透明ボール
強盗のニュースを観ていて、ふと“透明ボール”というやつを考えた。もちろん、“カラーボール”の逆(?)の機能を持っているのである。強盗に投げつけると、そいつはたちまち透明になってしまう。それでは逃走を幇助しているのではないか? いやいや、そうでもないぞ。なにしろ、そいつは一生透明なのである。せっかく金を盗んでも、それではあんまり生きている意味がない。“透明ボール”に封入されている薬剤は、その解毒剤(?)である“不透明化薬”と必ず対で生成され、その対関係を解明するには、巨大な数列をふたつの素数の積に因数分解しなければならない。透明ボールを投げつけられた犯人は、きわめて実用的な量子コンピュータでも発明しないかぎり、早晩、自首してくるという寸法である。なんか、ドラえもんチックなアイディアではあるな。
| 固定リンク
コメント
透明になる薬が体質に合わずに半透明になってしまった男が人類に復習を誓う…
…手塚治虫の『アラバスター』を思い出しました。
透明人間の美少女(よく考えると矛盾している)が全身にラッカーを塗られて逃げ惑うあたり、興奮して読んでました。
最近は歌声だけの美少女にハマっているワタシ。
投稿: アダチ | 2007年11月30日 (金) 01時21分
まず、軽い強盗未遂を起こす。もちろん傷害などはつかないように用心しつつ。でもって、透明ボールをぶつけてもらう。
しかる後、透明であることを利用し証拠を残さないようにして重大犯罪を行う。それから、おもむろに自首するってのはどうでしょうか。
投稿: 東部戦線 | 2007年12月 1日 (土) 21時49分
>アダチさん
>透明人間の美少女(よく考えると矛盾している)が全身にラッカーを塗られて逃げ惑う
そのフェチ感覚は、な~んとなく理解できます。
>東部戦線さん
透明であることを利用する重大犯罪は、一人で行わなくちゃならないところがつらいですよねえ。共犯を募ろうにも、透明じゃなかなか信用してもらえないような気がします、悪党同士でも。
投稿: 冬樹蛉 | 2007年12月 3日 (月) 01時35分