お買い上げ御礼(2009年7月)
【最も値段の高いもの】
おおお、最近エクアドルの鳥がキテるもんねー――ってキテねーよ! 【最もケッタイなもの】にしようかと思ったんだが、そのケッタイなものがいちばん値段が高かったんだよ。世の中には、なんの分野によらず、濃ゆい人がいるもんだ。学者さんかなあ?
【最も値段の安いもの】
「ハイウェイ惑星」は古典中の古典なので、いつの時代にも探し出して読もうという人がいて当然。徳間デュアル文庫の復刊なんて、おれ的にはつい最近出たような気がしていたのだが、もう八年経ってるのか。
『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』は、以前ここでもご紹介しましたな。もう一円になっちゃってるのか。確実にそれ以上の価値がある本なんだが……。
【最も多く売れたもの】
いや、事実なんだからしようがない。七月にはこれがいちばんたくさん売れたのである。夏だからなのか、新型インフルエンザに備えてのことなのか、たしかにこういう重たいものは、ネットで買う人も少なくないんでしょうなあ。
【最もケッタイなもの(主観)】
そうケッタイでもないんだが、なにしろ七月は【最も値段の高いもの】が最もケッタイなものだったうえに、【最も多く売れたもの】が相当ケッタイなものだったため、ほかにケッタイなものの候補がないのである。
おれはこのソフトで遊んでみたことがないので、どのくらいの出来なのかは評価できないが、素朴に考えると、いまはストリーミングでもポッドキャストでもネットラジオでも、いくらでも生の英語教材がタダで利用できるという、おれたちの学生のころに比べれば夢のような時代になっているのだから、なにもこれだけの金払ってまで英語の勉強せんでも、もっと歯応えのあるもんがいくらでもあると思うんだがなあ……。まあ、ゲームとしては面白いのかもね。
TOEIC対策とかいう不可思議な利用動機もあるみたいなんだが、TOEICってのは検定試験じゃなくて“測定”試験じゃないの? そもそも“対策”をするというのがおかしい。というか、意地汚い。人間ドックを受診する前に、にわかに腹筋運動に励んで体脂肪率を下げようとしているかのようなものであって、瞬間風速の測定値がどうなろうが、実質的な意味はあんまりない。だいたい、TOEICなんかをありがたがっているのは、日本人と韓国人だけで、その二国の受験者だけで受験者の九割以上を占める。あんなものは、「おれはそこそこ英語ができると思うけど、学校や会社が測れというから、まあ洒落で測ってやろうか」くらいのノリで受けるものである。勉強などしようと思うな。対策など笑止千万である。あんなもんは、英語圏の映画やテレビドラマを数百本かそこら観て、英語の書物を数百冊かそこら読み、日常的にCNNやNBCをBGM代わりに流していれば、950点くらいはひとりでに取れるようになる。つまり、好きなことをして遊んでいればいいのである。経験者が言うのだからまちがいない。
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コメント
あたたたた…もってます、コレ。\(;゚∇゚)/
「DSえいご漬け」も「PC用えいご漬け改定版」も。
(リスニング対策に)
950点なんて…冬樹さんがうらやましいです。
私の場合、TV画面からCNNキャスターがラリホーを唱えてくるのです。
(´△`)Zzzz・・・。o○
投稿: いい子 | 2009年8月17日 (月) 01時49分
もうTOEICは実質的に検定試験になっていると思いますよ。
学校ではTOEICは就職には必須なので必ず(そして出来るだけ多く)受けるようにと指導されますし、企業によってはTOEICの点数が昇進に必須とか言いますし。
日本人も韓国人も何点って点数で出るのが好きなんでしょう、受験大国ですし。
投稿: はる | 2009年8月17日 (月) 02時19分