ある日、職場に安めぐみがやってくるとしたら……
『サイエンスZERO』(NHK)を観てるといつも思うんだけどさ、大学やら研究施設やらで、日々学究に励んでいる人たちのところへですな、ある日、眞鍋かをりだの安めぐみだのがやってくるということになったらですよ、やっぱり大騒ぎになるのではあるまいか?
女性の理系研究者をもっと増やさにゃならんと国が腰を上げているくらいだから、現状では、そういうところでは男のほうが断然多いだろう。当然、むさくるしい。また、アウトプットがどんなに華々しくカッコよさげに見える研究であっても、そもそも研究という過程が華々しくカッコいいわけがない。どんな研究であれ、研究というものはジミ~~~なものにちがいない。
そんな地味でむさくるしいところに眞鍋かをりやら安めぐみやらがやってくるということが事前にわかってみろ。ベトナムの戦場にプレイメイトが慰問に来たかのような状態になるのではあるまいか。いやまあ、表立ってキャーキャー騒ぐやつはいないかもしれないが、内心かなりそわそわするだろうと思う。というか、おれだったらする。その日は休みなのに、わざわざやってきたりする研究者や学生もいるにちがいない。
えらい先生であれ、男だったら悪い気はすまい。男のタレントが取材に行くよりも多めに回してくれるというか、とにかく、野郎が行くよりも、ちょっと余分にいろいろ見せてくれたりするなんてこともあるんじゃなかろうか。もしかしたら、『サイエンスZERO』がオヤジウケのいい女性タレントを起用するのには、そんな理由もあるのではないかと邪推するんである。
だってさ、VTRに出てくる男の研究者たちは、相手が熊倉アナだと、ちょっとがっかりした顔をしているというか、な~んとなくテンションが低いように見えたりすることがあるんだよ(まあ、誰が来るか、事前に聞いているにしても)。おれの先入観がそんなふうに見せるのかなあ。
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コメント
うんうん、それはわかるね。
ちなみにヤクザにインタビューするとき、若い女子アナにさせると、あきらかに連中がとまどって対応が若干、やさしめになりますね。男のアナだと「ゴルァ!!」とか恫喝されるのに(笑)
投稿: おやじです | 2007年7月 4日 (水) 12時50分
>おやじですさん
まあ、アレですよ、堅物の科学者であろうがヤクザ屋さんであろうが、男というのはかなり単純な生きものらしいということでしょう(^_^;)。
投稿: 冬樹蛉 | 2007年7月 4日 (水) 23時47分
「大科学者も銀行強盗も、女性の関心を引くために仕事をする」という報告があるそうです。『変な学術研究1』(エドゥアール・ロネ/ハヤカワ文庫)「恋愛のススメ」より
だから「30歳を過ぎて結婚をして子供ができると論文の量が減り、ピストルを使う回数が減る」のだそうです。
また、大胆な犯罪者が法律を破るように、優秀な科学者は既製の理論を乗り越える必要がある、という点で両者は相通じるところがある、という指摘もあります。
研究所に若い女性を送り込み、研究者に妻を裏切らせることでノーベル賞を量産する、という野望をNHKは抱いているかもしれません。
投稿: アダチ | 2007年7月12日 (木) 03時16分
>アダチさん
>研究所に若い女性を送り込み、研究者に妻を裏切らせることでノーベル賞を量産する、という野望をNHKは抱いているかもしれません
NHKにそんな野望があればまだ頼もしいんですが、組織全体を見るとどうもそういうワイルドな感じはしないですよね。そういう硬直した組織の中で、なんとか組織を出し抜いて面白いことをする現場の人たちに私は期待したいです。
投稿: 冬樹蛉 | 2007年7月15日 (日) 04時18分