ヒートテック最高!
おれは暑さにはめっぽう弱いが、寒さにはそこそこ強い。だもんだから、冬なんか下手に厚着をしてしまうと、汗だくになってえらい目に会う。
だが、もう大丈夫だ! ハマってしまった。いまさらながら、ユニクロのヒートテックにハマってしまったのだった。
これはもう、じっつにすばらしい。あまりのすばらしさに、この冬、五枚も買ってしまったよ。いままではインナーというイメージが強かったのだが、この冬のユニクロの売りかたどおり、アウターとしてもなんの差し支えもないのである。テレビCMでやってるように、素肌の上にヒートテック一枚だけ着て、上からジャケット羽織って外に出てもまったく平気だ(とくに寒がりの人は知らんよ)。気持ちいい。軽い。もこもこしてない。こんなペラペラのものを一枚着ているだけで寒くないというのは、かつて体験したことのない新感覚である。魔法のようだが、まあ、理屈を聞けば納得はできる。「ヒートテックって、ホントにあったかいの?」という記事で的確に分析している人がいたので、リンクしておこう。ま、こういうことなんでしょうな。実際にヒートテックがどのくらい“発熱”しているんだか知らんが、少なくとも、おれの体質にはぴったりだ。百聞は一着にしかずである。“あったかい”というよりは“寒くない”のは事実であって、これくらいがおれにはちょうどよいのだなあ。
防寒性能がどうのこうのというのは、じつは副次的なことにすぎない。おれがヒートテックにハマっているのは、暖かい・気持ちいいということよりも、なにより“手間が省ける”という点が最高に気に入っているからである。ものぐさ人間にとっての革命と言わずしてなんと言おう。
おれはこのところ、ヒートテックのクルーネック九分袖Tシャツを部屋着にしている。九分袖だから水仕事もしやすい。で、そのままそれをパジャマにしている。で、外出するときには、その上にジャケットかジャンパーを着るだけである。要するに、いちいち着替えなくてよいのが、なによりもすばらしい。いやまあ、着替えなくてよいといっても、さすがに何日も着ているわけにもいかないから、一日着たら、次のまったく同じ型のヒートテックTシャツに着替えますけどね。
おれは衣食住にはほとんど興味のない人間なので、それらに意識を向けるのがとてもとても面倒くさい。だからこそ、ヒートテックに惚れてしまったのだ。衣服なんぞ意識せずにすむほどに、ちゃんと黙々と仕事をしてくれる。G-SHOCKのようだ。
こんなに売れているものをいまさら宣伝するかのように褒めちぎるのは、なんとなく癪に障らないでもないが、いいものはいい。ヒートテック万歳! ああ、平日はこのまんまジャケットだけ羽織って会社へ行ければ最高なのだが、さすがにそうも行かないので、ワイシャツとネクタイなどという、なんの役にも立たない、ホワイトカラーの生産性を落としているだけの拘束具をしぶしぶ着用して会社に向かうのだ。社会生活というのは、なんと非合理的なのだろう。
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コメント
あれですか、「惑星CB-8越冬隊」の地球人の防寒具みたいなもんですか。
投稿: 大名死亡 | 2009年12月 5日 (土) 19時26分
ヒートテック、来年からロシアでも売り始めるそうですよ。春にモスクワのユニクロ一号店開店……って、今 ま で の 経 験 か ら 言 わ せ て い た だ く と、去年、今年の冬に間に合わせるつもりで企画を立てたものと思われ。ま、来年の秋に間に合ってればいいじゃん
投稿: ふみお | 2009年12月 9日 (水) 01時07分