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2007年1月 9日 (火)

「Power for Living」のテレビCM

 テレビを観ていると、ここ二、三日、「Power for Living」とやらのCMが目につきはじめた。m-floVERBAL やら久米小百合(ってのは、久保田早紀だよ)やらが出てくる(ほかにヒルマン監督バージョンがあるそうだ)。一見して、アメリカ流のマスメディアを使った宗教団体の広告だとわかるようなものだが、非常に抽象的であり、出演者たちが「人生が変わった」といったような効能(?)を述べ、正体不明の無料冊子「Power for Living」の請求を勧めるだけで、具体的なことはほとんど明示されない。意図してのことかどうかは知らないが、広告手法的には一種のティーザー広告(じらし広告)として機能している。現におれはこうして調べちゃったもんな。まんまとハマっているわけである。もっとも、ティーザー広告としては成功していても、抽象的すぎて不気味、あるいは胡散臭いという印象すら与えてしまっており、逆宣伝にすらなっている可能性があるだろう。

 調べてみると、アーサーS.デモス財団という組織が布教しているキリスト教の一派の広告らしいのだが、宗教団体(またはそれに準じる組織)がこうした形でテレビCMを打つのは、アメリカではあたりまえでも、日本ではあまり馴染みがない。宗教番組としての枠を設けて布教を行うのであれば、これほど不気味な感じは抱かないし(カトリック教会とかね)、創価学会やら阿含宗やらにしたところで、まるで公共広告機構のCMに似せたような感じの、こうしたCMは打たない。もっと具体的に宣伝宣伝したものだからこそ、かえって「ああ、宗教の宣伝ね」と安心するのだ。このCMをプランニングしたやつは、かなりバクチを打ってるなという印象を受ける。

 この財団、ドイツでも同じようなキャンペーンを展開し、イデオロギーや宗教のCMを禁じているドイツの法律にひっかかり、放送禁止の処分を受けているという情報もある。まあ、ナチの残党の本場で、こういう手法使っちゃまずいでしょ。上のリンク先の記事にもあるように、American-style, mass-appeal religion が日本にも進出してきたということなのでしょうな。

 おれは宗教というものを幸か不幸か(おれ自身は幸だと思っている)知識としてしか必要としないタイプの人間なので、このCMにもマーケティング的な興味しかいまのところ抱いていない。それよりなにより、おれは、このCMの最後で、無料冊子の請求者に連絡はいたしませんといったことを言うのが、なんだか、無料サンプルを「他人に知られないよう、社名をださずに個人名にて特急便で郵送いたします」というヒサヤ大黒堂の広告みたいなだなと妙な連想をして、ちょっと笑ってしまった。というか、むしろ逆ヒサヤ大黒堂ですな。でも、たとえば、家族が全員創価学会員だとかイスラム教徒だとかゾロアスター教徒だとかボコノン教徒だとかいう人が、このCMに感銘を受けて(?)無料冊子を請求する場合、やっぱりヒサヤ大黒堂方式で送ってあげたほうが親切じゃないか?



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コメント

 せっかくヒルマン監督を使うんだから
最後に「シンジラレナーイ」って言わせ
たらおもしろかったのになあ。ああ、
もったいない。

投稿: 北野勇作 | 2007年1月 9日 (火) 09時52分

 え?そんなのあるのですか、CM自体気が付かなかった・・・。録画ばかり観ていて結構CM飛ばしちゃってるからかしらん?今度気を付けてみています。
 私も無宗教ですが、どちらかと言えば、よく映画なんかにも出てくるテレビ宣教番組(?)「いますぐこちら(↓)へご寄付を!」みたいな方が直接的で好印象ですけど(笑)。

