♪転売は、六千倍の、胸騒ぎ~ (♪六千倍、六千倍)
たとえば、地方のさびれた駅前にある駄菓子屋と見まがうような店構えの小さな古本屋の百円ワゴンから買った老舎の『猫城記』(サンリオSF文庫)の美本が、どこかのSFコンベンションとかで六十万円で売れるもんなら、おれも売ってみたいよ。
いま、『猫城記』の世間相場は一万円そこそこみたいだけどな(それでも、あんな薄い文庫本が一万円とはすごい)。おれがもともと持ってるやつを売る気は毛頭ないが(よっぽど食うに困ったら売るかもしれん。話自体は全然面白くなかったもんだから、ほとんど憶えていない)、あまりものをよく知らない古本屋の百円ワゴンにほんとうに『猫城記』を見つけたとしたら、狂喜して百円で買って、もののよくわかった古本屋にすぐに一万円で転売するね、おれなら。美本なら、それくらいで買ってくれそうだ。そもそも、サンリオSF文庫の老舎を百円で売ってるほうが古本屋としてどうかしているんだが、万一、そんなのに遭遇したら、これはおいしいよなあ。どこかにそういう古本屋ないかなあ。
えーと、なんの話だっけ?
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コメント
6000倍どころじゃないみたいですよ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009020400976
投稿: 圭 | 2009年2月 5日 (木) 08時27分
>圭さん
6600倍どころでもないみたいですね。
♪パーマン2号も遅れるな
投稿: 冬樹蛉 | 2009年2月 8日 (日) 01時35分