを繰り出してくるとも考えられるし、パチンコ離れが進んでいる層だから、それを食い止めるために懐かし台を次々出してくるとも考えられる。

 おれが思うに、働き盛りばかり狙わずに、もっと上の、時間ができる世代を狙うのもアリなのではなかろうか。

 パチンコ《若大将》とか、パチンコ《渡り鳥》とか、パチンコ《社長漫遊記》とか、パチンコ『愛と死をみつめて』とか、パチンコ『君の名は』とか、いくらでもできそうな気がする。

 いまなら、パチンコ『奥の細道』なんかどうだろう? えんぴつでなぞるのが面倒くさい人は、右手でダイヤルをひねって固定しておくだけで、芭蕉の足跡を辿ることができるという、まことにわびさびに溢れた台なのである。おのが人生を振り返り、充実した余生をじっくり味わうのに持ってこいかも。



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