実相寺昭雄、死す
▼「ウルトラマン」「帝都物語」の実相寺昭雄さん死去 (asahi.com)
http://www.asahi.com/obituaries/update/1130/003.html
テレビの「ウルトラマン」シリーズの演出や映画「帝都物語」などで知られた映画監督の実相寺昭雄(じっそうじ・あきお)さんが29日深夜、死去した。69歳だった。通夜・葬儀の日取りは未定。
東京生まれ。59年、ラジオ東京(現TBS)に入社し、66年の「ウルトラマン」をはじめ、「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」など特撮番組に数多く参加。奇抜な構図や照明を駆使する独自のスタイルで、不可解で不条理なムードあふれる映像を作り上げた。
もしも“あの世”というものがあったなら、手ぐすねひいて待っていた岸田森と佐々木守が、実相寺監督を捕まえているころだろう。もちろん、あちらのスタッフを集めて、「京都買います」をリメイクするためだ。
ちょうど去年のいまごろ、『ウルトラマンマックス』の「狙われない街」に感嘆したばかりだったのに。怪獣とともに育ったおれたちの世代の人々にとっては、特別な存在だったろう。陳腐な台詞だが、「夢をありがとう」と言っておきたい。お疲れさまでした、実相寺監督。
| 固定リンク
コメント
岸田さんは手ぐすねひいてるかもしれないけど、佐々木さんは、今年の2月に行ったばっかりですから。むしろ「おいおい、もう来たのか? シルバー仮面のリメイクはできあがったのか?」とびっくりしながら訊ねそうな気もします。合掌。
投稿: クレイン | 2006年12月 2日 (土) 00時45分
>クレインさん
今年はほんとにウルトラ関係の巨星が次々墜ちて、寂しいかぎりです。
投稿: 冬樹蛉 | 2006年12月 3日 (日) 00時33分