薄幸の階段
昨日の朝、忘年会場の旅館を後にして、みなで喫茶店へ向かう途中、あの池田屋跡を通ったら、とても池田屋らしい居酒屋になっていた。あとで調べてみると、夏ごろに開店していたらしい。京都市民っつっても、おれはここいらへんは年に二、三度も通れば多いほうだからなあ。
まあ、ここもケンタッキーフライドチキンになったりパチンコ屋になったり、お世辞にも“史跡”らしい扱いを受けてきたとは言い難かったが、ようやくそれっぽい外観の観光資源になったか。もっとも、よく考えるとどえらい史跡があちらこちらに公園の便所ほどの存在感もなく無造作に転がっているあたりが、逆に京都という土地の薄気味悪い奥深さでもあるので、史跡がショーアップされすぎるのもよしあしなんだけれどもね。
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