お買い上げ御礼(2009年8月)
【最も値段の高いもの】
これはもう、以前に紹介したおれの愛用腕時計。たまーにぼちぼち売れるんだよね。二年半以上も人気が衰えてないようで、アマゾンでの実売価格もほとんど変動しない。ロングセラーになるんじゃなかろうか。世の中には、こういう、地味~で高性能、質実剛健、コストパフォーマンス抜群のマシンを好む人が、やはり一定量はいるもののようである。喜ばしいことだ。
【最も値段の安いもの】
『動かないコンピューター ― 情報システムに見る失敗の研究』、ウチからアマゾンに跳んで買った人は、マーケットプレイスで一円で買っている。もうかなり前に出た本だけども、この本が抉り出している問題をその後の日本の社会、IT業界が乗り越えられたかというと、どうもそんな気はしない。つまり、いまでもコアの部分には充分耳を傾ける価値があるということだ。
『滅びの風』は、栗本薫のあまりよい読者ではないおれが、じつは非常に高く評価する作品である。栗本薫マイベスト5には入る。
どうもこの二冊、おれにはな~んとなく通底するものがあるような気がして、そこはかとなく不気味なんである。
【最も多く売れたもの】
おや、これ7月もランクインしたな。細く長く売れ続けているもよう。少し愛して、長~く愛して(合掌)。
【最もケッタイなもの(主観)】
ここの読者層と想定される人々の好みを考えると、ちっともケッタイなことはないのだけれども、やはり世間一般の基準に照らせば、かなりケッタイだろうと思うので、あえて入れる。初音ミクのファンでなくとも、YMOファンが買うんだろうな。もっとも、おれが思い当たる初音ミクのファンには、いい歳をしたYMO世代も少なくないわけで、こりゃ企画の勝利でありましょう。
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