微笑ましく家族でドライブ
これには大爆笑! これって、英語を教える学校のCMなのに、アメリカのテレビでは流せないよな。Engels leren? ってのは、よく知らんがオランダ語だろう。ドイツ語によく似ている。
後部座席に座っている子供たちには英語がわかっているんだろうね。子供たち同士が微妙に笑いながら顔を見合わせるところで、それを示唆しているのだろう。
不思議なのは、英語がまったくわからないオランダ人にはこのCMはちっとも面白くないはずだという点だ。つまりその、なんというかアレだ、“ある種の性交様式を試みたい”といった程度の英語は、多くのオランダ人には理解できるからこそ成り立つCMなのでしょうなあ。というか、オランダ人の中で“ある種の性交様式を試みたい”といった程度の英語がわかる層こそ、おそらくもっと英語をちゃんと身につけたいと思っているはずの、この語学学校のターゲット層であり、そこにピンポイントで訴求することを狙ったレーザービーム的広告なのかもしれない。英語がまったくわからないオランダ人であったとしても、「あのCM面白いね」と周囲で話題になったら、「え、私だけわからなかったのか。こりゃ、少しは英語覚えんといかんな」と焦るだろうしね。
まったく広告屋さんというのは、どこの国でも怖ろしく頭がいい。
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コメント
こっ……これは怖い! やっぱり、分からない人が置いてきぼりにされて「ヤバイ!」と思わざるを得なくする戦略がメインでしょうか……?
「あのCMの意味わかんなくてさー」
「どういう歌だったの?」
「それが分かれば苦労しないよー」
「聞こえた通りでいいから歌ってみてよ」
「I wanna ○○○……」
「あ゛~(ニガワラ)」
「えっ、何? 何?」
「それ今日のパーティの時、みんなに聞いてみなよ。英語得意な人何人も来るし」
「そうだね! ありがとう!」
投稿: ふみお | 2008年3月 2日 (日) 13時01分
>ふみおさん
まったくニクいCMではあります。さっぱり意味不明の外国語らしきものが書いてあるTシャツとかバッグとかをなぜかありがたがる奇妙な文化がどの国にもあるもので、ああいうのを連想しちゃいますね。ガイジンが意味不明の日本語がプリントされた服を着ていたり、あろうことか刺青をしていたりすると、なんともバツの悪い気分になります。「お互いさまやなあ」と。
投稿: 冬樹蛉 | 2008年3月 3日 (月) 00時59分