スマートフォンでチラシをチェックする今日このごろ
以前、「いわゆる五大紙なんぞは、あってもなくても同じだ。というより、あんなものを読んでいたのではアホが移る」と、日本の新聞をやめた話を書いた。やっぱり、日本の大新聞なんぞ読まなくてもなんの差し支えもない(というか、ヘンな洗脳をされなくてよい)。とくに要らないのは、日本の新聞の“オピニオン”である。事実だけ伝えてくれりゃよい。おまえら記者クラブ媒体の横並びのつまらん意見など要らん。だいたい、意見じゃないじゃん、それ。談合の申し合わせ事項じゃん。ネットとラジオと週刊誌のほうが、よほどおれの脳にはためになる。
で、日本の新聞をやめてとてもハッピーなんだが、日常生活上、やや不便なことがある。チラシが入らないのだ。ピザ屋のチラシとかは独立して入るんだが、専ら新聞に折り込んでいるチラシは入手できない。
しかし、さすが二十一世紀、うまくしたもので、チラシポータルサービスの「Shufoo!(シュフー)」ってのがある。ネットでチラシが見られるわけである。以前はウェブブラウザで利用していたんだが、最近、Androidのアプリもできたので、便利なことこの上ない。
Shufoo! のように、ネットでチラシを見ることには、紙のチラシを凌ぐメリットがあるのだなあと、利用しはじめてすぐに気づき、感動した。
おれの職場のそばにはダイエーがある。おれは会社の帰りによく立ち寄り、買いものをする。だが、おれはその地域に住んでいないので、むろんそんなところのダイエーの紙のチラシは新聞を取っていたとしても入手できない。だが、Shufoo! であれば、そのエリアのチラシを簡単に閲覧できるのだ。「お気に入り」に登録しておけば、“職場の最寄りのスーパーのチラシ”が手軽に参照できる。これはおそらくサザエさんも想像し得なかった二十一世紀にちがいない。
だもんだから、日本の新聞を取らないことのデメリットは、もはやまったくなくなってしまったのだった。
だからもう、キミら、滅びてもいいぜ、記者クラブ談合大新聞。なにやら電子版とかをカタチだけ出しはじめてるところもあるけど、なにその値段? バカなの? 死ぬの? 朝日新聞日本語版の電子版の購読料よりも安い値段で、おれは The New York Times と Shanghai Daily 二紙の Kindle 版を定期購読しているぜ。てゆーーーーかーーー、朝日新聞の英語版 Kindle 版は、月額9ドル99セントじゃねーかよ。なにそれ? 日本語ってそんなに値打ちのある言語なの? 日本語しか読めない人からぼったくってやろうって腹なの?
まあ、日本のアホ新聞の話はともかくとして、Shufoo! は便利だなあ。新聞の折り込みチラシの訴求エリアを超えて情報提供ができるチラシってのは画期的だと思うね。つまり、ローカル性というのは、必ずしも人が住んでいるエリアが対象なのではないのだ。現代のローカル性は、その人の行動範囲すべてを包含してこそのローカル性なのである。“職場のそばのスーパーのチラシを見られる”というのは、存外にすごいIT革命だとおれは思っている。
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コメント
ややや。そんなコトないですよ。
大掃除の時(ガラス磨き)とか、洗濯機のフィルタがつまって水漏れした時とか、天ぷら揚げた後に「かためるテンプル」がないのに気付いた時とか、新聞ないと悲惨ですよう。
投稿: kotowo | 2011年5月29日 (日) 05時00分
Shufoo!、初めて知りました。うちも新聞とってないしこりゃ便利ですね。
ちなみに新聞の値段って大雑把に言うと、半分が販売店とかの宅配コストで残りのさらに半分が紙・印刷コストだそうなので情報代は四分の一程度、紙の新聞が月額4000円とすると電子版は1000円以上だとボッタクリって言う事になりますね。
投稿: 超時空漫才 | 2011年5月29日 (日) 05時57分
>kotowo さん
そういう用途のために、古新聞の備蓄はあります(^_^;)。
>超時空漫才 さん
チラシなどというローカルなものをネットで提供するというサービスは、九〇年代後半から現れては消えていったように思いますが、ここへ来てこれだけの利便性を備え得たのは、大資本が乗り出したことに加え、やはりケータイの普及、スマートフォンの普及が大きいと思いますね。それと新聞の購読契約数がどんどん減る一方という、不可逆的な追い風もあるでしょう。電子チラシというものが、ようやく時機を得たと申しましょうか。
投稿: 冬樹蛉 | 2011年5月29日 (日) 20時34分