人生いろいろ、身体もいろいろ
▼「プーチンのようになろう」 ロシア紙が肉体改造特集 (asahi.com)
http://www.asahi.com/international/update/0824/TKY200708230345.html
▼厚生労働副大臣のメタボ退治ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/metabo/index.html
▼レコーディング・ダイエットのススメ
http://putikuri.way-nifty.com/blog/
この三つを比べてみると、なにやらいろいろフクザツな思いが心中を去来するものであるが、おれには岡田斗司夫がいちばんカッコよく見えるなあ。あたりまえのことをあたりまえにやる。なんとすがすがしいことだろう。そして、それはなんと難しいことだろう。近年すっかり酒呑みになってしまったおれには、まったく頭が下がる。最近筋トレをさぼっていると、たちまち体脂肪率が上昇しはじめたので、あわててまたはじめたところだ。多分におれの先入観のせいなのかもしれんけれども、どうもプーチンの逞しい身体は、年齢からすればカッコいいことはカッコいいが、気に食わないやつが現れたら即座に首をへし折るための逞しい身体であるように見えてしまう。「岡田斗司夫は、気に食わないやつが現れたら即座に首をへし折るために肥っていたのだ」と思う人はいないと思う。
それにしても、あのマシュマロマンのような巨体から、一年あまりで体重六十七キロ、体脂肪率十七パーセントにまで下げるとは、科学と意志の偉大さに感動を禁じ得ない。やっぱり、おたくというのは“その気になったらとことんやる”という脂質、じゃない、資質があるわけで、オタキングとまで呼ばれる人物の底力を見た思いがするよな。こういう実例を目の当たりにすると、おれなんかは全然おたくじゃなく、パンピーに毛の生えた程度の執着心しかないのだなあと、改めておのれの業の浅さに情けなくなると同時に安堵感を覚えたりもする。ちなみに、おれみたいな元々からの痩せ型体形でも、体脂肪率を十七パーセント台にまで下げていた期間はほんの少ししかない。最近は、概ね、体重六十五~六キロ、体脂肪率十九~二〇パーセントくらいで、ふらふらと安定している。
ここ数年、おれもかなり“肉体”というものを意識して運動をするようになり、“無理に脂だけを落とそうとするよりも筋肉をつけようとしたほうが健康的で、結局フィットネスの早道のようだ”という実感は得ているのだが、岡田斗司夫の事例はあまりにすごい。あの岡田斗司夫に、体脂肪率の低さで負ける日が来ようとは、まったくの想定外である。おれは基本的に、食いたいものは我慢までせずちゃんと食って、そのぶん筋肉をつけることで食ったぶんをどんどん燃やして相殺しようという思想だから、あんまり劇的な効果というものがない。筋肉がついてくると面白いものだから、ついつい筋肉増強運動にばかり文字どおり力を入れがちになってしまうのが、あまりよろしくないのだろうなあ。もう少し、有酸素運動に割く時間を増やしたほうがよさそうだ。
いやあ、しかしこれは励みになりますなあ。岡田斗司夫が体重六十七キロ、体脂肪率十七パーセントなのだったら、おれとしては六十五キロ、十六パーセントくらいをめざしたいもんだ。年内の実現をめざしてがんばろう。
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コメント
ビリーズブートキャンプを脱走後、すがりついた岡田氏の著書。
私はコレに(残りの人生)すべてを賭けてます!
投稿: miwako | 2007年8月25日 (土) 11時59分
>miwakoさん
私のまわりにもけっこう脱走兵がいます。私は入隊する気もありませんが、母が友人に誘われたと仰天していました。母は関節リウマチです(笑)。
でも、“レコーディング・ダイエット”とやらは、話に聞くぶんには、常人にとってはビリーズブートキャンプよりきついのではないかとすら思うのですが……。ものぐさな私にはとてもじゃないけどできそうにありません。
投稿: 冬樹蛉 | 2007年8月26日 (日) 01時23分
私の知人に、満期除隊まで行ったのがいます。べつに入隊しなくても筋肉むきむきの奴で、曰く「体を動かすのが楽しくって楽しくって」。
ビリーのキャンプは、本来キャンプなど不要な人でなければこんぐらちゅれーしょんまでたどり着けないようです。
投稿: 松浦晋也 | 2007年8月26日 (日) 01時37分
>松浦晋也さん
まあ、世の中には、そもそもそこになにが書いてあるのかすでによくわかってる人にしかわからない“入門書”というものもあったりしますから(^_^;)。
あ、それはそうと、最後に岡田斗司夫と手を取り合って「ヒストリー!」と叫ぶレコーディング・ダイエットのDVDを出したら絶対売れると思います。「もっとこまめに記録するんだ! 遊んでいるのか! 君ならできる! 君ならできる!」
投稿: 冬樹蛉 | 2007年8月26日 (日) 03時27分