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2007年3月 8日 (木)

姪がテレビに出演?

 姪がテレビに出るというので、録画予約をしておいたのだった。

 いやなに、高校の卒業旅行とやらで友だちと東京へ遊びに行っている姪が、お昼にはアルタへ行くから、『笑っていいとも!』で映るかもしれないというのである。なるほど。

 会社から帰って母に訊いてみると、中学生のほうの姪から電話があって、みごと姉がテレビに出たと報告してきたという。そう、ご想像どおり、スタジオの外にいる人たちをカメラがナメる、あの定番のオープニングに映ったのだそうだ。

 さっそくオープニングをコマ送りで再生してみる。もう二十一世紀だというのに、カメラに向かってVサインを出しているやつがいまだに何人かいるのには、奇妙な感慨を覚える。チャーチルのつもりなのか井上順のつもりなのかそのほかのつもりなのかはわからない。どう見たって十代から二十代の若者ばかりなのに、彼らはいったいどこでこのような反射を身につけたのだろうか? ま、テレビなんだろうけど、じゃあ、その手本(?)となった人々は、どこでそんな怪行動を刷り込まれたのだろう? まったくもって奇妙な慣習である。

 それはともかく、いったい姪がどこに映っているのか、おれにも母にもさっぱりわからない。中学生の姪が母に電話してきて、テレビに出た姉の勇姿のありかを教えようとするのだが、母にはよくわからない。それを母から伝え聞くおれにはますますわからない。

 とうとう中学生の姪は、おれにケータイで画像をメールするから見てくれという。パソコンで受けたメールを開いてみると、添付ファイルの拡張子は「.3gp」。ドコモのケータイで使っている動画らしい。こんなものパソコンで再生できるのかなと、とりあえず添付ファイルを開こうとしてみると、QuickTime が立ち上がってきた。へぇ、QuickTime で見られるのか。ひとつ賢くなった。

 てっきりビデオの再生を一時停止してケータイでテレビ画面を撮影して送ってくるのかと思っていたら、自分でテレビ画面を指差して解説するようすをケータイの動画で送ってくるとは。現代っ子ですなあ。

 とはいえ、動くテレビ画面をケータイで撮影したものなど、まるで貞子がセザンヌの絵を念写したかのような画質である。そいつをハードディスクレコーダーの録画と照らし合わせること数分、ようやく姪らしき娘の顔だけが、小さくぼんやりと心霊写真のように映っているのを確認できた。

 それにしても、おれと母がコマ送りでいくら見てもわからなかったのに、妹の話によれば、中学生の姪は、録画画面を一時停止しなくとも、たちどころに自分の姉の生霊が映っている箇所を指摘したという。妹ですら、自分の娘がさっぱりわからなかったのだ。そりゃそうだろう、これは教わらないとわからんわ。いやあ、姉妹というのは、なかなかどうしてたいしたもんですな。



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コメント

私も姉がいるので、なんとなく共感・・・。
なんだろう・・・もしかしたら自分より見つけやすいかも。小さいころから、ものすごく輪郭が焼きついているんでしょうか。

投稿: 湖蝶 | 2007年3月 8日 (木) 09時43分

チャーチルのやってたのはⅤ(Victory)サインですが、
いまの子供達がやっているのはピースサインでは。
1960年代末、ヴェトナム反戦運動の時代に、意味の転換が起こっていますね。

投稿: ROCKY | 2007年3月 8日 (木) 18時15分

>湖蝶さん

 子供のころなんかだと、下手すると、自分の姿より兄弟姉妹の姿のほうをよく見ているんじゃないかと思いますね。自分の姿は鏡見ないと見えないけど、兄弟姉妹は四六時中視界に入ってるわけですから。

>ROCKYさん

 タイニー・バルタンの「ばるるん」なんてことは……。

投稿: 冬樹蛉 | 2007年3月10日 (土) 03時18分

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