シミュラクラ
▼中国産を「三輪そうめん」偽装の疑い、食品卸社長ら逮捕 (NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071010AT5C1000B10102007.html
うう~む。「三輪そうめん山本」じゃなくて「三輪山本舗そうめん」とは、あざといにもほどがありますなあ。なんか、むかし局所的に流行った「山田風 太郎」みたいだ。それにしても、仮に「山田風 太郎」ってのがいたとして、人口に膾炙しているらしいその「山田」ってのはいったい誰なんだよ?
さっきテレビでこの「三輪山本舗」のそうめんを売っていたやつが、偽装品の表示は妥当であり、騙されるほうがバカと言わんばかりの主張を頑なに展開していたが、あまりの屁理屈に、おれは大笑いしながら観ていた。それだけの屁理屈を考えつく頭があるなら、もう少しましなことして金稼げや。
農水省はいろいろ評判悪いんだから、この際、この手の盗っ人猛々しい業者を徹底的にいぶり出し、点を稼いでいただきたいものである。
ひょっとして、あなたが持っている『楽園の薬』の著者がアーサー・G・クラークだったり、『わたしは口ボット』の著者がアイザック・アツモフだったりしてませんか? なに? 私が古本屋で買った『わたしはロボット』は「創元推理文庫」なので偽装じゃないかって? いや、それはいいんだ、それは。
| 固定リンク
コメント
私のは「彼はロボット」になってますが
つかまされましたかねえ
投稿: モりやま | 2007年10月11日 (木) 10時49分
「味がおかしい」って、どのぐらいおかしかったのか、ちょっと気になります。
投稿: 湖蝶 | 2007年10月11日 (木) 14時45分
え、「われはロボット」じゃなかったの?
と、ついマジレスする年寄りであった
投稿: 村上 | 2007年10月11日 (木) 18時49分
三輪そうめんと中国産のそうめんは
見た目が全然違うから、社長の言い分の一部は正しい
中国産のを食べたことがないのでわからないです
投稿: かおる | 2007年10月12日 (金) 10時01分
やだなあ。冬樹さんが変なこと言うから、つい本棚見ちゃったじゃないですか。
……ん? 何だこれは?
しまったあ! ロバート・ハイソライソの『夏への罪』かあ!
いやでもゼッタイそういう本あると思う(笑)。
投稿: ふみお | 2007年10月12日 (金) 23時41分
>モりやまさん、村上さん
ペーパーバックをよく見てみたら「II, Robot」になってました。I や III があるのかもしれません。
>湖蝶さん
私はそうめんの味ってよくわからんです。大部分つゆの味みたいな。うどんとかと同じで、ほとんど噛まずにどんどん流し込んじゃいますからね。「のどごしがおかしい」ならわかるんですが……。
>かおるさん
そもそも、そうめんに中国産のがあったのかと、今回初めて意識しました。
>ふみおさん
いま本棚を調べたら、『ムジナ・マキーカ』とか『アイ~ン』とか『うー』とかが出てきましたが、こんなの、いつつかまされたんだろう?
投稿: 冬樹蛉 | 2007年10月13日 (土) 23時17分
むかし、大塚英志さんの初評論集「「まんが」の構造」を読んだとき、とても面白かったので読者カードを出しました。
その評論の中に大塚さんが「シミュラクラ」という言葉を多用していたので、読書カードの最後に「「白倉由美」って「シュミラクラ」のアナグラムになってますね。」と書いたところ、次の評論から「シュミラクラ」という言葉は使われなくなりました。どっとはらい。
ちなみに、「白倉由美」は実在します。(たぶん)
投稿: いぎたなし | 2007年10月15日 (月) 08時49分
>ペーパーバックをよく見てみたら「II, Robot」になってました。I や III があるのかもしれません。
「I'll, Robot」だったりして…。
投稿: koga | 2007年10月15日 (月) 16時22分
>いぎたなしさん
おお、そのアナグラムは面白いですね。でも、その読書カードにどのくらいの効きめがあったのかは、神のみぞ知るですが。
>kogaさん
I, Margaret っていう“鉄の女”のおちゃらけ伝記はあるみたいですよ。
投稿: 冬樹蛉 | 2007年10月16日 (火) 03時14分