投稿: TOMTOM | 2007年1月 9日 (火) 10時21分

>北野勇作さん
>「シンジラレナーイ」

 うまいっ! いやあ、それくらいのセンスのあるCMであれば、みなに不気味がられたりしないでしょうけど(^_^;)。

>TOMTOMさん

 私が目撃しはじめたのは、ほんとにここ数日のことです。三が日が明けてすぐやりはじめてたのかもしれません。

>「いますぐこちら(↓)へご寄付を!」みたいな方が直接的で好印象

 そうそう、鼻の取れるコアラとか出てきてね、

   ♪見直そう、見直そう。
    あなたの宗教見直そう。
    教祖まかせじゃいられない。
    見積もりだ、見積もりだ……

投稿: 冬樹蛉 | 2007年1月10日 (水) 00時28分

ヒサヤて・・・
たとえが面白すぎますw

投稿:   | 2007年1月10日 (水) 20時35分

冬樹さん。それで思いだした!見直そうみなおそおって、あの歌声、強烈ないんぱくとがあるよね。だれが歌ってるんだろ。わからんけど、あの声ならたぶんこげなかおばいね、って浮かぶすごさがある。よね?(どんなカオかはおしえない)
んで、あれとおなじ聲のうどんやさんが八女にきてるんよ。あのう。おもいきり局地的話題ですまんけど。てうち庵といううどんやさんが筑後にあってね、そこの職人さんだった人の声なんだ。あまりによく通る声で「いらっしゃいませえ」っていうから、記憶から消えない。それが最近八女に進出してきて、さっそく行ったら、あの聲が聞こえる。あれっておもった。うーん。桐乃家(八女のおいしいうどんやさん)はひょっとすると苦戦するかも。ま、なんにしろ張り合うのはいいこっちゃ。
ついしん:正月、買わされていながら一度も飾らなかった某宗教団体のおやしろ(母はいわないがたぶんン十万とふんだ)をごみにだした。もうひとつある。とこのまにある。それをなんとか片づけてから死んでくれ、というのがこころやさしき子のねがい。神棚が二つ、仏壇が一つ。これ以上なにをおのぞみ。

投稿: ひめの | 2007年1月10日 (水) 21時17分

>ひめのさん

 いやじつは昨年末に忘年会のカラオケで「ハナコアラの見直しマンボ」という曲を見つけ、面白半分に入れてみたら、やっぱりそれだったのです。何番もあるけっこう長い曲で、自動車保険以外にもいろんなものを見直しはじめ、最後には、日本の外交まで見直そうとしはじめますが、「ちょっと言ってみただけ」と逃げるところがさらに笑えます。CDまで出てる( http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html?ie=UTF8&location=http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2F%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%81%AE%E8%A6%8B%E7%9B%B4%E3%81%97%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%9C-%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%83%A9%2Fdp%2FB000811FNC%2Fsr%3D1-1%2Fqid%3D1168449040%3Fie%3DUTF8%26s%3Dmusic&tag=arayofhope-22&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211 )ようです。

 ちなみに、「やわらか戦車」のラレコさんの名誉のためにも私は証言しますが、コアラの鼻があんなふうに取れるというアイディアは、ラレコさんのほうが先です( http://www.geocities.jp/jugongordie/old/koaracco/index.html )。パクリじゃありません。

投稿: 冬樹蛉 | 2007年1月11日 (木) 02時15分

あ、ヒルマン監督が出てる!これか~

投稿: 湖蝶 | 2007年1月11日 (木) 08時45分

「物を売ってやろう」とか「商売するぞ」という様な『におい』が感じられないCMと云うものには、宗教に限らず胡散臭さが漂ってきますよね。最近流行ったホワイトバンドとか、スカパなんかでよく見かけるソトコトとか、JTの白々しいマナーCMとか。
下手に関わると、物を売りつけられるよりもっとひどい事になりそうな感じがします。

>ひめのさん
おお、ヤメリカンピープル発見!!
私もネイティブヤメリカンです。

投稿: koga | 2007年1月14日 (日) 11時00分

そうじゃったつですかー。いやあ。やめのもんじゃとなのりをあげるとは、じつに勇気がいるですねー。戦前なら大和朝廷の反逆の徒ちゆうて、石ば投げられたもんですたい。

投稿: ひめの | 2007年1月14日 (日) 21時20分

うーん。俺は神を信じているが、成功するために信じるのでもないし、信じたから成功したのではないんじゃないか?
それとやっぱ名乗らんっつーのはおかしな話だな。

投稿: たつたぼっちゃん | 2007年1月16日 (火) 01時06分

>湖蝶さん

 それです。ヒルマン監督のは、京阪電車の社内吊り広告でも見ましたよ。なんか、メディアミックスで攻めてるみたいです。すげー金持ちなんだなー。

>kogaさん、ひめのさん

 おおお、八女率(?)が高いですね。「ヤメリカン」っていうんですか? なんか、文化人類学とかで言う Acirema 族(カリメア族)みたいですね。

>たつたぼっちゃんさん

 そのあたりはけっこうちゃんとしていて、CMでは“信じたから成功した”という論理はないのです。信じたから迷いがなくなり、いまは充実してしあわせであるという論理ですね。久保田早紀バージョンなんかは、むしろバブリーな成功のせいで自分を見失っていたのだが……といったニュアンスです。

