火を噴くガメラ?
ケンタッキーフライドチキンの期間限定新商品「ファイヤーウィング」ってやつを買ってみた。まだ食ってないので味はわからない。あとで食う、あとで。
そんなことより(をい)、上記商品のテレビCMで紹介しているAR(拡張現実)っぽいおもちゃを、チキンも食わずにさっそく試してみた。CMってのは、こんなやつだ。
スマートフォンでKFCの公式アプリ(iPhone用とAndroid用がちゃんとある)をダウンロードして起動し、上のCMでお父さん役の男がこれ見よがしに指に装着している紙の指輪(この辛いチキンに付いてくる)の表面のパターンをカメラに認識させる。アプリが指輪を認識すると、カメラの映像の中に、ゴォオオオオオオという音と共に炎が現れるという寸法である。
なにぶんにも独り者だもんで、おれが火を噴いているところを誰もスマホで見てくれないから、自分の手が火を噴いているのを寂しくキャプチャーしてみた。
ほんの数年前には、ARなんてものをIT関係者でもないSFファンでもないそこいらへんの人に説明するにはずいぶん手間がかかったもので、「ほれ、『電脳コイル』みたいなやつ」と言っても、もちろん相手はそんなもの観ていないから余計に話がややこしくなり苦労した。それがどうだ。いまや、新聞やらカタログやら英語の教科書やらカーナビやらなにやら、あっちゃこっちゃARだらけである。とうとう、揚げかしわ食うときまでARだ。
独りでやっててもあんまり面白くないんで、すぐ飽きる。が、家族持ちの方々には、ぜひ試してほしいことを思いついた。
お父さんがこの指輪を着けて立ち小便をしているところを、横から奥さんやお子さんがスマートフォンで見たら、さぞやワイルドな画になるにちがいない。父親の威厳というものを家族に示すよい機会と言えよう。ぜひ、やってみていただきたい。
また、この指輪はサイズの調節ができるように段階的に切れ込みが入っており、指よりも相当太いものにも巻けるようになっているから、両手が空いたお父さん自身も、お父さん自身が火を噴いているところを見られるはずだ。ワイルドだろぉ?
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