『ディファレンス・エンジン』が復刊されたぞ!
おおお、「『ディファレンス・エンジン』(ウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリング/黒丸尚・訳/角川書店)の復刊希望。こういう記念碑的古典(というには新しいが、やっぱり“スチームパンク”という意味では古典だよなあ)が古本でしか入手できないのは、じつにもったいない」などとほざいていたら、ほんとうに復刊されてしまったぞ。しかも、ハヤカワ文庫として。会社の帰りにリアル書店に寄ったら平積みされていた。どこかでどこかでエンジェルがちゃんとちゃんとちゃちゃーんと眺めてるにちがいない。まあ、おれ以外にも復刊しろしろと願っていた人はたくさんいるだろうけれども。
十七年前にはまだ字が読めなかった若者よ(奇しくも、いわゆる“デジタルネイティブ”のほんのちょっと上の世代から、もろの世代までを含むな)、古本で読んでいなければ、今回は読もう。まあ、今後、遠い未来まで、絶版・復刊を繰り返しては、それでも読み継がれてゆくにはちがいないが、今回手に入れ損ねたら、また二十年近く待たなきゃならないかもしれないぞ。
ふと生まれてみるとコンピュータがブラックボックスとして身のまわりにあったキミたちよ。“蒸気コンピュータ”がシュッポシュッポ(?)と稼動する、もうひとつの歴史を堪能せよ!
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