>それとやっぱ名乗らんっつーのはおかしな話だな

 まったくそう思います。広告主がわからないほど気色の悪い広告はないですね。

投稿: 冬樹蛉 | 2007年1月18日 (木) 00時34分

「ヤメリカン」という文字で思い出しました。鹿児島本線の車窓から八女近辺の田んぼに"Welcome to USA!"って看板が見えませんでしたっけ。宇佐だと日豊本線だから記憶間違いですかねー?

投稿: とも | 2007年1月18日 (木) 02時27分

へえ。それでおもいだしたじょ。笑
いえ、例によって連句的展開。宇佐って横光利一の父方の里なんですじゃ。旅愁、読んでみてん。目からうろこがごろん。ヤシロさんが古神道のあたらしさを独白みたいにして説明するとこ!こいつわかってるやんちおもうばいねえ。
さいごに。ともしゃん。それどこらへん。
USA、八幡社の総本社があるよね。りーち。

投稿: ひめの | 2007年1月18日 (木) 06時59分

>ともさん、ひめのさん

 むかし、横田順彌さんのハチャハチャSFに、ウサギの姿したウサ星人だかが出てきて、ご丁寧にも身体に「USA」なんて書いてあるわけです。それを見た女の子、「きっとアメリカの宇宙人なのよ」

投稿: 冬樹蛉 | 2007年1月21日 (日) 00時56分

確か、豊田有恒氏の短編だったと思うけど。宇佐工場で作っている品に「maid in usa」と表記したらアメリカが文句つけてきて、それに対して宇佐市が「たかだか200年の歴史しかないガキ国家が、確認されてるだけでも1300年の歴史がある宇佐に文句つけよーってのかい」とやりこめる話があったなぁ。そのあと、やっぱり古い歴史がある鳥取県羽合町の工場で作られた製品が「meid in Hawai」と表記されていて……というオチなのですが、羽合町は2004年に合併して名前が変わってしまったそうです。残念。

投稿: クレイン | 2007年1月21日 (日) 19時04分

みなさん、どげんでんよかこつばっかりしっとらっしゃるとですねえ。いやあまいりました。
ところで。と急に八頭身にもどる。
中学校の英語の教科書には教科書ガイドってあるじゃろ。あれいつの間にかカタカナ英語完全武装化宣言しとる。こんな感じ。ミルクはみうくっ、マインはマインヌ、ロデオはウロウディオウ、メニィはメネィ、ジャストはヂュアスト。ね。こらたまげた。そげんこつなら、初めからそうしてくれちいいたい。それと、なのりをあげるとき、やあっと姓名の順になりましたねえ。ひずねいみずこまざわじゅん、ってな感じです。

投稿: ひめの | 2007年1月21日 (日) 19時47分

>クレインさん

 歴史ある名前が、どんどんしょーもない名前になってゆきますねえ……。

>ひめのさん

 どげんでんよかこつばっかり知っとらっしゃるのがヲタクというもんですたい。なんでんかんでん、がんばらんば。

投稿: 冬樹蛉 | 2007年1月22日 (月) 23時03分

「パワー・フォー・リビングの正体」について、信頼できそうな情報がのっているサイトをみつけました。
はちことぼぼるの日記 http://d.hatena.ne.jp/mmesachi/ の07.1.10、07.1.12、07.1.13、と07.1.15 です。
このサイトの主は、中村昇、佐知夫妻。中村昇氏はシカゴ在住の日本人で、シカゴ大学の地球物理学者です。

投稿: オリーブの花 | 2007年1月24日 (水) 06時03分

>オリーブの花さん

 信頼できそうな情報かどうかは、判断材料が少ないので不明ですが、ウェブで調べられることはよく調べていらっしゃるようですね。なにより、キリスト教徒の人があの広告をどう思うのかのサンプルとして、非常に興味深いご意見だと思います。

