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2008年9月13日 (土)

「マダム・フユキの宇宙お料理教室」──タマネギの丸かじり、カボチャのチン食い

 以前のエントリー「タマネギの丸かじり」で、相澤仁美の芸当に驚嘆していたのだが、まあ、おれもタマネギの辛さには強いほうだし、そもそもタマネギは好きだから、丸かじりするとどの程度の刺激を受けるものなのか、やはり実際にやってみなくてはなるまいと思い立ち、スーパーでタマネギを買った。淡路島産だ。

 で、頭とお尻の固いところを包丁で落とし、表面の茶色い皮を剥き、最外殻の固い層を一枚剥いた。すると、適度な湿り気を帯び、白くつるつるとした野球のボール大のうまそうなものが顕われた。おれは、まる剥きのタマネギとはこんなにうまそうだったろうかとしばしそれを見つめ、おもむろにリンゴをかじるように歯を立てると、ばりべりぼりばりっとひと口齧り取った。

 おっ?

 悪くない。悪くないぞ! たしかに独特の刺激が舌を刺してはくる。が、同時に、ほんのりと甘い。辛くて甘い。やってみるものである。たぶん、まともに調理すると包丁で細かく切るから揮発性の刺激物が目にクるのであって、丸かじりは意外と悪くない。異食などと言って悪かったよ、相澤仁美クン。

 これは酒のアテにいいかもなと思い、おれは急いで焼酎お湯割りを作ると、台所で夕食の準備をしながら、タマネギを丸かじりしては焼酎をちびちびやりはじめた。タモリじゃないが、台所で料理しながら飲む酒はなんでこんなにうまいのでしょうな。

 ちなみに、今夜の夕食のメインは、閉店前のスーパーで三割引きになっていたハマチの刺身カボチャである。カボチャを適当な大きさに切って電子レンジでチンするとそのまま食べられておいしい、ものぐさなお兄ちゃんにはぴったりやないか……と、肉親を客観的に見ることができる妹が先日教えてくれたので、さっそく実践してみた。もっとも、“適当な大きさに切る”というパートがおれには気に入らなかったので、二分の一に切ってあるカボチャを買ってきて、よく洗ってから四分の一に切った。おれにしては、えらく手のかかった調理である。四分の一にまで切ると、頭とお尻の固いところが包丁で落としやすくなる。で、それをそのまま電子レンジに放り込み、十分ほど温めると、外側の皮ごと箸で楽々と切れるほどのうまそうな塊になった。ほお。これはいける。

 あとは、炙ったウルメイワシの干物、めかぶ白菜の漬物(柚子風味)というのが、今夜のメニューだ。おそらく、いちばん人工的な味がついているのは、白菜の漬物だろう。極力素材の味を生かした料理(?)ばかりの、ボリュームたっぷりの夕食となった。

 お茶と酒があれば、タマネギの丸かじりもなかなかいけるもので、結局、野球ボール大のを、まるまるひとつ、生で平らげてしまった。リンゴを一個食ったくらいの食い応えがある(あたりまえだ)。なるほど、これは食わず嫌いだったな。タマネギを丸かじりするなどという発想が単におれにはなかっただけで、やってみるとなかなかどうしてうまいものだ。なにごとも、考えたとて詮ないことをうだうだ考えているくらいであればまずやってみることだ。相澤仁美様々である。

 このような意表を突いたうまい食いかたを教えてくれた彼女に敬意を表して、わが家ではこれを“タマネギのアイザワサラダ”と呼称することにする。要するに、丸かじりなのだが。

 まあ、個人差、個タマネギ差の大きい料理だと思われるので、あなたがやってみてうまいかどうか、当局は一切関知しないからそのつもりで。

 Good luck, Jim! This entry will NOT self-destruct in five seconds.



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コメント

私、タマネギの丸かじりと、ニンニクの生食いは日常的にしてますよ。

投稿: 大野典宏 | 2008年9月14日 (日) 06時54分

>大野典宏さん

 た、タマネギはともかく、ニンニクを生で食いますか(^_^;)。やっぱり武道家の食事はひと味ちがいますね。

 以前、ニンニクの丸揚げを近所の居酒屋で食って帰ったら、一週間くらい母親にボロクソ言われました。ご理解のある家族なんですね。

投稿: 冬樹蛉 | 2008年9月15日 (月) 00時30分

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