『BPS バトルプログラマーシラセ』を観る
『BPS バトルプログラマーシラセ』ってのを GyaO でやってたので、面白いハッキング・テクニックでも出てくるのだろうか、IT業界の隅っこに身を置く者としては後学のため観ておかずばなるまいと自分に言い聞かせてついうっかり全五話を観てしまったわけなのだが、わははははは、なにかの勉強になるかもしれんなどと意地汚いことを考えたおれがバカだった。よく言えばハッカー・ファンタジー、ふつうに言えばロリ萌えハッカーもの、悪く言えばコンピュータ好きのSFファンが酒飲みながらひと晩じゅうダベっているようなことをまかりまちがってアニメにしてしまったものという感じ。いや、貶しているように聞こえるかもしれないが、おれはこういうバカ話は大好きである。こんなとんでもないものを、二○○三年ころにUHF局でやったりしてたんだねえ。神をも畏れぬ所業である。
大ネタは単なるぶっとびバカ話なのだが、マニアックな小ネタのくすぐりがひたすら(一部の人にはたぶん)楽しい。ほんの四年前の作品でありながら、すでにして懐かしい感じがしてしまうというのは、この業界、いかに変転が激しいかということですなあ。IT業界人の方には、まったく仕事に役立たないこと請け合い。まあ、主人公の超人ハッカー・白瀬にかなり近いかもといった人は、たまに(しばしば?)いますわな。ハッカーものの怪作として語り継がれるだろうってのが、妥当な評価だろな。
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