どうも飲食物が“青い”というのは、違和感を禁じ得ない
▼青く輝く炭酸飲料「ペプシ ブルーハワイ」を飲んでみました (GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080610_blue_hawaii/
たしかになんとなくさわやかな気もしないでもなく、喉が渇いているときに飲んだら気持ちよさげだが、それにしても色がなあ……。なんか、こういうのを思い出しちゃいましたよ。筒井康隆をして、「それにしてもこの作品をこれから読むという人、ほんとにしあわせな人ですなあ」と言わしめた“多元宇宙もの”SFの傑作古典で、主人公のキースは“ちがう宇宙”に紛れ込む羽目になっているのだ――
キースはウェイトレスを見上げていった。
「マンハッタンをひとつ」
「おそれいりますが、そういうのは聞いたことがありません。新しいお酒でしょうか?」
「マーティニは?」
「かしこまりました。青ですか、ピンクですか?」
キースは身ぶるいをおさえて、
「ウィスキーのストレートはあるかね?」
「むろん、ございます。なにかお好みの銘柄でも?」
キースは、これ以上めんどうな係り合いはごめんなので、ただ頭を左右にふった。ウィスキーがピンクや青でなければよいがと思った。
そのうちほんとうに青いウィスキーでも出たら、“Mad Universe”とでも名づけることを提案しておこう。
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コメント
ミントビアというカクテルがありまして、昔「創作の部屋」のオフでは良く出しました。
ウインナビアというカクテルで苦労したこともあります。
投稿: 東部戦線 | 2008年6月12日 (木) 00時48分
「青汁」も本当に青かったら嫌ですよね。
投稿: 林 譲治 | 2008年6月12日 (木) 07時47分
>東部戦線さん
それって、FSFのオフというよりは、「ゲゲボドリンクの部屋」のような(^_^;)。
>林譲治さん
インク飲んでるみたいでしょうねえ。
「うーーーん、青いっ! もう一杯!」
投稿: 冬樹蛉 | 2008年6月17日 (火) 00時24分