投稿: 冬樹蛉 | 2007年1月25日 (木) 00時33分

 はじめまして、ゼラニウムと申します。私はクリスチャンでプロテスタントの教会に通っています。
 power for living に関してですが、アーサーS.デモス財団は決して怪しい団体ではないようです。ヒルマン監督やm-floのVERBALさんはとても熱心なクリスチャンとして知られています。そんな彼らが宣伝に出ているのですから、危ない宗教ではなく、キリスト教の宣教団体です。あくまで宣教団体ですから、アーサーS.デモス財団特有の宗教儀式があるわけでも、新興宗教染みたものでもありません。
 読んでみるのも悪くないと思いますよ(^-^)
 キリスト教的な思想が世界の情勢理解などにつながることもあるし、一般教養としても世界のベストセラーの聖書を読んでみるといういい機会になるのでは?と考えています。

 いきなりお邪魔してすみませんでした。

投稿: ゼラニウム | 2007年2月 2日 (金) 18時21分

>ゼラニウムさん

 べつにどなたがCMに出てこようが、それによってかの財団をプラスにもマイナスにも評価しませんが、ただ、ひとつどうしても私にはわからないことがあるのですよ。

 私がもし神の啓示かなにかを受けてですね、万人に知らしめるべき真理を得てそれを冊子にしたとしたら、私は無料冊子を送付するためと言って他人の個人情報など取得したりせずに、ウェブで誰にでもダウンロードできるようにすると思います。また、かの財団ほどの財力があったとしたら、そのウェブサイトをさまざまな媒体をミックスして宣伝しまくるでしょう。なぜ彼らはわざわざ個人情報を取得して、いまの時代に、無料冊子を“郵送”しようとするのか? そこがわからないわけです。さらに、彼らは、“彼らからは冊子の請求者に連絡しない”と言う。だったら、なおさら、なぜ個人情報という、保持にたいへんなコストのかかるものを欲しがるのか? これがまたわからない。結局、彼らは、「個人情報の目的外利用をしますよ」ということを声高に宣伝しているのにも等しいリスクを取っているわけです。不思議なことおびただしい。彼らの言ってることとやってること、奇妙な矛盾があると思いませんか?

>一般教養としても世界のベストセラーの聖書を読んでみるといういい機会になるのでは?

 聖書なら、べつにそこいらで売っていますし、ホテルの枕元のを持って帰ってきたとしても、ホテルは野暮なこと言わないと思いますよ。私はガラにもなくミッション系の大学を出ているので、うちにも King James Version をはじめ、四冊くらいちがうやつがあります。一冊はホテルからパクってきたギデオンです(神よ、許したまえ)。

 えーと、かの財団は、聖書をタダでくれると言っているわけではないですよね。PDFにでもしてウェブでばらまけばすむはずの、あの謎の冊子をタダでくれると言っているだけです。

 私はアーサーS.デモス財団とやらに含むところはなにもないのですが、彼らのやりかたがどうも気に食わないだけなのです。不自然すぎますね。

投稿: 冬樹蛉 | 2007年2月 3日 (土) 04時07分

ふうん。そうなのか。
ところで。息子が借りてきたサッカーの本、名前忘れたのですが海外の有名選手の書いた写真入りの、に某宗教団体がさりげなくでます。これはひじょうに自然です。

投稿: ひめの | 2007年2月 3日 (土) 09時05分

ギデオンの聖書は持って帰ってもらうために置いていると聞いたことがあります。布教のためにより多くの人に聖書に触れる機会を作るためだとか。行為としての矛盾はないように思います。その企画が立ち上がった当時は効率的なやり方だったと思います。
聞いただけですけど。柄にもなくミッション系の高校に在籍していたのでそんな話を聞く機会もありました。
持ち帰りが前提となっているのできっと神は許したもうことでしょう。もちろん、実際に神なる存在があったとして、オレごとき人間風情にその御心を図り知ることなど、できようはずも無いのですが。

投稿: TORI | 2007年2月 6日 (火) 17時16分

ねーねーギデオンちゃなん。レギオンとちがうの。聖書のれぎおんはなぜうみにしずむの。それもぶたといっしょに。かみよ。といれっとぺーぱーじゃないほうのかみよ。われにこそっとおしえてくれ。

