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2012年5月の4件の記事

2012年5月21日 (月)

♪You は食! 月で日が隠れてる

Solar_eclipse_20120521_3 千円のムックに付いてた紙製の日食メガネをコンデジに当てがい、通勤途上に手持ち連射で撮影。連射だから解像度は低い。ま、記念としてはこんなもんでしょ。京都では、右下がぎりぎりかろうじて繋がるくらいの金環。

 きっちり晴れているのに、ただただあたりの光量だけが落ちてゆくというのは、じつに奇妙な体験だった。まるで晴れの日に外出している夢を見ているかのようだ。おれは北欧なんて行ったことないけど、あるいは白夜ってのはこんな感じなのかもしれんな。

 わが日の本の国には、このところずいぶん翳りが見えてきているが、なあに、この日食で底を打ったことにしておこう。明日という字は、明るい日と書くのだ。


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2012年5月 5日 (土)

それでも好きだよ(DVD付B)(DVD付C)(指原莉乃/avex trax)

 え? なに? 結局、おまえはType-AもBもCも全部買ったのではないかって? いやまあ、そうだが、なにか文句があるか。おれは「さしこのソロデビューシングルは、Type-Aしか予約しとらん」と言っていただけであって、Type-BやType-Cは予約せずに発売後に買ったのである。初日の売上げ枚数が乃木坂46にダブルスコアで負けたというので、急遽、追加注文をすることにしただけだ。べつにブレとらん。全然、ブレとらん。「予約」という言葉の意味は、辞書を引いてもらえばわかる。はっはっは、これからおれのことを「枝野」と呼んでくれたまえ。

 まあ、指原莉乃 vs. 乃木坂46の同日発売シングル対決は、もちろんプロレスみたいなもんであって、勝っても負けても、どちらのファンにとってもおいしいし、秋元康は笑いが止まらんという仕掛けにはなっている。だいたい、さしこはそもそもがAKB48のいろもの担当なのであって、勝てば勝ったで、「ヘタレだが努力家のさしこが……」となり、負けたら負けたで、「じつに指原らしい展開」ということになるわけで、論理的に無敵なのだ。

 さて、これら3タイプのシングルの収録曲は、「それでも好きだよ」「初恋ヒルズ」の二曲は同じで、三曲めと、特典映像がタイプによって異なる。Type-Aの三曲めは「恋愛総選挙 ~指原莉乃 solo ver.~」、Type-Bは「愛しきナターシャ」、Type-Cはハロプロ好きの指原がとびきり好きだという、はるな愛――じゃない、松浦亜弥「Yeah!めっちゃホリディ」のカバーである。DVDじゃないので、乳首をいじりながら唄っているかどうかはさだかでない。いやしかし、 「Yeah!めっちゃホリディ」が存外にいいのでちょっと驚いた。やっぱり、消費者側のときに育んだ愛がハンパではないのであろう。しょこたんカバーみたいなもんだ。

 それにしても、このところの指原莉乃の快進撃にいちばん驚き戸惑っているのは、指原本人であろうと思う。ちょっと前まで、エスパー伊東“爆裂鼻風船”を渋谷の街頭でやっていたいろものアイドルだとはとても思えない。まあ、さしこなら、いまでも平気でやってくれるとは思うが。

 指原にとっては、冠番組を持てとか、さんまと渡り合えとか、フォトブックを出せとか、ソロデビューしろとか、サマンサタバサのモデルになれとか、テレビドラマで主演しろとか、そいつが映画になるのでもちろんやれとか、大分の観光大使になれとか、そういったことどもも、爆裂鼻風船とさほど変わらぬ、向こうからやってくるならありがたく受けて立とうという仕事のひとつにすぎないのだろう。きっと、あれよあれよという間に、嵐に巻き込まれているかのような感じだろうな。

 ともあれ、消費者としての愛を忘れていないさっしーには、おれは好感が持てる。いずれ指原莉乃は、放送作家かプロデューサーか、なんであれ提供側に回るタイプの才能だろうとおれも秋元康と同じように思うが、アイドルとして輝いている、いま、この瞬間を大切にしてほしいと思う。憧れのバトンを、次の世代のヘタレ少女たちに渡してくれるはずだ。

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2012年5月 2日 (水)

それでも好きだよ(DVD付A)(指原莉乃/avex trax)

 おれが指原莉乃推しであることは、このブログでもネタにしているが(twitterではもっとネタにしている)、当然のことながら、さしこのソロデビューシングルは予約して買ってしまった。

 おれの二人の姪は姉も妹もジャニヲタで、とくにHey! Say! JUMPのファンで、ほとんど同じような内容のCDやらDVDやらをことごとく買っている。ジャニーズ事務所の思うツボであり、いいカモである。こいつら、アホである。

 だが、おれの姪たちにしてみれば、今年五十になろうかというおじさんが、指原莉乃にハマっており、さしこの出演番組をいちいちチェックしているばかりか、カレンダー買ったり、フォトブック買ったり、あろうことか、ソロデビューシングルを予約までして買っているさまは、秋元の思うツボ以外のなにものでもないわけなのだ。

 おれ 「なんじゃそりゃ。また買うんか? ジャニーズは阿漕やのう。おまえら、ジャニーズの思うツボやな」

 姪ども「おっちゃんも、秋元の思うツボやけどな」

 おれ 「おれは、さしこのソロデビューシングルは、Type-Aしか予約しとらん」

 まあ、こういうのを目くそ鼻くそと言う。

 下のほうの姪は、指原莉乃と同い年であるからして、彼女にしてみれば、いいおっさんが自分と同年輩の小娘にきゃあきゃあ言うておるのが(いや、べつに、きゃあきゃあ言うてはおらんけどな)、滑稽であり、不可思議であるのだろう。

 まあ、そのへんはええやないか。これほどアイドルにハマるのは、麻丘めぐみ石野真子以来である。麻丘めぐみとか石野真子とかは、「ああ、こんなコが恋人やったらええやろなあ」みたいな感じであったが、指原莉乃は「こんなコを娘に欲しい」というハマりかたなんである。しょこたんみたいなもんだ。

 それにしても、歌はあんまりうまくないが、DVDは妙に見応えがあったな。なるほど、これで釣ろうというのだな。さらにこのデビューシングルのType-BやType-Cを買えば、さしことデートしているかのような映像が33本コンプリートできるというわけか。はっはっはっは、秋元め、その手には乗らんぞ。おニャン子に手をつけてカミさんにしてしまったおまえの陰謀にまんまとハメられてなるものか。おれはジャニーズ事務所に操られている姪どもとはちがうのだ。

 それでも好きだよ、この面白い小娘めが。

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今月の言葉

惨事のおやつは再稼働

 おれは、動いていようが停まっていようが、さほどリスクは変わらんのだから、危険性の低いものから、博打を打って再稼働しろと考えているが、いまの政府の手順はあまりにも強引であまりにも稚拙だ。むちゃくちゃだ。

 おまえらの政治判断とやらが気に食わん。そんなものは二の次だ。まず科学的判断、技術的判断あっての政治判断だ。それともなにか、おまえらが政治判断とやらをしたら、真空中の光速度が変わるんか? プランク定数が変わるんか? エネルギー保存則が破れるんか? 熱力学の第二法則が破れるんか? ふざけるな、たわけが。

 あらゆる政治判断は、まず科学に立脚していなくてはならない。おまえらがどんなに複雑怪奇な政治判断とやらを下そうが、三角形の内角の和は常に百八十度である。それをねじ曲げようとする政治判断など、国際社会の笑いもの、後世の笑いものになるだけだ。

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