お買い上げ御礼(2007年12月)
【最も値段の高いもの】
おおお、これはやっぱり、大人が自分のために買ったんだろうなあ。おれたちの子供のころには、こんなの夢のようだったよ。お年玉をもらうと、千五百円くらいで“野球盤”とか買って喜んでたもんである。まあ、いまの世は、ゲームソフトにしたって、桁がちがうね。四、五千円はないと、まともな玩具も買えないよな。それにしても、もしこのロボット、子供用に買ったんだとすれば、裕福なご家庭ですなあ。大人用なら、気持ちはわかる。すごくよくわかる。
【最も値段の安いもの】
二か月連続で「最も値段の安いもの」に輝いた。名著だからね。まあ、おれがやたら言及するもんだから、どんなもんか読んでみたいと思ってくださる若い人もいるのだろう。おれはいい加減なことばかり言っているが、この本が名著であることは信じてもらっていい。くどいようだが、今月には、三十一年を経て帰ってきた『新・英会話上達法(仮題)』が刊行される予定である。
【最も多く売れたもの】
やっぱり、このアホ日記を読みにくるような人には、怪獣ファンが多いのだろう。本書は、ただ怪獣が出てくるだけというような安易な作品じゃなくて、ちゃんとSFになってるところが支持されるんでしょうな。著者の解説ページも必読である。じつはおれも、似たような提案をしたことはあるんだけどね。同じような戯事を思いついても、きちんと作品にしちゃうところが、ちゃんとしたSF作家とアホ日記書きとのちがいなのである。
【最もケッタイなもの(主観)】
こんな本があるということも知らなかったが、なるほど、わがアホ日記を読んでくださる方の中には、このような本を買う方もいらっしゃるだろう。日本の本で言うなら、『つかぬことをうかがいますが…―科学者も思わず苦笑した102の質問』のシリーズのちょっとハードなやつといった感じの本らしい。面白そうだけど、興味本位で買うには、ちょっと値が張るよなあ。でも、面白そうだなあ。
| 固定リンク
コメント