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2008年4月 3日 (木)

実食

CoCo壱番屋で「カレーのトッピング全部のせ」に挑戦してみた ~実食編~ (GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080403_coco1_topping_all_2/

無謀にもココイチの「カレー トッピング全部のせ」を注文したGIGAZINE編集部員たち。テーブルに置かれたのはもはやカレーに見えないカレー皿と、揚げ物が大量に乗せられた皿でした。自分たちの手で揚げ物もトッピングして全部のせカレーを完成させた様子をさきほどの注文編でお届けしましたが、今回はいよいよこのド級カレーに挑戦です。

 むちゃしおるなあ。まあ、複数人で食ったみたいだから、まだ常識がある(?)ほうだが、これ、一人で食ったらギャル曽根だよなあ。

 それはともかく、この“実食”という言葉、最近日本語に定着してきているような気がするんだが、よくよく考えると妙な言葉ではあるよな。たぶん、『とんねるずのみなさんのおかげでした』「食わず嫌い王決定戦」から出てきた言葉のように思うんだが、近年、あちこちで耳にする。

 わざわざ“実食”と言うからには、それとはちがう“食べかた”があるかのように聞こえる。食うという行為は、常に“実”に決まっているんだが、“実食”という言葉には、たしかに日本人の語感を納得させるなにかがある。元々は、まさに「食わず嫌い王決定戦」のようなシチュエーションが文脈としてないと奇異に感じる言葉のはずなんだが、「あんなものをこんなふうに食ってみたい」と事前に話題にしたうえでいよいよほんとうに食うといったシチュエーションでは、なるほど、“実食”という言葉が適切に思える。

 では、“虚食”という言葉が定着しているのかというと、これは全然そうじゃないんだな。さしずめ、雑誌の写真などを見ながら「ああ、こんなものを食ってみたいなあ」と強く想像する行為を“虚食”と呼んでもよさそうなものなんだが、どうもそういう言葉は生まれそうにない。

 宣伝とか書評とかを読んで、「なんか、この本はこういう内容らしい」と思っている段階を“虚読”とし、実際に読んでみる行為を“実読”と呼ぶようにしたら、それはそれなりに面白いんじゃないかと思うんだがどうか。



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コメント

虚食・・・鰻の匂いだけ?

投稿: ROCKY 江藤 | 2008年4月 3日 (木) 21時37分

 鰻の匂いで白御飯を食べるというのは、実食、虚食どちらになるんでしょうね。

投稿: 松浦晋也 | 2008年4月 3日 (木) 21時55分

>ROCKY 江藤さん

 沢庵を玉子焼きの代わりに花見をしたりするというのも“虚食”かもしれません。


>松浦晋也さん

 “実食”という言葉が出てきて定着しつつある背景には、リアルとヴァーチャルの相互乗り入れみたいな現象を、社会が無意識的にであれ認知しつつあるということがあるのかもしれませんね。

投稿: 冬樹蛉 | 2008年4月 3日 (木) 22時57分

「カニかま」とか「人工イクラ」なんていうのも、ある意味虚食かもしれません。

投稿: ふみお | 2008年4月 4日 (金) 00時01分

>沢庵を玉子焼きの代わりに花見をしたりするというのも“虚食”かもしれません。
「長屋の花見」を「虚食の宴」と呼ぶとすごく豪勢に聞こえます。

投稿: ROCKY 江藤 | 2008年4月 4日 (金) 23時29分

どちらかというと、「試食」に対する「実食」なのではないかと感じました。

投稿: とおりすがり | 2011年5月24日 (火) 15時53分

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