電車の女性乗務員を守る提案
▼電車内で乗務員を連続強姦 男起訴、朝のグリーン車狙う (asahi.com)
http://www.asahi.com/national/update/0703/TKY200807030489.html
JR東日本の電車内で今年3月と4月、乗務員の女性が襲われる事件が2件相次ぎ、川崎市川崎区の飲食店従業員、今井卓哉被告(34)が、強姦(ごうかん)や強姦致傷の罪で逮捕・起訴されていたことがわかった。JR東日本は、一部の電車内に監視カメラを設置するなど、車内の防犯、安全対策の強化に乗り出している。
電車内の強姦事件では、JR西日本管内の特急などで06年、乗客の女性3人が被害に遭うなどしたが、勤務中の乗務員の被害が明らかになったのは初めて。
捜査当局やJR関係者などによると、今井被告は今年3月下旬と4月上旬ごろ、走行中の電車のグリーン車付近で、乗務員の女性をトイレに連れ込んで首を絞めるなどの暴行を加えたうえ、「静かにしろ。殺すぞ」「死にたくなかったら言うことを聞け」などと脅迫。1人を強姦し、1人は未遂だったが約2週間のけがを負わせたとされる。
今井被告は、グリーン車には女性乗務員が勤務していることを知っていて、乗客の人目が少ない早朝を狙って相次いで乱暴したとみられる。
ひえええ、こんなアダルトビデオみたいな事件が現実に起こっているとは……。まあ、車内がガラガラになる時間帯だったら、こういうやつも現れるかもなあ。
それにしても、鉄道会社も鉄道会社だ。自社のどの路線のどんな列車がどんな時間帯にガラガラになるのかとかは、把握してないのかなあ。女性乗務員をひとりで回らせるのは危険かもしれないくらいのことは、気づきそうに思うんだけどな。ひょっとしたら、女性乗務員たちからも、「あの時間帯は怖い」くらいの訴えはあったのかもしれない。とくに昨年は、北陸本線の特急「サンダーバード」車内で、衆人環視(というか、衆人看過)の下に起こったああいう事件が各メディアに大きく取り上げられたくらいなのだから、もっと早く手を打つべきだったろう。
監視カメラやなんかを設置する決定をし手配をするまでに時間がかかったのだろうが、どっちにしても監視カメラってのは、モニタを常時見ている人がいなければ、迅速に対応はできないだろう。あとで録画を観たら乗務員が強姦されていました、では話にならないのである。また、抑止力としての監視カメラは、「監視してるぞ~」とこれ見よがしに設置しなければ意味がない。ホンモノであろうが、ダミーであろうがだ。ほとんどのふつうの乗客にとって、ちょっと不愉快だろう。グリーン車となれば、なおさらだ。
そこでおれは考えたのだが、女性乗務員にヘッドセットを着用させるというのはどうだろう? コールセンター要員が着けてるようなアレだ。実際に機能してもいいし、なんならダミーでもいい。よからぬことを考えている男に、「私はどこかと繋がってます」ということを視覚的にアピールするだけで、大きな抑止力になるだろうと思うのだがどうか? ヘッドセットなら、監視カメラほど不快な印象を与えないし、なにより、女性が装着している姿はあちこちで誰もが見慣れている。
まあ、問題は、世の中には“ヘッドホン萌え”という趣味の人もあるから、“ヘッドセット萌え”だって、たぶんあるだろうということだけだな。ヘッドセットを装着しているがゆえに、ニッチな趣味(?)の男の劣情を刺激してしまうという可能性はゼロとは言えない。でも、ニッチなフェチで非常識な男であったとしても、「キャー」とひと声叫べばどこかの誰かに聞こえるようになっているかもしれないと“見える化”されていれば、そうそう迂闊に手は出せまい。ひょっとしたら、車内放送のマイクになっているという可能性だって、見るからにあるのだ。
これ、いいアイディアだと思うんだけどなあ。ダミーでも充分効果あるんじゃないかな。どこかの鉄道会社さん、採用しませんか?
まあ、最後の手段は、女性乗務員にスタンガンでも携行させるしかないか。それもまた、殺伐としてて厭だけどねえ。日本という国がそこまで落ちぶれてほしくない。
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コメント
|“見える化”されていれば
「見える化」という観点なら、女性乗務員が男性乗務員に見えるような服装などが望ましいかも。
投稿: 林 譲治 | 2008年7月 5日 (土) 08時26分
女性乗務員が勤務中は男性乗務員に変身する方法とか。
投稿: ふみお | 2008年7月 5日 (土) 10時39分
ヘッドセットでこのような事件に対処するためには、カメラの死角やトイレにはいると強制的に通話オンになる機能が必須で、安全のために業務命令で装着させる。女性の異動希望者が続出して結果的に乗務員の安全は守れました・・・。
ヘッドセットをつけるだけじゃダメで、「常時通話してますよ、停止させたら自動で通報しますよ」とか適宜アピールしないといけないでしょうね。この手の犯罪者がヘッドセットの意味をちゃんと理解するかわからないので。
投稿: すがぬま | 2008年7月 5日 (土) 10時53分
>「見える化」という観点なら、女性乗務員が男性乗務員に見えるような服装などが望ましいかも。
それはそれで今度は男装の女性萌えとか女性的な男子萌えとかを刺激してしまうような。
投稿: ROCKY 江藤 | 2008年7月 5日 (土) 14時33分
>女性乗務員が勤務中は男性乗務員に変身する方法とか。
これはダメなんです。
グリーン車の女性乗務員はグリーンアテンダントといい、グリーン車のお客様のための特別なサービスだったんですね。
現在は普通列車にもグリーンアテンダントが来ますが、やっぱもともとがお客様のための萌え系サービスなわけで、男じゃ意味が無いのです。
投稿: 東部戦線 | 2008年7月 5日 (土) 21時44分
むむう。それぢゃ、強力戦闘美少女を配置するとか。どんなに萌えた野郎でも、スケベ心を出せばイッパツで始末!
投稿: ふみお | 2008年7月 6日 (日) 00時11分
|どんなに萌えた野郎でも、スケベ心を出せばイッパツで始末!
法で裁けぬスケベ野郎を密かに葬る闇の女車掌。なおJR西日本東日本の職員一覧に彼女らの記録は残っていない。
投稿: 林 譲治 | 2008年7月 6日 (日) 12時36分
ソレダ!
投稿: ふみお | 2008年7月 6日 (日) 12時48分
友人の車に乗っていたとき、ちんぴらの運転する車に接触しかけてトラブルになったことがあります。降りてきたちんぴらは、いきなり窓の隙間から腕を突っ込んでキーを抜き取り、外に放り投げたんでした。そうやってポテンシャルを確保してから凄んでみせる。
さすが喧嘩に慣れてるなあと思ったものでした。
今回のケースでも、彼らはすぐに、「まずヘッドセットをむしり取る」という技を身につけるでしょう。乱れた黒髪、車内ネットワークから孤立したことに怯える顔……ああ、なんかいい絵になりそう。
ヘッドセット萌えについては「インカム萌え」で検索するといろいろ出てきますね。
投稿: 野尻抱介 | 2008年7月 6日 (日) 22時18分