Never having to say you are 総理
丸谷才一もどこかで書いていたと記憶しているが、内閣総理大臣を「総理」と略すのは、おれには気色悪くてしかたがない。ニュース番組のキャスターまでが言っているのは、いかがなものかと思う。たしかに、むかしからこの「総理」は使われていたが、辻本清美が「ソーリ、ソーリ、ソーリ、ソーリ!」をやってから、輪をかけてひどくなったような気がしないでもない。どうもあのころから、ちゃんと「首相」という人が減ってきたような気さえするのだ。まあ、「総理」より言いにくいとは思うけどね、おれも。
あなたが新聞記者だったとしてですよ、議場に向かう外務大臣に追いすがり、ICレコーダーを突きつけて「外務、外務! なにかひとこと、外務!」などと呼びかけますか? そんな言いかたが定着してしまったら、相手が高市早苗のときにはどうするのだ、記者諸君?
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コメント
>辻本清美が「ソーリ、ソーリ、ソーリ、ソーリ!」をやってから、
英語圏だったら”PM,PM,PM,PM!”とか言ったんですかねえ。
投稿: ROCKY 江藤 | 2006年10月18日 (水) 02時50分
"Listen...listen,listen."とか"Please, please, please."とか"Say, say, say, say"とか……フォ~~(ああ、なつかし)。
投稿: 冬樹蛉 | 2006年10月24日 (火) 01時44分