お米屋さんじゃないけどプラッシー
ちょっと前から、ペットボトル入りの「プラッシー」(ハウスウェルネスフーズ/旧・武田食品工業)をコンビニで見かけるようになったので、ちょっと懐かしくなって買ってみる。期間限定なのか。むかしはお米屋さんが扱ってたもんだよなあ。
プラッシーなんて飲んだのは何年ぶりだろう。何年なんてもんじゃないな、最後に飲んだのはおそらく十代のころではなかったろうか。懐かしいなあ。おれがむかしプラッシーだったころ、おふくろは名犬ラッシーで、姉さんは吸血鬼ブラッシーだった。わっかるかなあ? 二重にも三重にも四重にもネタが古すぎて、わっかんねーだろなあ。いまどきこんなネタやってるのは、三遊亭小遊三くらいだもんなあ。いぇーい。
でも、やっぱり、味は変わってるね。ミカンの皮のせいだったのか、むかしはもっとこう、心なしか薬くさいような、かすかにほろ苦い絶妙な雑味があって、それがまたいかにもプラッシーらしかったのだが、五十周年記念という今回のペットボトル版は、今風のさらさらした甘みと酸味だけだ。洗練されていると言えば言えるが、なんだか、素朴なそばかすの少女が、ばっちり化粧をキメた大人の女性になってしまったかのようで、ちょっと寂しいような気もする。
昭和は遠くなりにけり、か。
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