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2008年1月10日 (木)

浪速のモーゼ

 今日はなんやかやでやたら疲れた。頭が朦朧として、くだらないことばかり思いつく(頭がはっきりしているときにもくだらないことばかり思いつくわけだが……)。

 晩飯に冷凍のお好み焼きを二枚食って酒を飲んでいると、突然、「モーゼの十日戎」という文字列が額の裏あたりにゴシック体の活字で浮かび上がった。なんじゃそれは? モーゼが手に持った笹を厳かに左右に振りながら「商売繁盛!」と叫ぶと、紅海がごごごごごと左右に分かれて道ができてゆく……といったスペクタクルシーンが勝手におれの頭の中で上映されはじめた。ああ、やっぱり今日は疲れている。

 だいたい「モーゼの十日戎」なんて、誰でも思いつきそうな字面ではないか。それが証拠に……と、「"モーゼの十日戎"」を Google で検索してみると――ええっ、なんてことだ! ない!

 珍しいこともあるもんだなあ。経験的に、こういうのはたいてい世界のどこかで誰かがきっと書いていてくれるものなんだけどなあ。こんなベタなネタにも、未開の領域があったのか。というか、「モーゼの十日戎」は、あまりにあんまりすぎて、日本語を使う人の誰ひとりとして、いちいちウェブで書いたりしないということなのかもしれないが……。「"モーゼの八戒"」は、さすがにちゃんとヒットするんだけどね。



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