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2008年8月25日 (月)

チリメンモンスター

 以前、「消えた“ちりめんタコ”」と題するエントリーで、ちりめんじゃこの中に紛れ込んでいる小さなタコに対するおれの熱い想いを吐露したことがあるが、今日、讀賣新聞の夕刊一面を見て仰天した。ウェブ版にも取り上げられている――

ジャコに紛れるエビ・タコ…その名は「チリモン」人気モン (YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080825-OYT1T00435.htm

 ちりめんじゃこに紛れ込んでいる小さなエビやカニ、タコ、ヒトデなどを採集できる「じゃこパック」(250グラム、730円)が、インターネットで販売され、子どもたちの人気を呼んでいる。
 人気アニメにちなんで「チリメンモンスター(チリモン)」と呼ばれ、和歌山県湯浅町の水産加工会社「カネ上(じょう)」が4年前、ホームページで紹介。子どもたちから「気持ち悪いけど、かっこいい」といった声が寄せられ、月に200件以上の注文があるという。
 チリモンは通常、加工時に除去される。「きしわだ自然資料館」(大阪府岸和田市)では、定期的に観察会を開いており、子どもたちは図鑑を手に、ルーペで種類を確認、標本にするなどしている。
 同館学芸員、風間美穂さん(36)は「手軽に生物を観察できるのが人気の理由では。チリモン博士を目指して」と話している。

 チリメンモンスターねえ……。この水産加工会社は、じつにいいところに目を着けたもんだなあ。商売にするとはたいしたもんだ。本来捨ててしまうものを有効利用して、子供たちの生物への興味をかき立てることができる。年端もいかぬまま、ちりめんじゃこのとばっちりを受けて捕まってしまった雑多な生きものの稚魚や幼生たちの死も、まったくの無駄になるわけではない。いいことずくめではないか。

 記事中にある「きしわだ自然資料館」と協力し合って活動している「きしわだ自然友の会」のサイトには、「チリモン図鑑」と題した研究成果がある。なるほど、市場に出る前のちりめんじゃこには、じつにいろいろなものが入っているのだなあ。ウニの幼生まで確認できるものなのか。

 もっと驚いたのは、友の会サイトの「チリモン広報板」に、「第47回日本SF大会開催記念・サイエンスファクトリーきしわだ」などという文字が躍っていたことだ。きっと、学芸員や友の会会員にも、スジモンが何人かいるんだろうなあ。



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コメント

SF大会で「チリメンモンスター出張版 チリモンゲットだぜ!」という、きしわだ自然資料館・きしわだ自然友の会の企画に息子と行きました。
紙皿にじゃこmixをひとつかみ分入れてくれて、ピンセットでちりめんじゃこ以外のものを探してシャーレに移すんです。
いろいろ見つけたものの中から4種類選んでチリ・モン コレクションCardというのに貼り付けてお持ち帰り。
息子が作ったカードは「カワハギ・アジ・タコ・エビ」でした。

投稿: りんりん | 2008年8月26日 (火) 00時39分

私も、SF大会でチリモン企画に参加しました。
娘が食べようとするので、選別は妻にまかせて娘の世話をしてましたが。
我が家が発見したのは、カワハギ・アイゴ・タコ・イカ・シャコ・ヤムシ・ウオノエ・メガロパ(カニ、エビの幼生)数種類、でした。
この企画を発見したときに冬樹さんが見たら燃える(萌える?)に違いない、と思いましたよ。

投稿: 圭 | 2008年8月26日 (火) 08時18分

 チリモン探し用のじゃこパックはわざとチリモンを多くしたもので、硬くて尖ったものがあるので食用にできないそうです。おそらく市販のちりめんじゃこからは丁寧にチリモンを取り除いていて、取り除かれた廃棄物をチリモン探し用に商品化したのでしょう。
 それで市販のちりめんじゃこに混じっていたタコやカニが減ったのでしょうね。


子供たちに大人気!チリモン(チリメンモンスター)の小売販売
http://www.kanejo.com/tirimon/tirimon.htm

投稿: 東部戦線 | 2008年8月26日 (火) 13時58分

これ食べれないんですね、食べてもらえないジャコは何か不憫(なんでだろ?)
貝殻やヒトデを除いてイカタコエビカニを残して「一味違うカラフルジャコ」なんて商品は・・・コスト合わんわね

投稿: 村上 | 2008年8月28日 (木) 00時31分

冬樹蛉 様
 SF大会の合間に、きしわだ自然観察館を覗いてみました。学芸員の方の説明で「この猫の頭蓋骨は子供が拾ってきたんですよ。博物館だったら展示できないですけど、ここは自然観察館ですからね、こうやって置いておいたら、展示品になるわけなんです。」といったようなことを言ってました。こんなんだから、チリモンなんかの発想ができるんですねぇ。
 余談ですが、SF大会の企画で「大阪国際児童文学館を救え!」と言うのがあって、ここが例の橋下知事の財政緊縮方針で閉鎖案が出ているのですが、ここが某氏いわく「おたくの理想の書斎」。なにせ子供向けの書籍・雑誌はすべて「研究物」として収蔵するので、ヴェルヌの初翻訳から、戦前の雑誌から、手塚漫画から、紙芝居から(あのガニラもここのコピー)、カバヤ文庫から、鶴書房SFから、サンデー(合本ではない)から、アニメックから、電撃HPまでそろっていて、これらが閲覧可能というのだからあきれるじゃありませんか。島田紳助風に言うなら「これはもう、財産よ。」
 関西圏のおたく者、SF者、ミステリ者はいますぐ登録して、通い詰めて、利用度を高めていただけないものでしょうか。
 

大阪府立国際児童文学館
http://www.iiclo.or.jp/

投稿: いぎたなし | 2008年9月 2日 (火) 22時22分

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