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2009年5月 5日 (火)

憲法九条改定案

 ゴールデンウィークというととにかく休みが続くありがたい日々だとしか考えないのだが、なんで休みなのかをうっかり考えてしまったため、ついつい憲法について考えてしまった。考えないほうが気楽でいいのだがなあ。

 おれは以前から何度も言ってるように、改憲派である。第一章はまるごと要らんと思っている。まあ、それはそれで難しい問題だから置いておくとして、改憲というと常に問題になる九条についてである。

 これも前から言ってるように“怪我の功名”だと思っている。つまり、現生人類にはあまりにも未来的すぎてもったいなさすぎ、現実性に欠けると思っている。遠未来じゃなくて直近の現実を見た場合、国の交戦権、集団的自衛権などは限定的に認めるべきだろう。不本意ではあるが、キチガイが襲ってくることは常にあるのだ。

 しかし、非常に長期的に考えるならば、現行の日本国憲法九条を、さらに積極的な全人類へのメッセージとして改定する方向もあるかもしれない。おれは半ば本気で思っているんだが、笑うなよ。おれの素案はこうだ──国の交戦権はこれを認めず、国軍の保有も認めない。しかし、国際救助隊の保有を一国の憲法で規定するのである。そして、どの国も足元にも及ばないハイテクを駆使して、ほんものの国際救助隊“らいちょう”を作ってしまうのだ。宇宙ステーション(らいちょう五号)に救助要請が入るや否や、同盟国へであろうが国交のない国へであろうが、政情なんか関係なく、惜しげもなくハイテク飛行艇を差し向け、人命救助に当たる。これをやれば、世界はびっくり仰天、軍隊で自国を守ることしか考えていない自分たちの憲法に恥じ入り、日本人に宇宙人を見るかのような尊敬の眼差しを向けることであろう。“本家”のイギリスなど、「パクられた~! しかし、なぜおれたちが先にこれをやれなかったのか~」と地団太踏んでくやしがる(?)のではないか。

 専ら自国を守る国軍の保有を規定していないのに、巨額の予算と高度な技術を投じて世界中の人命を救う部隊の保有は憲法で規定している──とんでもないお人よしの国である。この国を攻撃しようなどという国が現れたとしたら、世界各国は“自国の国益のために”このお人よし国家を守ろうとする。それよりなにより、人命救助に用いているあれほどの技術を、もしこの国が本気で攻撃に用いたら……と考えると、どの国もなまなかなことでは怖れて手が出せないのである。それほどのスーパーハイテク部隊なのだ、“らいちょう”は。

 ファンタジーだよ。たしかに現状ではファンタジーだけども、考え得るオプションとしてはアリだとも思うんだよ、ホントに。



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コメント

 国際救助隊が正体を隠しているのはストーリーのつごうだけじゃないと思いますよ。

投稿: 東部戦線 | 2009年5月 5日 (火) 21時59分

「沈黙の艦隊」でしたっけ?
あれの案も悪くなかったけど、そっちの方がアリだと思いますね~♪

投稿: ちいこ | 2009年5月 6日 (水) 00時06分

>東部戦線さん

 あれは個人の財団だから、正体がバレたら、アメリカが全軍を投入して殲滅するでしょう。大量破壊兵器を保有しているという証拠をアメリカが捏造して一応国連安保理に報告しますが、国連が対応を検討しているあいだに、電光石火でサンダーバードの基地を叩きます。アメリカより強い存在、アメリカより尊敬される存在が、私立の非営利組織として存在してはならないのです。

 だから、憲法に謳ってしまってはどうかというアイディアなのですわ。


>ちいこさん

 一般に、バカなことは、でかければでかいほど、さほどバカでもなくなってくるものです。

投稿: 冬樹蛉 | 2009年5月 6日 (水) 01時31分

 紛争を起こしているところにはどこでも出張っていって、紛争の火種を粛々と殲滅する“天上隊”ってのもアリかもだ(笑)。

投稿: 冬樹蛉 | 2009年5月 6日 (水) 01時38分

国際救助隊の設立は私もずっと夢見ておりまして、機会があるごとに主張しているのですが、その説を聞くとみな一様に困ったような表情で目と話題を逸らしてしまいます。
ファンタジーでしかないのは判っているけど、検討する余地は……やっぱりないのだろうか。でもやっぱり夢見てしまいます。

組織名称は考えてなかったのですが、今後はパクらせていただきたく、よろしくご了承ください。

投稿: TORI | 2009年5月 7日 (木) 15時16分

>一般に、バカなことは、でかければでかいほど、さほどバカでもなくなってくるものです。

100%嘘っぽい嘘の方が信じて貰えるの法則ですね♪
だから私、ちっちゃい嘘は付かない事にしています。(日常会話に使われる物は主にホラです♪)
その代わり付く時はドデカイ嘘をブチかましますがw

投稿: ちいこ | 2009年5月 7日 (木) 21時59分

はじめまして。

ファンタジーでも、まずはたたき台があればそのあと議論は進む、かもしれない。

前田建設ファンタジー営業部
http://www.maeda.co.jp/fantasy/

投稿: ハッチ | 2009年5月 8日 (金) 11時14分

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そういえば憲法記念日にBlog 内田樹の研究室の 憲法記念日に思うこと 憲法記念日である。 安倍晋三内閣のころ、改憲運動が急であったが、リーマンショック以後の「100年に一度の危機」で、「そんな悠長な話をしているときではない」という... [続きを読む]

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