波動砲で撃て!
▼核保有論議:中川氏に発言自粛を要請へ 自民・町村派 (MSN毎日インタラクティブ)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061103k0000m010135000c.html
自民党の中川昭一政調会長が核保有論議に関する発言を繰り返していることに対し、町村派は2日の総会で、中川氏に発言を自粛するよう要請する方針を決めた。連休明けに同派事務総長の中山成彬政調副会長を通して意向を伝える。総会では、森喜朗元首相が「核保有論議はいけない。そういうことを言うべきではないと(中川氏に)言うべきだ」と指摘した。
▼核論議容認発言:共産、社民も麻生外相の罷免要求 (MSN毎日インタラクティブ)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061105k0000m010045000c.html
共産党の志位和夫委員長は4日、東京都内で開かれている「赤旗まつり」で講演し、核保有論議の容認発言をした麻生太郎外相について「内外から厳しい批判があっても発言を繰り返している。どうにも止まらないならやめてもらうしかない」と他の野党と連携して罷免を要求する考えを示した。
おれは日本は絶対に核兵器を作るべきではないと思っているが、論議すらしてはならんという論理は、おれにはさっぱりわからないよ。あんたらは宗教家か? なにか絶対的なタブーがあって、それに触れないように事を進めてゆくから、必修科目の“履修させ漏らし”みたいな問題が起きるのではないか。
ここで麻生氏や中川氏に、僭越ながらアドバイスしたい。「核」と言うから話がややこしくなるのであって、ここはひとつ「日本は波動砲を開発すべきか?」という問題提起にしておいてはどうだろう? あれなら、いわば“時空兵器”であるからして、核とは関係ない。まあ、核エネルギーを使わない兵器であれば、重力波レーザーだろうがかめはめ波だろうが、なんだってかまわないのだが、広く人口に膾炙しており、イメージが掴みやすい波動砲がよかろう。
そうすれば、「核」という言葉にまとわりつくいろいろなしがらみが払拭され、「日本は、圧倒的な破壊力を保有するという国防戦略を採るべきか否か」と、議論のエッセンスがわかりやすく浮かび上がるかもしれない。
明日、麻生氏や中川氏が、「波動砲保有論議を容認する発言」を本気ではじめたとしたら、“核はとにかくタブー”という理由を掲げて言論の自由を圧殺しようとしている人々はどう出るだろうね?
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