おれが「銃を持つ」と言い出したときのためのお願い
酒飲んでクルマを運転してはいけない国で、近所の人が度重なる奇行を指摘している男に、散弾銃やら空気銃やらを合法的に所持させているというのは、いったい全体どうしたことか?
そりゃ、狩猟を生業にしている人は商売道具として銃を持たなきゃならんだろうし、人にはスポーツとして射撃を楽しむ自由もあるだろう。しかし、狩猟で食っているわけでもなく、親の金と借金で遊び呆けていて、スポーツとしての射撃に打ち込んでいるわけでもないやつが銃を持っているという事実を、市民からの指摘があったにもかかわらず、警察は調べもしないでほったらかしていたんじゃないか。あまりにもヘンではないか。なーにが銃の所持に関して世界一厳しい国であるか。手続き自体がすっかり形骸化しているではないか。おれはもっと厳しいもんだと思っていたんだが、この程度だったら、おれですら銃が持ててしまうんじゃなかろうか? そう考えると、心底怖ろしくなってきた。
おれが銃を持ててしまったら、きっとえらいことになるぞ。おれはあのような美しいものを手にして、なにもしないという自信がない。自分を抑える自信がない。もしおれが「よし、銃を持とう」などと言い出したら、ぜひ止めていただきたい。「あいつはふだんから奇行が目立つ。本人はそれをいっこうに奇行だと思っていないようだ。あいつのブログを読めば、あいつがまともな社会人でないことがわかるだろう。あんなやつに銃を持たせるくらいなら北朝鮮に核を持たせるほうがましだ。取り上げろ!」と警察にタレ込んでいただきたい。
おれはいまこれを焼酎お湯割りを二杯ほど飲んでいる状態で書いているから、比較的まともな精神状態であると判断できる。まともなうちにみなさんに頼んでおきたいのである。おれが銃を持ちたいと言い出したら、もはやそのおれはいまのまともなおれではないので、もしそんなことになったらとにかくおれが銃を所持することを阻止してほしい。京都府警が長崎県警ほど怠慢でないことを祈るのみである。
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コメント
冬樹さんが銃を持ったところでさほど心配はしませんが、「最近本を読んでいない」と書き込んだらその筋に連絡しようかとは思います。
投稿: 林 譲治 | 2007年12月18日 (火) 07時13分
>林譲治さん
若いころに比べれば、本を読む量はずいぶん減っていますけどね(;^_^)/。
投稿: 冬樹蛉 | 2007年12月22日 (土) 06時15分