投稿: ひめの | 2007年2月 6日 (火) 22時36分

>ひめのさん
ttp://www.gideons-jp.org/index.shtml
(こぴぺして頭にhをつけてください)
こちらが日本国際ギデオン教会というところのサイトです。
オレが言うギデオンはこれのことで、冬樹さんがおっしゃってるのも、おそらくこれです。
「創立以来12億9000万冊をこえる旧新約聖書並びに新約聖書を、ホテル、旅館、病院、刑務所等に配布し、兵士(自衛官)、警察官、学生・生徒、ナース等に贈呈して」きたとのこと。
「ホテルの枕元の(聖書)」はこのギデオン教会がホテルにおいておいたものです。
レギオンは群隊を表す言葉だったかと。元はローマの軍隊のことだったと思います。
ギデオンは勇者だそうですが、オレはまじめな学生だったので「人の言葉に翻訳した神の言葉などに価値はない。価値があるのは人による人の言葉だ」と信じて、あんまり聞いていなかったから詳しくは知りません。

投稿: TORI | 2007年2月 7日 (水) 11時03分

toriさんへ。ありがとうございました。教えてくださって。ギデオン聖書活動は生まれて二百年でしたか。すごい活動ですよね。
聖書でわからないのが、霊の存在。ふつうキリスト者に霊はいるのって聞くと、否定する。でも、お祈りには父と子と精霊の御名においてアーメンと言う。先日お尋ねしたレギオンも、意味的には暗喩みたいで軍団は軍団でも衆愚ってかんじ、悪霊につかれた民衆みたいな。ということははっきり区別している、よい霊悪い霊と。シビアですよね。かとおもえば、親鸞みたいに善人なおもて往生をとぐいはんや悪人をや、みたいなことをキリストがいう。異邦人に対してはきびしい。であれば、われわれは「れぎおん」ということになりはしまいか。自分でもいってることがよくわからんばってん。
豚たちが水をほしがりて落ちてゆく
湖までの距離を愛せり (岡井 隆)

投稿: ひめの | 2007年2月 8日 (木) 19時37分

冬樹さん。杉田玄白からアクセス。タイミングがよかったけん、ここに書かせてくれん。彼は切支丹だったって。くわしくはここばみちゃり↓http://www1.bbiq.jp/genpaku/kirisitan.html

投稿: ひめの | 2007年2月10日 (土) 13時22分

>ひめのさん
>杉田玄白、キリスト教徒説

 うーん、実際はどうなのか、私にはよくわからんですね。そうであっても不思議はないですが。

 当時であれば、西洋の知識に触れている人間であれば、なんらかの形でキリスト教にも触れずにはいられないでしょうから。

 仮に、後世、私を研究するもの好きな人たちが出現したとしたら(出現せんとは思いますが)、私はキリスト教徒だったと考えられる可能性もゼロではないだろうと思います。平均的な日本人よりはずっとキリスト教徒的かもしれないし(笑)。後世の研究者にそう思われないためにも、“敬虔なる無宗教者”だということをもっと宣伝しておかないとな(^_^;)。

投稿: 冬樹蛉 | 2007年2月11日 (日) 02時44分

レギオンに寄附を欠かさない,アンチ福音教会の信者として言いますけど,Power for Living は2001~2002年に Der Spiegel 誌上で「ネオナチ」のレッテルを貼られたカルト教団です.

ちなみに,最近,×××教区の××××が Power for Living に洗脳されて,あちこちのプロテスタント教会へブツを送り付けて,大変に迷惑をしております.うちの牧師も「反面教師として並べておこうか」と冗談を言ってましたよ.

# 沖縄教区問題にしても,部落解放同盟問題にしても,ますます××××解任動議のための材料が集まってきましたな(笑) ちなみに私の本職は Ph.D, M.D. です.近代科学が宗教と対になって発達する際には公害と同様にどうしてもカルトが出て来てしまう皮肉があります.

投稿: kaetzchen | 2007年7月 6日 (金) 17時04分

おっと,レギオンじゃなくてギデオンだった.入力ミスね.

投稿: kaetzchen | 2007年7月 6日 (金) 17時07分

>kaetzchenさん

 個人情報の書き込みはご遠慮ください。管理者権限で伏字にさせていただきました。お身内の宗教団体のごたごたは、お身内でよろしくやってください。

投稿: 冬樹蛉 | 2007年7月 8日 (日) 23時56分

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