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2008年8月 6日 (水)

『TIGER VE電気まほうびん<とく子さん> 電気ポット グレー 2.2L PVN-A220H』(タイガー)

 先日、十年近くは使ったであろう電気ポットがぶっ壊れたので、こいつを買ってみた。初期投資は少々割高だが、豆電球を発光ダイオードに買い換えるようなものだろう。ランニングコスト重視である。

 ウチはとにかく物持ちがよすぎるのがよくないのかもしれん。家電を十年も二十年も使うのは考えものだ。というのは、その間の技術革新で、ランニングコストが段ちがいに下がっている分野もあるからだ。エアコンなんかはまさにそうだった。

 以前から、一度沸かした電気ポットの湯を電気で保温するってのは無駄だなあとは思っていたのだ。魔法瓶という枯れた技術がすでにあるのだから、ハイブリッドカーのように、電気で沸かした湯を魔法瓶で保温するという手もアリではないか、なんでそういうものを作らんのだ――と思っていたところへ《とく子さん》シリーズが出たのだけれども、やっぱりせっかくいま使えている電気ポットを廃棄してまで乗り換えるのはいかがなものかという貧乏性が発揮され、とうとう壊れるまで古い電気ポットを使い続けたのであった。

 《とく子さん》をしばらく使ってみて思うのは、やっぱり魔法瓶というのは偉大であるということだ。電気を使わずに保温しても、家庭での実用上、ほとんど困ったり苛立ったりすることはない。

 《とく子さん》でもって、いったいどのくらい電気の節約になっているのかは、次の電気代の請求を見てみるまでわからない。というか、見てもおそらくわからない。ほかの電気製品もいっぱい使っているし、なにより、夏はエアコンを酷使するため、長期間の電気代を記録してでもいないかぎり、《とく子さん》による節電効果は、なかなかデジタルには弾きにくいのである。

 とはいえ、定量的な測定は難しくとも、こいつをしばらく使っていると、どう考えたっていままでより電気を使っていないことが実感できる。いやなに、その、あのね、おれはなにも電気代が得だとか、そういうみみちいことを考えているのではなくて、一家庭がいかに二酸化炭素の排出抑制に協力できるか、地球のため、姪たちの未来のためになにができるかと崇高なことを考えて、たかが電気ポットごときを選んでいるわけなのであるのだぞ。そうなのだぞだぞ。電気代がもったいないのではない。電気がもったいないのだ――と、自分に言い聞かせる今日このごろである。いやそれにしても、次回の電気代の請求が楽しみだ。

 おれが買ったのは湯量も少なく値段も比較的安い普及型だが、最上位機種ともなるとえらいもんですなあ。「過去14日間の使用パターンを記憶して、曜日ごとの使用パターンに合わせてポットが自動的に使う時間帯はヒーターON、使わない時間帯はOFFに切り替え」るのだそうで、たかがポットごときがえらくインテリジェントである。

 おれはどうも昨今の“二酸化炭素排出抑制ファシズム”みたいなものにはイラっときて抵抗を覚えるのだが、まあ、電気を使うよりは使わないほうがいいにはいいに決まっている。これから十年くらいは、このポットにがんばってもらわんとな。



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