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2008年11月19日 (水)

『Apple iPod nano 16GB ブラック』(アップルコンピュータ)

 なんてことだ。スティーブ・ジョブズの軍門に下ってまだ半年にもならないというのに、もう次世代機に移行しちゃいましたよ。

 いやですね、第四世代の iPod nano がそんなにいいかというと、まあべつに、機能的には第三世代とめちゃくちゃ異なるわけでもない。おれはゲームをしないので、加速度センサーを内蔵していてもあんまりありがたみはない。せいぜい、ビデオを観るときに右倒しにしても左倒しにしても不自由がないという程度のありがたみである。シャカシャカと振ると“シャフル”モードになるなんてのは、たしかに直感的な面白いインタフェースだが、だからといって、絶対ないと困るというほどの機能ではない。

 今回第四世代に手を出しちゃったのは、第三世代が気に入らないからでも、第四世代が激しく魅力的だからでもなく、ただ単に、以前に買った8GBでは不便になってきたからである。で、どうせ16GBにするなら、第四世代にするか、というわけなのだ。

 最初は8GBもあったら充分じゅうぶんと思っていたのだが、音楽に割く容量よりも、ポッドキャストに割く容量が俄然増えてきた。半端な細切れの空き時間に便利なのよなあ、ポッドキャストって。とくに歩いている時間などは、まったくもってもったいないものだから、iPod に屈してからというもの、とりあえず入れておくポッドキャストがぐんぐん膨れ上がってきたのである。まあなんと申しますか、娯楽にもお勉強にも、ボッドキャストってのは最高ですなあ。

 こんなものが生まれたときからあるようなこれからの若い世代は、英語はもちろん、中国語だろうが朝鮮語だろうがドイツ語だろうがフランス語だろうが、ぜんぜん怖くないだろう。聴ききれないほどのナマの教材がいくらでもタダで手に入る。古の英語学習者たちは、夜更かしをしてしまったときなど、NHKのラジオ英会話を聴き逃すのが怖くて朝まで起きていたなどというが、そんな話など、いまの若者にとっては、700系「のぞみ」の窓から弥次喜多道中を眺めているかのようにピンと来ないことであろう。二十一世紀ですなあ。

 といわけで、16GBあれば、まあ、おれのライフスタイルには充分である。だいたい、充電一回で聴ききれない、観きれないほどの音楽やポッドキャストを持ち歩いてもしようがないではないかというのが、おれの正直な感想だ。そりゃまあ、80GBも120GBもあるような iPod classic もそれはそれで別種の魅力があるのかもしれないが、どうもおれは物理的稼動部を持つハードディスクなどという機器を懐に入れて持ち歩く気にはあまりなれないのである。しょっちゅう長期の旅行をするような人なら便利だとは思うけどね。通勤通学の友には、シリコンメモリの8GB、16GBあたりがお手ごろじゃなかろうか。衝撃にも強いし。


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