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2007年1月30日 (火)

ウンコをするのはおまえだけではない!

 いや、なんちゅうか、それはじつにみみちいことなのだけれどもね、でも、気持ちの問題じゃないかと思うわけよ。

 なんの話かというと、トイレットペーパーの話である。

 むかし、トイレットペーパーと人間存在を深く洞察した「運命」というエッセイを書いたところ、人生の真実を垣間見たと、ごくごく一部の人に激賞されたものだ。なんのことはない、公衆トイレなどでおれはトイレットペーパーの“切れ目”にしばしば遭遇してしまい、新しいロールを装着するという面倒な作業をする羽目になる、くそ、腹立つ、ということをこれでもかこれでもかとぼやいてみただけのものである。

 だが……。

 “切れ目”に遭遇するくらいはなにほどのこともない――と、おれは先日思い知った。

 おれが会社のトイレで用を足して尻を拭こうとすると、なんと、ロールがない。というか、芯だけが残っている。すぐそばに新しいロールが積んであるにもかかわらず、おれの前にウンコをしたやつは、それを装着してゆかなかったのである。なんということだ。尋常な神経ではない。ふつう、自分がちょうど一本使い切ったら、次の人のために新しいロールを装着してから出てゆきませんか? 信じられん。人情も地に落ちたものである。なーにが美しい国だ。

 おれの前にウンコをしたやつだって、いままでの人生で、前の人が装着していってくれた新しいロールの恩恵に与ったことだってあったはずだ。お互いさまというものである。人間はそうやって支えあって、生きて、糞をして、死んでゆくのだ。それともキミには、「ああ、前の人が替えていってくれたんだなあ」とありがたく思うほどの想像力すらなくなってしまっているのか。哀しい。嘆かわしいというよりも、おれはただそんなキミが哀しいぞ。

 なにもこんなことを義務教育で教えろとは言わん。政治が悪いなどと拗ねるつもりもない。ただ……ただ、なんちゅうか、こういうことは親が教えておけ!

 ああ、それにしても、こんなつまらんことを数日間も根に持っているとは、つまるところおれは、ケツの穴が小さいのだろうな。こういうオチだったのか。



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コメント

確かに前の人がロールを装着してなかったり,ロールの芯や包み紙がそのまま置いてあってりするとちょっとむっとしますが,それよりも不思議なのは,ホルダーに装着せずに,台やレバーのところに裸で置いたまま,手でちぎって使用した状態になったままのことが時々あることです。
それも一人だけでなく,明らかに何日も何人もがその状態で使って,だれもホルダーに付けていない。
最近では,「近頃の若い者は,トイレットペーパーのホルダーへの付け方を知らない(出来ない)」のではないかと密かにおもっています。

投稿: そーま | 2007年1月30日 (火) 12時39分

>つまるところおれは、ケツの穴が小さいのだろうな。
ケツの穴が小さいとやはり詰まりますか。
しかし、ケツの穴の小さい云々は侮蔑ですが、
「お前はケツの穴の大きい奴だ」がちっとも褒め言葉のように聞こえないのはなぜなんでしょう?

投稿: ROCKY 江藤 | 2007年1月30日 (火) 19時20分

>「近頃の若い者は,トイレットペーパーのホルダーへの付け方を知らない(出来ない)」
またひとつ、貴重な技術が伝承されないまま失われてゆくのですね……。

投稿: koga | 2007年1月30日 (火) 20時28分

秋ふかし昔は揉んだ新聞紙 貞永まこと
新聞が新聞紙となる雪催ひ 山下整子

そうじゃん。新聞紙を置いたら、それによみふけっていかんよね。は。だれもそげな話はしてない。これまた失礼いたしました。ちゃんちゃん。(植木ひとしかーっ) 
冬樹さん。私にけつのあなのちいさいやつというキレイな表現を教えてくださった国語の先生は、鍬塚聰子先生です。↓きれいな舞妓さんに会える!
http://satokono.littlestar.jp/frame-bbs.htm

投稿: ひめの | 2007年1月30日 (火) 21時36分

おれは、トイレットペーパーを補充しないのより、安いビジネスホテルのトイレなんかで、先端が三角形に折り畳まれているやつが気になりますね。
「本日使用するのはあなたが最初ですよ」というメッセージかもしれんけど(女郎屋の場合はなんとかいう符丁がありますね)、余計なお世話ですわ。
わざわざ畳んであるってことは、その部分「人間の手が触れている」わけで、おれはその部分をちぎってから使用することにしてます。

投稿: 堀 晃 | 2007年1月30日 (火) 21時51分

この間、喫茶店で用を足して尻を拭こうとすると、ロールがありませんでした。
苦労して頭上の戸棚を開けると、なんと空っぽでした。

呆然としました。

投稿: いかなご太郎 | 2007年1月30日 (火) 22時16分

 わわ、品のないタイトルのエントリに反響が大きいと、右ペインの「最近のコメント」のところがものすごいことになりますね。このページに何回「ウンコ」が出てくるんだ(笑)。

>そーまさん

 ひええ、そんなにホルダーに取り付けるのが面倒くさいですかねえ? 誰もが取り付けを先延ばしにして、そのまま一本使い切っていたりしたら、それはそれですごいものがあるかと。

>ROCKY 江藤さん
>「お前はケツの穴の大きい奴だ」がちっとも褒め言葉のように聞こえない

 た、たしかに(^_^;)。なんだか、ケツの穴の小さいやつよりも実用的にタチが悪そうな感じすらします。

>kogaさん

 今年から団塊の世代が退職してゆきますので、ホルダーにトイレットペーパーを取り付けるという熟練の技も、うまく伝わらないままになってしまうのかもしれません。

>ひめのさん

 「昔は揉んだ新聞紙」ってのがいいですね。というか、いまのトイレットペーパーだって、よっぽど上等のやつ以外は私は一応揉みます。

>堀晃さん
>先端が三角形に折り畳まれているやつが気になりますね

 あっ、それは私も気になります。“本日最初”でないのがあきらかなのに三角に折ってあるやつなんかは、ものすごく気になります。「おれの前のやつは、ケツ拭いた手でわざわざ折り紙をしとったんか。ご苦労なこっちゃ」と思ってしまいます。結局、私も、そこのところはちぎって捨てますね。資源の無駄かも。

>いかなご太郎さん

 ご、ご愁傷さまです。前の人はひどいですねえ。自分が全部使い切ったのなら、次の人のために取り付けておこうとさえ思ってくれれば、戸棚の備蓄が切れているのもわかったはずです。お店の人に声をかけて店を出るくらいのことがなんでできんのか。そんなやつは新幹線のトイレで紙がまったくなくなる状態を体験してしまえ!

投稿: 冬樹蛉 | 2007年1月31日 (水) 01時58分

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