今月の言葉
よく考えたら、齢四十八歳にして、おととい生まれて初めて自分の金で扇風機を買った。エアコンは何度か買ったことがあるんだが、じつに不思議な気持ちだ。
エアコンの設定温度を二十八度にして(あるいは、エアコンを点けずに)、扇風機という機械をひっさしぶりに使っていると、なにやらとても懐かしい気分だ。
プロペラを回して風を送る――なんて枯れた、確実な技術だろう。おれが子供のころに使っていたやつに比べると、横から見るとやたら薄っぺらかったり、羽根が五枚もあったり、ワイヤレスのリモコンが付いていたりと、細かいところではずいぶん洗練されているような気もするんだが、やっぱり「ワレワレハウチュウジンダ」がちゃんとできる。すばらしい。
| 固定リンク
コメント
この間3歳児を預かったんですよ。
外遊びをおえて、家にはいって扇風機をつけたら、早速やってましたね。
「ワレワレハウチュウジンダ」
うむ、文化は正しく引き継がれている、と思ったものです。
もちろんうちの子たちも(おしえた覚えはないのに)やってます。
投稿: 修理屋ア | 2011年7月 5日 (火) 09時23分
土屋嘉男さんが元祖で、木久扇師匠が本家。
投稿: ハッチ | 2011年7月 5日 (火) 10時20分
>修理屋アさん
どこで覚えてくるんでしょうねえ。ソフトバンクのCM?
>ハッチさん
本家はむしろ河童なのでは(^_^;)?
投稿: 冬樹蛉 | 2011年7月 7日 (木) 01時28分
TV番組「笑点」を見ているのですが、木久扇師匠は「河童」を半年くらい前から封印しているようで、最近は「ワレワレハウチュウジンダ」を披露しています。たいへん重要な芸能伝承者です、木久扇師匠は。
投稿: ハッチ | 2011年7月 8日 (金) 17時42分