機械時蝿は電気矢を好むか?
このブログへのアクセスをチェックしていると、なんとも不可解なところからのアクセスが見つかった。ここなんだが、つまり、このブログを自動翻訳サービスでわざわざ英語に訳して読んでくれた方がいらっしゃるわけである。常連読者に海外在住の日本人の方がけっこういらっしゃるのはメールやコメントを頂戴したりするので把握しているんだが、その方々は当然日本語が読める。一日に数千、数万のアクセスがあるような人気ブログでもなし、海外でも名が知られているような有名人がやってるわけでもなし、英語のコンテンツがあるわけでもなし(本拠地のほうにひとつだけあるけど)、いったいなにを求めて英語しか読めないらしい方がこんなものをわざわざ英語に訳して読んでくださっているのか、よくわからない。ありがたいといえばまことにありがたいのだが、なんとも不可思議である。
またこの自動翻訳サービスの性能がすさまじいんだなあ。なにを話題にしているのかがおぼろげながら掴める程度で、噴き出してしまうような怪訳に仕上がっている。「(月)」だの「(火)」だのといった表記は、近辺に日付けがあるんだから、曜日を指していると解釈するようなアルゴリズムは簡単に組めそうなものだ。「(month)」「(fire)」ってなんだよ、そりゃ。「The male be completed the book」って?? ああ、そうか、「おす」「すめ」「本」か。辞書が貧弱という以前に、形態素解析がむちゃくちゃである。
「winter tree 蛉」ってのは、まあ人名としては使用頻度の高い漢字じゃないからいたしかたないとしても、コメントをくださっている「ふ fairway」さんとか「forest 譲」さんって誰? そうか、な、なるほど、「ふ 澪」、「林 譲」か。どこで切っとるんじゃ。そもそも、「治」はどこへ行った、「治」は? まあ、「forest 譲」って、ちょっとかっこいいかも?
なんといっても、最高傑作は「Oven person Hiroshi」だなあ。「かま」「やつ」「ひろし」か。なんだかゲルショッカー系の怪人みたいだ。
機械翻訳は難しい。ともあれ、翻訳してまで読んでくださった方、ありがとうございます。
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コメント
というか、「Oven person Hiroshi」や「forest 譲」が活躍するハチャメチャな日記が日本にあるぜ! 毎回ラーメンズも顔負けのシュールネタが展開されててスゴイんだぜ! こりゃおもしれえや! っていって読んでるんだったりして(笑)。
投稿: ふみお | 2008年1月25日 (金) 11時27分
きっと彼らには漢字の細かい区別もついていなくて「forest 嬢」のつもりでいたりして。
投稿: 林 譲治 | 2008年1月25日 (金) 19時04分
>ふみおさん
この自動翻訳にかかれば、どんな日記でもシュールネタになりますって。
>林譲治さん
というか、そもそも「譲」という字が彼らの辞書にないんでしょう(^_^;)。
ともあれ、「cheap the blessing」が「安めぐみ」ってのは、ちょっと気に入っているんですが。
投稿: 冬樹蛉 | 2008年1月26日 (土) 00時36分
英文和訳もスゴイですね。タダだから文句言えないけど。
http://jikenkisya.blog.ocn.ne.jp/keiatjiken/2008/01/post_7333.html
原文でHeと呼ばれてるのはウサギのおもちゃ、持ち主の坊やが自分を本物だと思ってることがわかった、その時のシーンです-と説明が必要かな?
投稿: 村上 | 2008年1月27日 (日) 13時18分
>村上さん
英語と日本語ってのは、つくづく相性悪いですねえ。フランス語とスペイン語くらいだと、かなりイケてる機械翻訳ができるそうです。いや、わたしゃ、両方ともイケてるかどうかわかりませんが。
投稿: 冬樹蛉 | 2008年1月29日 (火) 01時48分