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2008年12月26日 (金)

こういう旅館も、けっこうイケるかもしれんぞ

 郵便受けから取り出した夕刊の広告欄がちらと目に入ったわけだが、おれは「えっ?」と思わず絵に描いたような“二度見”をしてしまった――
 

科学旅館


 ――って、ななななんじゃそれはとよく見たら「料亭旅館」の広告だった。薄暗いところだと老眼が強く出るものである。

 いやしかし、「科学旅館」って、なんだか萌えますなあ。ほんとにあってもいいんじゃないか。眼鏡に白衣の仲居さんたちが三つ指着いて迎えてくれる光景が一瞬にして脳裏をよぎった。フロントには眞鍋かをり安めぐみのサインが飾ってある。なんかこう、大天文風呂とかありそうだ。浴衣の模様がペンローズタイルとかマンデルブロ集合とかになっていそうだ。宴会の余興に米村でんじろうショーがありそうだ。なぜか四種類の監視カメラでセキュリティを確保している。常にレンズにさぐられていそうだ。からくり人形がお茶を持ってきてくれそうだ。ふと庭を見ると、ケーニヒスベルクの橋がかかっていて、なぜかセールスマンが巡回していそうだ。有料テレビの「美女科学者チャンネル」に百円入れると、リサ・ランドールとかが講義をしていそうだ。布団に横になって格子模様の天井を見上げると、絶妙な位置にハエが留まっていそうだ。朝食に出てきた卵が生卵かゆで卵か当てさせられそうだ。朝食のメインはカブトガニだ。

 いや、いいなあ、マジで「科学旅館」作りませんか? メイド喫茶みたいなもんじゃんか。



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コメント

 いいですね、科学旅館。あとテスラコイルも欲しいな。

 ただ科学旅館が流行したとすると、かならずまがい物が現れる。これが心配ですね……ニセ科学旅館。

投稿: 林 譲治 | 2008年12月26日 (金) 09時09分

ハエって・・・もしや Time flies という「矢が好き(like an arrow)」なハエたちですか?見当ハズレだったらゴメンナサイ

投稿: 村上 | 2008年12月26日 (金) 15時39分

ああ、水源に「ありがとう」とか書いてない温泉、いいですねえ。宴会用の大広間には壷や掛け軸じゃなくて、巨大アンモナイトの化石や周期表が張ってありますし、売店に「宇宙食たこ焼き」とかを売ってるんですよねえ。いいなあ。

投稿: ふみお | 2008年12月26日 (金) 23時36分

>林譲治さん

 テスラコイルは使いどころが難しいですねえ。ヴァン・デ・グラフ起電機とかなら、米村でんじろうショーのあとのいろものとして使えそうなんですが……。

 ちゃんとした科学旅館には、菊池誠教授による「適」マークの使用が許可されます。あからさまなニセ科学旅館には、と学会による「不適」(あるいは、不敵)マークの使用が許可されます。


>村上さん

 デカルトは、部屋の中を飛び回っているハエの位置を示すために、直線直交座標(デカルト座標)のアイディアを得たのだそうです。このアイディアが、常人には空間的にイメージできない高次元空間であっても抽象的にはイメージできるようにしてくれたわけですから、これは一般的に考えられているよりもずっと偉大な発明だと思います。まあ、デカルトが提案しなくても、遅かれ早かれ誰にでも提案できたような気もしないではないのですが……。


>ふみおさん

 水源に「ありがとう」と書いてある温泉ニセ科学旅館では、きっとチェックインのときに血液型を書かされるにちがいありません。

投稿: 冬樹蛉 | 2008年12月27日 (土) 03時00分

>メイド喫茶みたいなもんじゃんか。

 妹喫茶とかコスプレ喫茶はありますが、まだ白衣喫茶はきいたことがありません。
 これは本当に狙い目かもしれません。
 工具や聴診器をぶら下げた白衣やツナギの店員が「ジハイドロジェン・モノオキサイドをどうぞ」といってコップを置いて注文をとりにくる。もち、テーブルには粉末ソジウム・クロライドのビン。

……どっちかってぇと、エセ科学かなぁ。

投稿: 東部戦線 | 2008年12月28日 (日) 00時00分

>妹喫茶とかコスプレ喫茶はありますが、まだ白衣喫茶はきいたことがありません。

カフェサイをご存知ないですか。

http://scifitique.org/

投稿: バラライカ宮崎 | 2008年12月30日 (火) 01時39分

 知りませんでした。
 やっぱ、誰かが考えてるもんなんですねぇ。

投稿: 東部戦線 | 2008年12月30日 (火) 10時42分

>バラライカ宮崎さん、東部戦線さん

 カフェサイは“白衣喫茶”というのとはちょっとちがうと思うなあ(^_^;)。カタギの人に「白衣喫茶というのがあって……」と水を向けてみたとしたら、たいていの人は看護師系の萌え喫茶を想像すると思います。まさか科学者系だとは思わないのでわ。

 しかし、カフェサイはまだ行ったことないけど、“従業員”の側のほうに知り合いがちらほらいるのもよしあしではなかろうか……。メイド喫茶に行って知り合いがメイドをしていたら、ちょっと客としては引くのではないかと(^_^;)。いやまあ、眼鏡・白衣大好きですけど……。

投稿: 冬樹蛉 | 2009年1月12日 (月) 22時43分

 「たけくらべ」という小説がありまして、私は絶対子供に読ませるべきではない文学作品に分類したい小説です。『千と千尋の神隠し』を観たとき、真っ先に思い出しましたとも。
 時を経てすっかり俗物となった真如が美登利の源氏名に気づかず、美登利の職場でバッタリなんてことになったら、さぞ気まずいでしょうねぇ。

 秋葉原に白衣喫茶ができたら御一緒しませんか、皆さん? 

投稿: 東部戦線 | 2009年1月13日 (火) 02時31分

真如はお寺の跡取息子、つまり妻帯を許されてる宗派の坊さんなんですよね、子供の私はなぜ美登利がああもあっさり真如のヨメになることを諦めたのかフシギで(彼女が急に大人になったのは恋人を失ったからだと思ったし)けっこう悩んだ(?)ものでした、いずれは花魁になると決まった運命だと聞いて納得したのはずっと後のこと・・・確かに悲しいお話です

投稿: 村上 | 2009年1月13日 (火) 10時06分

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