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2006年10月22日 (日)

大和言葉のインパクト

 それにしても、「いきものがかり」というのは、じつにいいユニット名だよなあ。初めて聞いたとき、むちゃくちゃインパクトあったよ。なにやらわけのわからん横文字のユニット名が多い中で、きわめて新鮮だ。誰もが小学生や幼稚園児であった時代に引き戻される。かといって、「としょがかり」とかではサマにならない。

 「いきものがかり」というひらかな表記からは、意味領域の暴力的な広がりが感じられる。おれたち日本人の意識の根底に流れる「いきもの」+「かかる」という大和言葉の力、まさにその“コアの意味”が、おのずと深読みをさせてしまうのである。「いきものがかり」の「がかり」は「神がかり」の「がかり」と同じなのだろうか――などと、やたら哲学的なことを考えてしまう。

 あんまりインパクトがあるので、しばらくは、大和言葉のユニット名がうようよ出てくるんじゃないかなあ。



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