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2009年1月12日 (月)

臨界に達した連鎖反応拡大中の「相対性理論」

 げげげ。このブログに検索エンジンからやってくる人が用いた「検索フレーズランキング」(左ペインの下のほうに出してる)だが、なんと「相対性理論」6位に上がってきている。日本語を使っている人たちが突然物理学に関心を抱きはじめたとはちょっと考えにくいから、こりゃやっぱり、前エントリーで激賞したバンドの相対性理論を、日本語使用者が世界のあちこちで猛然と検索してるんでしょうなあ。

 しかし、この勢いはすごい。ほとんど社会現象になりつつあるのではないか。今回の『ハイファイ新書』のブレークで、「特殊相対性理論が一般相対性理論になった」な~んてことを言う人が、きっとうようよいるのにちがいない。あ、あなたもうどっかに書きましたか? みんな思いつくネタだと思うよ、これ。この調子では、「量子論」とか「超紐理論」とか「大統一理論」とか「万物理論」とかいうアマチュアバンドがあちこちに出現しそうだ。「万物理論」ってのはバンド名としてはけっこういいかもしれんが、よほど天才的な実力がないと絶対名前負けすると思う。

 きっといまごろ、日本中のマーケターが、このあまりにも象徴的で面白い現象を固唾を呑んで見守っていることだろう。巨額の費用を投じてテレビCMをばんばん打っても売れないレコード会社は、「え? なんで? なんで? なんでじゃーー!?」と目を白黒させているにちがいない。だってあなた、テレビのCMなんて、もはやハードディスクレコーダ使ってる人は、自動手動を問わず、みんな跳ばしちゃうでしょ、ふつう。アマゾンや iTunes Store のパーソナライズされたレコメンデーションはしばしばちゃんと見るけどね。広告主の方々は、なけなしの広告費をどこにどう使うべきか、消費者の立場で考え直しましょう。テレビ局に代表されるマスメディアの方々は、媒体屋とコンテンツ屋は本来まるで異なる商売なのだというあたりまえのことにとっとと目覚め、認可事業の既得権ビジネスモデルにいつまでもしがみついていないで自分から先手を打ってそれを破壊し、どうやったら生き残れるかを考え直しましょう。

 それにしても、ウチの「検索フレーズランキング」のベスト10入りしている人名・グループ名が、おれの名前はさておくとして、「武梨えり」「タモリ」「稲垣早希」「鳥居みゆき」「相対性理論」って、なんか、そこはかとなく読者層のカラーが見えるよなあ。まあ、なんちゅうか、友だちが多くて困るというタイプの人たちではけっしてなさそうな気がする(笑)。



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コメント

『ハイファイ新書』、iTS で買いましたよ。いいですね〜。
次を狙うなら「対称性の破れ」とか「くらげ」とかはどうでしょう(バンド名でも曲名でも)。

投稿: きむらかずし | 2009年1月13日 (火) 00時40分

>きむらかずしさん

 Event Horizon とか Ergosphere とかもバンド名にしたらなかなかかっこいいだろうとは前から思っているのですが。物理学用語とかSFのタイトルとかは、なんかバンド名向きな響きが多いですね。「七胴落とし」とか「言葉使い師」なんてバンドがもしあったら、絶対試聴しちゃうと思います。ミステリだと「思考機械」かな。

 「クラゲ、流れ星」ってのは、すでにやられてますね(^_^;)。

投稿: 冬樹蛉 | 2009年1月13日 (火) 00時49分

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[間歇日記]世界Aの始末書: 『ハイファイ新書』(相対性理論/みらい records)  冬樹さんべたぼめ。 それにしても、こいつら、いったいなにものだ? ポップなアウトプットのバックエンドで、ガチガチに理論武装してそうだなあ。SFで言えば、円城塔みたいな連中にちが... [続きを読む]

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