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2009年9月24日 (木)

アメリカ人になれたとき、おれたちは日本人になれる

女中高生「新政権支持しない」が「6割以上」 若者は民主に期待せず? (J-CASTニュース)
http://www.j-cast.com/2009/09/21050078.html

大手新聞が行った世論調査ではいずれも新内閣支持率が70%以上となり、発足時で「歴代2位」という高さだった。しかし、女子中高生の間では様子が違うようで、アンケート調査で6割以上が民主党政権を「支持しない」と答えていることがわかった。若者を対象にしたほかの調査でも民主政権への期待は低いようだ。


「高速道路無料化は矛盾している」

モバイルコンテンツを提供するビジュアルワークスは、女子中高生1021人に「民主党政権」に対する意識調査を2009年9月9日から15日にかけて行った。
女子中高生が今、もっとも気になる政治テーマは「景気対策」で41%。「お小遣いが減った」「外食する回数が減った」といった理由だ。次に多かったのは「教育問題」で22%。自分に関わりのあることに関心があるようだ。
一方、「民主党政権を支持しますか?」には、66%が「支持しない」と答えている。その理由は、
「温室効果ガスを25%削減すると言っているのに高速道路無料化は矛盾している」
「鳩山さんも小沢さんも色々と問題があるのにそれを説明しないのはおかしい」
「どうせ票集めの無謀なマニフェストだから、結局半分も実現しない」
というもの。
「大勝したのは他に入れる政党がなかっただけ」
「何も期待できない」
「アメリカに楯突くのはやめてほしい」
という批判も多かった。

 あまり大きく期待していないのは大人も同じだから、なかなかしっかり見ているなとは思うのだが、「アメリカに楯突くのはやめてほしい」というのだけは聞き捨てならん。奴隷根性もたいがいにせんか。では、この回答を寄せたキミに訊く。キミはアメリカ人になる覚悟があるのか? たぶん、ないだろうさ。もっとも、キミがアメリカ人になりたいと言ったとしても、そんなアメリカ人はアメリカ人のほうで願い下げだと思うぞ。

 ある意味、おれはキミの回答に教えられた。日本人になれないやつは、アメリカ人にもなれないのだ。というか、妙な言いかたかもしれないが、どこかの国の国民になれないやつは、ほかのどの国の国民にもなれないのである。まあ、“文化のパラドックス”みたいなもんだな。

 おれは先日、「日本は、このままで行けば、数十年後には、中国の“ヤマト自治区”になっているか、アメリカの五十一番めの州になっているか(まあ、いまだってそうだという見解もある)のどっちかだとおれはマジで思うのだが、どっちかを取れと究極の選択を迫られたら、おれは日本をアメリカの五十一番めの州にしたい。むろん、独立国であることが、いちばんいいに決まっているのだが……」と述べたが、仮にいまの日本をアメリカの五十一番めの州にしてくれと土下座して頼み込んでも、絶対してくれんと思うよ。若者がことごとく「ワシントンに楯突くのはやめてほしい」などとほざく州だとしたら、そんな州をアメリカは必要としない。What your country can do for you ばかりをおねだりするばかりの人間が一億二千万人もやってきたら、アメリカにとってそれはとんだお荷物だからだ。要するに、日本はアメリカにとって、派遣社員としてはそこそこ必要だが、正社員にする気はさらさらないという程度に扱われている状態にあるのだろう。

 「アメリカに楯突くのはやめてほしい」か……。嘆かわしくも現実的なもの言いであるなあ。若いもんはじつに正直だ。おい、自民党、おまえらがこういう若者を作ったのだぞ。まともな日本人の大人は、「アメリカに楯突くわけにはいかない……だけど、るるるる~、るるる~る、る~るるる~」とフクザツきわまりない想いを抱きつつ、アメリカに尻尾を振ってきたのだ。どうも、そこんところが伝わっていない若者が出てきているみたいだぞ。

 たいへん逆説的ではあるが、日本がアメリカの五十一番めの州になれるだけの実力と覚悟を身につけたとき、日本はようやく独立国として一人前になるのではなかろうか。



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コメント

日本は戦後長い時間をかけて今の若者やそのご両親やその又ご両親を作ってきてしまったんだな~と切なくなります…。
戦後こんなに復興に成功した国は世界的にも類を見ないでしょうが、同時に世界のお財布になった国も日本だけでしょう。
無い袖を振り続けるのをやめて、お財布には負債の山しか入ってない事をキチンと認識して、貧乏からやり直さなければ、独居老人の孤独死ばりに日本が既に死に体である事も、下手すりゃ死んでしまってもどこの国にも気付いてもらえないだろうな~…。
日本は戦後の精神の復興が果たせてないと思います。
技術力、経済力、どちらもとても大切ですが、精神的に立て直した時、本当の意味で戦後にやっとなるんじゃないでしょうか。独立国として立つのはそれからの話です。

投稿: ちいこ | 2009年9月24日 (木) 09時26分

 うーん、どんなもんですかね。
 私はこの「アメリカに楯突くのはやめてほしい」という発言を見て非常に奇異に思いました。
 なぜなら、鳩山政権は非常にアメリカの意に沿った行動をしているからです。
 オバマ政権は、核廃絶、軍備縮小、環境重視の方針を強く打ち出している政権です。
 鳩山首相はそれを敏感に感じ取って、核密約の公表、インド洋派遣の中止、二酸化炭素排出量の削減というメッセージを発表しました。
 これは、中曽根=レーガン、小泉=ブッシュ以上の対米協調路線だと思うのですが。
 では、中高生はなぜ鳩山政権が「アメリカに楯突いている」と感じ、それを「やめてほしい」と思ったのでしょうか。
 それは、彼らが今まで見聞きしてきたアメリカ像に負うところが大きいと思います。
 彼らにとってアメリカとは、世界各地に侵攻し、国際協調に背を向け、地球環境を破壊し、力のみを信奉して自らの正義を他国に力で強要するブッシュ政権のアメリカの姿なのです。
 曲がりなりにも小ブッシュ政権は8年間続きましたから、中高生がそれ以外のアメリカ像を知らないというのはありうる話です。
 しかも彼らの知っているアメリカは、「楯突く」者を力で粉砕することを辞さない恐怖の国家です。
 彼らが、今までのアメリカの方針とは正反対の進路を取ろうとする鳩山政権を見て、日本の滅亡を危惧するのも不思議はありません。
 要するに、今の中高生は頭が古いのです。まだブッシュ時代の感覚でしかアメリカを見られないのです。彼らには、早く「新しいアメリカ」の像を実感してもらわなければいけません。

投稿: 大名死亡 | 2009年9月25日 (金) 22時35分

三島由紀夫の「お茶漬けナショナリズム」を思い出しました。

今の若者、というより日本人に「ハンバーガーをパクつきながら、日本のユニークな精神的価値を、おのれの誇りと」するような気概は、もう望むべくも無いのかも知れない。

小松左京『日本沈没』の映画版について唐沢俊一が1973年版と2006年版を比較して書いていますが、現在は「もんじゃを食いつつ滅んでいくのが日本人のあり方」であるようです。
http://www.tobunken.com/diary/diary20060621000000.html

投稿: アダチ@初音ミク中毒 | 2009年9月26日 (土) 09時56分

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