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2007年10月18日 (木)

親が壊れている

「運動会の旅費返せ」無理難題252件公表 大阪市教委 (asahi.com)
http://www.asahi.com/national/update/1017/OSK200710170016.html

 教育活動に支障を来すほどひどい保護者からの苦情や注文の実態を把握するため、大阪市教委が全市立小、中学校を対象に実施したアンケート結果の一部が公表された。「運動会が雨天中止。遠方から来た祖父母の旅費を返せ」など「無理難題」の具体例は252件にのぼった。市教委は集まった実例を材料に教職員向けの手引を作成中で、今年度末の完成を目指す。
 アンケートは昨年9~11月に実施した。小学校からは152件、中学校からは100件の具体例が集まった。
 中学受験を理由に「子どもの生活リズムに合わせた登下校をさせろ」と求められた▽不登校になった児童の保護者から「教科書は不要になったので、買い取ってほしい」と要求された▽校内で転倒した生徒の保護者から「二度とけがをさせないと念書を書け」と迫られた▽「校則を守るかどうかは生徒の自由。注意するな」と注文された――などの実例が続々。
 手引では、自分の子どもが運動会の組体操でピラミッドの頂点に立つ役になれなかったため、保護者からクレームがあった例を取り上げ、「今まで学校に協力してきたが、これからは考えさせてもらう」という保護者の発言を紹介。「保護者の苦情は自己中心的で受け入れられない」と判断し、集団行動を乱すような言動に断固とした態度をとるなどの対応策を伝授する。

 いわゆる“モンスター・ペアレント”というやつですか。どこをどうひねくったら、こういう理屈が出てくるのか、現代の学校の先生という商売はまったくたいへんだなあと先生方に敬意と同情を抱きつつ、はっきり言って、バカ親のむちゃくちゃな理屈は、傍から見てるぶんにはまるで作ったネタみたいで面白い。世も末じゃな。“みんながみんな組体操のピラミッドで頂点になることはできない”というあたりまえのことが、いい歳こいた親になぜわからんのだろう? おまえは亀田史郎か? こんな親は内藤大助に一発どついてもらえ。

 しかし、情けねえのは、いまの小中学生の親の世代って、おれと同世代なんだよなあ。なんかフクザツな気持ち。どこでどうひん曲がってこんなんなっちゃったんだろうね? 世代論でのみ語るべき問題ではないが、なんかありそうな気はするんだなあ。たしかに、常軌を逸した阿呆って、おれたちの世代に多いような気もしないでもないのだ。なに? お前は自分では気づいてないだけだ? いやまあ、たしかに否定はせんが、いくらなんでも程度問題だよ、やっぱり。



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コメント

大阪市教委、とみた瞬間、世代に関係なく、理不尽なクレームを猛烈な勢いでガナりたてる「大阪のオバハン」な親が頭に浮かび、見事に亀父にだぶってしまいました。
いや、まあ、地域論でのみ語るべき問題ではない(笑)とは思いますが。

投稿: クレイン | 2007年10月23日 (火) 06時05分

>クレインさん

 亀父みたいなのが学校に殴りこんできたら、授業なんかやってられませんよねえ。いやまあ、このモンスターペアレント問題は、大阪だけの話ではないみたいですが。

投稿: 冬樹蛉 | 2007年11月 5日 (月) 00時51分

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