湯桶箱読み?
それにしても、“東国原(ひがしこくばる)”というのは不思議な読みかただ。東村山を「ひがしそんやま」と読んでいるようなものなのだぞ。〈訓・音・訓〉と読んでいるわけだから、さしずめ“湯桶箱読み”とでもいったところである。湯桶箱とはなにか? 知らん。たぶん、湯桶をたくさん持ち運ぶときに使う専用の箱のことだろう。そういうことにしておこう。
ほかに、こんなふうに読む漢字三文字の名前ってあるかなあ? まあ、すぐには思いつかないが、名前なんだから、どういう読みかたもアリなわけで、いろいろあるにはちがいないよね。あ、そういえば、“小比類巻”という姓がありますな。これは〈訓・音・音・訓〉か。不思議だなあ。
| 固定リンク
コメント
かつて宮城の方に原体村と言う地名がありました。「はらたいむら」と読みます。
宮澤賢治の詩「原体剣舞連」(はらたいけんばひれん)の由来となった事で有名です。
投稿: blackdog | 2007年1月28日 (日) 14時04分
>blackdogさん
「はらたいむら」ですか、なるほど「ひがしこくばる」と同じパターンですね。なんか、五千点くらい賭けたくなる名前です。
投稿: 冬樹蛉 | 2007年1月28日 (日) 16時54分
原体は宮城ではなく岩手県江刺郡(当時)の地名です。同県の一戸には姉帯村(あねたいむら)もありました。
投稿: 黄海 | 2007年1月29日 (月) 06時39分
>黄海さま
訂正、有り難う御座います。勉強になりました。
投稿: blackdog | 2007年1月29日 (月) 11時47分
宮澤賢治の原体験は原体村にあった!
投稿: ROCKY | 2007年1月30日 (火) 01時25分
>黄海さん
姉体村ですか。うーむ、ますます不思議だなあ。「あねおび」って読みそうなものですのにね。なにか驚愕の由来でもありそうな……。
>ROCKYさん
原体験は「はらたいじるし」でしょうか。妊婦帯かなんかみたいですね。
投稿: 冬樹蛉 | 2007年1月30日 (火) 02時09分