酒は苦いし煙草は辛い、紅は溶けるし寝床は寒い
ううう、今夜はハンパじゃなく(最近は「ハンパなく」と言うらしいが)寒い。京都の底冷えは強烈である。風呂に入って温まろうと湯舟にじっと浸かっていても、なにやら皮膚の表面が温かいだけで、身体の奥のほうまで熱が伝わってこない感じ。いつもよりじっくりと、ふやけるほど湯に浸かっていたが、やっぱり身体の芯にどこかしら温もりきっていない感覚が残る。身体がアルデンテとでも言おうか。ああっ、噛んでっ、私に歯を立ててっといった茹で上がりである。ぶって姫がおるんだから、デンテ姫がおってもいいじゃないかっていったいなにを言ってるんだおれはそもそも姫じゃないし。
飯食って焼酎お湯割りを飲んでも、まだ身体の芯が寒い。みなさま、今夜は温かくしてお休みください。
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コメント
そんなお前の肩抱き寄せて、惚れたようだと俺は言う
男も辛いし、女も辛い。男と女は尚つらい。
だけどいいのさ、いいんだよ、逢うも別れも夢ん中
どうも初めてコメントさせて頂きます。
SFは全然趣味ではないのですが(すいません)、冬樹さんの日記に惹かれていつも楽しく読ませて頂いております。
私は東京在住ですが、やはり京都は東京よりも寒いのですかね。東京でしたら、適温の風呂に30分も浸かっていれば、眠る時もホカホカなんですけど。
御自愛下さいませ。
投稿: 女衒の達 | 2008年1月31日 (木) 20時57分
>女衒の達さん
初めまして、ご愛読ありがとうございます。いやあ、いま時分の京都は寒いですよ。気温だけ見てるとそんなに寒いはずはないのですけれども、なんちゅうか、数値を超えた“いけず”な寒さがありますね。
ちなみに、『必殺商売人』は、いま京都テレビで再放送中です(笑)。「夢ん中」は坂本冬美も唄ってるんですね。そっちはまだ聴いたことないんですけど。
投稿: 冬樹蛉 | 2008年1月31日 (木) 21時19分
そういや11月にペテルブルク→アムステルダムとハシゴした時、「アムスのほうが寒いやないけ(怒)!」と思いました。なんか、震えが止まらなかったんですよ。ペテルブルクは-1~-5℃とかで、アムスは+7℃とかだったんですが。単に湿度の問題とも思えず、何なんでしょうねえ、あれは。
投稿: ふみお | 2008年1月31日 (木) 21時50分
>ふみおさん
ああ、やっぱりそういうことがありますか。体感温度ってのは不思議なもんですよねえ。そういう意味では、俗に「京都に住めたらどこにでも住める」とか言いますよ。近所に住んでるインド人が「京都は暑くてたまらない」と言っていたと母が聞いてきたくらいで。
投稿: 冬樹蛉 | 2008年1月31日 (木) 22時11分
>ああっ、噛んでっ、私に歯を立ててっ
ああ、今の仮面ライダーですね
投稿: モりやま | 2008年2月 2日 (土) 18時18分
>モりやまさん
変身するときにいちいち噛まれないといけないというのが、なにやら野暮ったいような斬新なような、フクザツな気持ちです。
投稿: 冬樹蛉 | 2008年2月 5日 (火) 01時45分